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寂れた占い師の店

【雑談】ダイニング

エントランスからやや進むと、ヴァイオレットの生活スペースに入り込む。
持ち込まれたであろうカセットコンロや辛うじて生きている水道、意外にも几帳面に整えられた調理器具のあるキッチンに隣接するように、ソファとテーブルが無造作に置かれている。

「なんです?占い以外にも何か用事でもあるので?
はぁ、まぁ聞くだけ聞いてあげても構いませんけど、気の利いた回答が返って来るとはくれぐれも思わないで下さいね。
ワタクシ、人の不幸は大好きですが人自体は嫌いなので。
珈琲を飲み干したら素直に帰る事をお勧めしますよ」

そう言ってヴァイオレットは豆から挽いた珈琲を来客に出す。
砂糖やミルクはご自由に。茶請けのような気の利いたものがあるはずないでしょうとは本人の談。


※RP雑談用スレッドです、どなたでもお気軽にご利用下さい。

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君が誰かの不幸を悦ぶ様に
私も知識を得る事に悦びを感じる……
己自身の業や性と言うものからは
中々逃れられないものだからね。
確かにそう言った点で私達は似たもの同士かな?

それは確かに道理だね。
私だって人から見ればどう見えるのかは分からないが
自分で言わせればただの識りたがりの碌でなしさ。


ふふ、私としては若者の道行きを見守るのも
また興味深くはあるんだが……おっと悪い癖だね。

それにしても良い香りだ。
(湯気と共にふわりと漂うコーヒーの香りにつられて
目を細めながら)

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