食堂「竈屋」の隅に掛けてあるノート。
いわゆる「お客様の声」みたいなノートであったが、今ではシズヱと客の文通代わりのような部分のあるノートである。
店を閉めた後、このノートに返信を書き込むのが密かな楽しみなのだとか。

（書き込みテンプレ）
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日時：
天気：
名前：
お客様の声：

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(剣客然とした青年が通りがかり、真新しいノートに目を留めて)
へえ、この食堂の交流帖みたいなものかな？(パラパラとめくり)
中が盛況のようだったから、また今度立ち寄らせてもらおうかと思うんだけど。
豆吉も旨い飯が食いたいよな？(と、肩口にいる小猿ににっかりと話しかけ)
(そうして袖口から取り出した筆を手に持ち、達筆な文字でさらりさらりと書いていく)

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日時：二月三日
天気：青天白日
名前：ゲンセイ
お客様の声：店主へ
このお店のオススメのメニューがあったら紹介してくれないだろうか？
(書き付けの隣には目がくりりとした小猿の絵が添えられている)

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