ギルドスレッド スレッドの一部のみを抽出して表示しています。 やっこば 藤園□RP ルーム #2 + □ - 【大号令に続きし者】 カンベエ (p3p007540) [2020-04-27 03:25:08] 春の匂いに支配され足が運ばれた。 暗い家屋の中に、薫香を辿る先の光へ。 陽の白がフラッシュして視界が一瞬染まった。白い視界がゆっくりと鮮やかさを取り戻していった。 紫の花畑。藤の園。 一尺から三尺。葡萄にも似た多様な花房をたわわに付けている。 足は未だ止まらなかった。誘われるように、奥へ、奥へと進んでいく。 ゆらゆらと揺れた。ひらひらと落ちる。地面に引っ張られる紫、青い影が奥に見えた。 ……先客がいたようだ。 袴も着けない着物姿の男はこちらに首だけ振り返って、笑んでから目礼した。 好きにして良いと、取るべきか。 どこまで続いているのだろう。この藤は。他には何か、あるのだろうか。 眺めて行こうか、帰ろうか。-------------------------------------つまり・RPスレ →詳細検索 キーワード キャラクターID 検索する 【闇之雲】 武器商人 (p3p001107) [2020-05-22 09:57:09] ま、我(アタシ)は"そういうもの"、だからね。ひとつ、便利に使っておくれ。(カラカラと笑って、ガスマスクの少女へ細いストローを差し出す) キャラクターを選択してください。 « first ‹ prev 1 next › last » 戻る
暗い家屋の中に、薫香を辿る先の光へ。
陽の白がフラッシュして視界が一瞬染まった。白い視界がゆっくりと鮮やかさを取り戻していった。
紫の花畑。藤の園。
一尺から三尺。葡萄にも似た多様な花房をたわわに付けている。
足は未だ止まらなかった。誘われるように、奥へ、奥へと進んでいく。
ゆらゆらと揺れた。ひらひらと落ちる。地面に引っ張られる紫、青い影が奥に見えた。
……先客がいたようだ。
袴も着けない着物姿の男はこちらに首だけ振り返って、笑んでから目礼した。
好きにして良いと、取るべきか。
どこまで続いているのだろう。この藤は。他には何か、あるのだろうか。
眺めて行こうか、帰ろうか。
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つまり
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