筵の上には、様々な薬やその材料が並ぶ。
端の方では、カピブタとゴリパンジーがブランケットの上でうとうと。
店主と言えば……こちらも、うとうとしているようだ。
どうも暇でしょうがないらしい。

(RPスレッドです。ご自由に遊びに来て下さい。)

（ひょっこり現れる機人）（店先のものを物珍しそうに見て）こんにちは。誰かいますかね？

(はっ、と目を覚まし)はーい、いらっしゃいませっすよ。何かお探しっすか？

（声をかけられると歩みを止めて）
ああ、こんにちはですよ。お邪魔してます。何やら物珍しいものが色々並んでいるので、つい見てしまって、その、特に探してるものはないんですが。

……えっと。甘いものとかないですよね？薬屋さんですよね、ここ。

見てくれるだけでも有難いっすよー。ゆっくりどうぞっす。
（暇を持て余していたのか、凄く嬉しそう）
甘い物っすか？それだったら喉飴とかあるっすよ。

のど飴。ではそれを頂けますかね。おいくらで、何味があるんでしょう。

今の所、桃味があるっすよ。あ、試食してみるっすか？
（透明フィルムに包まれたそれを出して）
ちなみに、このぐらいっす（メモ帳に書いた値段表を見せる。相場より安い）

桃味。僕、桃が好きですよ。今は冬なので飴で味わえるの嬉しいですね。（財布から値段分のお金を出して）3粒ほど頂けますか？

お、桃がお好きっすか。喉にも優しいし、お薦めっすよ。
はーい、毎度ありっす！（3粒取り出して小さな袋に入れ、手渡す）

ありがとうございます（大事そうに懐に入れて）桃が好きというか、季節のフルーツが好きなんですよ。植物の元気を頂いてる感じで。（ふふっと笑って）

季節のフルーツっすね。ふむふむ、そういうのも喉飴の種類に入れても良さそうっす。
（メモしつつ）
植物や薬草は色々な力があるんで、その恵みを受けて薬にするのが僕のポリシーっすよ。

そうそう、季節のフルーツは美味しいんです。元気がもらえる感じで、さっきも言いましたが。フレッシュ！って感じします。
植物や薬草の持つ力はすごいですよね（うんうんと頷き）。自然の持つ力はすごいですよね。あなた……（少しくちごもり）ええっと、あなたのお名前をまだ伺ってませんでした。差し支えなければ。

旬の野菜もそうっすし、フルーツも同じように恵みの力を貰えるって感じでいいっすね！
僕の名前っすか？僕はジル、ジル・チタニイットっす。
えーと、お客さんの名前も聞いて良いっすか？

ですねですね、旬のものと言えばお野菜も。春なんか甘みが増して美味しいんですよね。生命力。
では、ジルさんとお呼びしますね。僕はボドヴィッド・リンドヴァル。長くて呼びづらいかもなのでヴィとお呼び頂ければ、と。

夏だと旬のお野菜で夏バテ乗り切る力を貰えたりするっす！
ボドヴィッドさん……ヴィさんっすね。
改めてよろしくっすよ！

よろしくお願いしますジルさん。（微笑み）
夏野菜も美味しいですね。色鮮やかな野菜をハーブと一緒に煮込んだやつとか。冬も冬で体が温まるものがあるそうで。

え、ハーブと野菜を一緒に煮込んだ料理とかあるんすか？美味しそうっす！
冬だとシチューが真っ先に浮かぶっす。ジャガイモがたくさん入ってるのが好きっすよ。

トマトをですね、ズッキーニやパプリカを切ったやつとローリエやにんにくと煮込んだやつですね。夏野菜煮込み。
冬は冬でシチューが美味しいのです。ホワイトソースもデミグラスも。

その夏野菜煮込み、美味しそうっす！パンと合わせて食べてみたいっすね。
あ、シチューもパンに合うっすね。デミグラスソースのって、茶色いやつっすよね。
あれ僕まだ食べたことないんで気になるっす。

ですね、夏野菜煮込みとパン。ガーリックトーストなんかいいですね。シチューにはバター味の柔らかいパン。ああ、言ってたらお腹すいてきましたね。（言うと腹がぐきゅるると鳴る）……ちょ、ちょっと恥ずかしいですねこれは。（俯き）

(さらに上書きするように大きな腹の根が鳴る)……あ、すんませんっす。
想像したらもの凄く美味しそうな光景だったんで、つい、っす。
だ、大丈夫っす。僕の音の方が大きかったからヴィさんは恥ずかしくないっす！

