死人めいた肌を持つ男は、故に、希望ヶ浜に足を踏み入れたことがない。

「でもね、ファントムナイトの間は、あの場所にそぐわないものも許容されるんだって！」

幻想の街角、ギルド・ローレットのすぐ傍にあるカフェの、テラス席にて。
男――魔法がかかった今は、狼の姿をしている――は弾む声で言った。

※

以下のシナリオに一緒に遊びに行くことをお約束している方のみ発言可です。

＜Phantom Night2020＞パープルキャンディの魔法
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/4544

ふふ。噂の希望ヶ浜、どんな場所なのかなあ。
普段は行けないからね、すごくすごく楽しみなんだけれど、
ちょっぴり心細いのもあるから、舞と一緒でとっても頼もしくって嬉しいんだ。
いーっぱいありがとう、舞！

あのね、『センタービルのファントムナイトフェス』っていうのがあってね、
出店のお食事も美味しそうなのがいっぱい載ってるし、
あっ、ビルでお買い物とか、展望台もあるんだって！　わああ！

ねえ、舞は何がしたい？
何でも教えてもらえたら嬉しいな！

あとは……ファントムナイトの魔法って、一旦解いても大丈夫なのかなあ？
この姿って、あの街の催しにはちょっぴりだけ不便かもって気もするんだ。
すごく、お気に入りなんだけど……うーん……。