イラスト詳細
『永遠の淑女』ベアトリクス
『永遠の淑女』ベアトリクス
詳細設定
玲瓏郷と呼ばれる森の奥、白亜の竜は静かに佇む。
果てへと堕ちた愛する男を想ってか、聖女の庇護の下で生きる愛娘を想ってか。
「…………。」
ふと瞳を閉じれば浮かび上がる、ファミリアーの見る光景。
湖畔の修道院の風景と、そこで多くの家族に囲まれて楽しそうに笑う愛する娘の姿。
彼女の笑顔につられて、つい自分も笑みを浮かべてしまう。
「…………。」
だけど、そこに自分の姿はなく、彼女の前に自分が姿を現す事は許されない。
瞳を開くとそこに映るのは、見慣れた七色の宝玉の光。
「ダンテ……アベリア……。」
白亜の竜……永遠の淑女は、不変たる聖域の中で静かに佇む。
弱き自分を呪うように、罰するように。
挿絵情報
- 設定委託『『永遠の淑女』』