あ、あう。（鳴るお腹を手で抱える）い、いいえいいえ、こちらこそ。僕もなんでかお腹から音が鳴ってしまいました。……生きている証、なんですかね。お腹鳴るの。

うんうん、生きてる証っすよ。
生きてたら、お腹も空くし美味しいものも食べられるっすから。(力強く頷く)

生きてる証……（お腹に手をやり）そうですね。生きとし生けるものがそうです。どんなにしょんぼりしている時でも、美味しいもの食べてあったかくしてたら、軽いしょんぼりでしたら治りますしね。

そうっすね。適温と食事と水分は大切っす！
というわけで、僕そろそろご飯買いに行くっす。
こっちの方に行くと安いご飯のお店があるからヴィさんにもお薦めっすよ。
（指さした路地の方には、美味しそうな湯気が出ている店が建ち並んでる）

ですね、適度な温度に栄養などは大事ですね。
あっ、そういえばもう結構いい時間でした。僕もお昼を買いに行こうかと。（指さされた方向に目をやる）ああ、いい匂いですね。

(荷物を少し畳み、「ちょっと出てます」の看板を出しながら)
露店の方々もよく利用するみたいだから、お持ち帰りメニューも豊富っす。
僕のお薦めは炒飯弁当っすかね。炒めたご飯山盛りに、おかずもたっぷり
入っていて栄養満点っす。

「安いご飯」と聞きましたが、美味しいからこそ他の方もよく利用されるのでしょうね。楽しみです。
炒飯。あのお米を肉か魚介類と野菜とでサラッて炒めたやつですね。それにおかずがついてくるんですか！（またお腹が鳴る）……あう。

(お腹が鳴ったのを聞き、微笑んで)
それじゃ、一緒に買いに行くっすか？他にもお店案内するっすよ。
(お店を一時離れる準備は完了し、何時でも買いに行けるようだ。)

（ちょっと照れて頭をかいて）あ、はい。行きましょう。案内よろしくお願いします。炒飯楽しみです。

それじゃ行きましょうっす！ご飯は冷めない内に買いに行くのが一番っすから。
（店を離れ、案内するように路地へ行く）

（案内されつつ路地を行く。てくてく）ですね、ご飯は冷めないうちに。（キョロキョロして）この辺はジルさんの所みたいに個人のお店が多いので？

そうっすね。大きな市場とはちょっと品揃えが違うお店が多いっすよ。掘り出し物も時々あるっす。（美味しい匂いがするお店に着いた）ここっすよ！

へぇ。（てくてく）個人の商店ですと大規模店舗にはない、店主の目が光るマニアックな品揃えありそうですね。（立ち止まって）ここですか。なるほど！いい匂いします。

ヴィさんはどれがいいっすか？（メニュー表指さし。色々並んでいる）
僕は炒飯大盛りで唐揚げ弁当にするっす。

（メニューを見る）わ、色々美味しそうなのがありますね。僕も炒飯大盛りで！あとおかずは……肉野菜炒めがあればそれで。（わくわくと楽しみそうに）

頼む物は決まったっすね。肉野菜炒めもお薦めっすよ。
お代は先に支払う形式っす。こっちの出窓の皿に入れたらいいっす。
（ちゃりんちゃりんとお皿にお代を乗せる）

ね、肉野菜炒めも美味しそう。
では炒飯と肉野菜炒めの組み合わせお願いいたしますー。（お代を先払い。お釣りのないように気をつけつつ）（わくわく）

(お代を乗せると、ゴツめの女性の手が出窓の皿を引いていく。そして大声で厨房にオーダーしているのが聞こえたかと思うと、数分後にアツアツの弁当が出てくる)

（出窓から現れた手を見る。アツアツの弁当を受け取るとなんだかうれしそうに）
元気そうですね、厨房の人。なんだかこちらまで元気が出ます。（あちちあちちと言いながら弁当を持ち）

店の方に戻って食べるっすか？椅子は無いっすけど、筵の上に座って食べるのも
なかなか乙な物っすよー（アツアツの弁当を持って自分の店に戻ろうと）

むしろの上で。わ、それもいいですね。どちらにせよ、お弁当がアツアツなうちに食べた方がいいかもですね。

アツアツが一番っすよ。それじゃ戻るっすよー（心なしか早足で自分の店に戻る）

（熱さでもたもたしていたようだ）あっはい！戻りましょう。（あわててついていく）

（〆。ありがとうございました！）