ギルドスレッド
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待ち惚けの館
「潰れたら背負って帰ってやるさ」
愛奈が受け取ったのを確認し、少し端の方へ。
片手で持ったステーキ串の1つを愛奈へ差し出した。
「ああ、折角色々出し物が出てるからな。食べ歩きしよう」
既に1本はアルヴァの口に咥えられている。
ステーキ串を受け渡した後は、空いた右手でブドウジュースを受け取ろうとして……どちらがブドウジュースか見分けがつかず迷っている。
愛奈が受け取ったのを確認し、少し端の方へ。
片手で持ったステーキ串の1つを愛奈へ差し出した。
「ああ、折角色々出し物が出てるからな。食べ歩きしよう」
既に1本はアルヴァの口に咥えられている。
ステーキ串を受け渡した後は、空いた右手でブドウジュースを受け取ろうとして……どちらがブドウジュースか見分けがつかず迷っている。
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偶然二人、私用もなかった。
或いは、偶然ではなく狙っていたのかもしれないが……。
兎にも角にも、何もない一日を自分のために欲しいとお願いしたのはアルヴァだし、偶にはと付いていったのは愛奈である。
向かう足は幻想国家中心部。そして、少し特別な日。
【時期】
少々肌寒くなってきた10月の上旬
【幻想国家】
収穫祭、オクトーバーフェスト。
ソーセージやハンバーガー等の出店があり、それを肴にワインとビールを飲み歩くことができる大きなお祭り。