PandoraPartyProject

ギルドスレッド

街角の秘密基地

【雑談】闇市前の広場

闇市は今日も盛況だ。
ごった返した通りには、おもちゃ箱をそのままひっくり返したように、正規の流通ルートには乗らぬ商品が所狭しと並べられている。
無論、多くは取るに足らぬ品で、『これぞ逸品』と声高に喧伝する者は多くが詐欺師だ。
明らかに堅気ではない店主が、恐らくは盗品なのであろう商品を陳列している場面にも出くわす。
それでも人足が途絶えぬのは、そこに『本物』があるからに他ならない。

しかし、夢と野望と欲望が相喰らうこの場所で、『本物』に出くわすためには相応の運と財力が必要であるのも確かで。
ある者は念願叶って喜びに震え、またある者は財も名誉も全て灰に溶けて、虚しく空を見上げる。

これは挑んだイレギュラーズ達の、とある1ページ


■補足説明
・闇市をテーマとした雑談スレッドです。これから闇市へ買い物に向かうところかも知れませんし、その帰り道かも知れません。或いは、偶然に前を通りがかったところ、仕事のために闇市に向かうところかも。
・絡むも絡まないも自由、ぽつっと呟くだけでも構いません。利用方法はご随意に。

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…………(広場のベンチに座り、抜け殻のようになって虚空を見つめている。手には袋いっぱいのガラクタが詰め込まれている。どう考えても値打ち物ではない)
どうしたレディ、大丈夫か?
夕飯代なら代わりに出してもいいぜ。
(そう声をかける小柄な少年の手にしている闇市らしき袋には、安物の剣等と、ひとつの大きめの銃が頭を出していた。)
(サンディの姿に気付き顔を上げる。闇市で安物を掴まされた仲間かと思えば、手にしているのはかなりの値打ち物であろう銃。ヴァレーリヤは自嘲気味に笑みをこぼした)

……フッ、笑いに来たのね。敗北者たるこの私を。
いいわ、存分に笑いなさいな。
闇市にすべてを注ぎ込み、次のお給金まで雑草とクズイモで過ごす事になった女の末路、さぞ滑稽に見えるでしょうね。
でも見ていなさい。仲間なんて居なくても、いつか私は……えっ、奢ってくれるの?
やはり持つべきものは気前のいい仲間ね!
それで、「今日は」何を奢ってくれるのかしら?
(先程までの態度を180度反転させ、たかる気満々の笑みを浮かべて立ち上がった)
あ、いや、そういうつもりじゃ…俺はただ…(予想外のヘビーな反応に戸惑う……間に、状況は変わっている)
ってあれ?あ、ああ。まー肉でも食おうかと思ってたところだが、希望あんなら聞こうかな。
(『今日は』、ってのは引っかかったが。まぁ、悪くてもこの銃の売値の3分の1位で済むだろう。)
エールとソーセージ!エールとソーセージを希望しますの!
付け合わせにポテトも付けて下さいまし!
嗚呼、エールの豊かな香りにスッキリとした喉ごし、そしてその豊かさに華を添えるしっかりとした味のソーセージ。想像するだけで胸が高鳴りますわー。

……ここまで言って思ったのだけれど、サンディはお酒飲めるのかしら。
お肉料理メインにする?(分厚いステーキを想像しつつ)
どーなんだろな。トシなんて数えてねぇんだが、それを言ったらどいつもこいつも出してくれねーんだよな。ま、でも俺にエールが出て来ねーとしても大した問題じゃねーさ。

しっかし、よっぽど好きなんだな。
母国の料理とかなのか?
えっ、ちょっと本当に数えていないの?
ううん、そうなると困りましたわね。私だけ飲むわけにはいかないし。
サンディの実際未成年な可能性がある以上は飲ませるわけに……実年齢はさておき、社会勉強として飲んでしまうというのはどうかしら?
ほら、世の中何があるか分からないし。お酒の味がわからないと倒せないモンスターが居る可能性も決してゼロでは……(飲みたさ満載の瞳)
ふっふー、大好きでしてよ!
口に含めばじゅわっと肉汁と香ばしい匂いが溢れてきて、病みつきになりますの。
鉄帝国南部で有名な料理で、私は北部の出身だから故郷の料理と呼べるかは微妙なラインだけれど、そうね、母国の料理ではあるわね。
日持ちもするから、お土産にもいい感じかも知れませんわー!サンディは幻想の出身だったかしら?
まーまー、酒を出してもらえねぇだけで酒場はよく行くからな。その辺は気にしなくても大丈夫だぜ。人が飲んでるところってのも面白いしな。
モンスターはこう、どっちかっていうと、酔ったところを襲われて退治されたモンスターのが多そうだが。
うわぁ、聞くだけでうまそうだ。
日持ちするってのも中々すげぇや。
そいつで決まりだな……!

ん?ああ、俺は幻想生まれの幻想育ちだぜ!……まぁ、言っても王都や大都市に長かったわけじゃねーからちょっとあれだが。
(酔ったところを退治されたモンスターのほうが多いと言われ)
う゛っ、それは確かに!
いやでもそれはあくまで一般論と言うか……えっ、良いの?
そう言ってくれるなら、お言葉に甘えるけれど。
まあ、酒場でもご飯は出るから、平気と言えば平気なのかしら。
あら、意外ですわね。
都会慣れしていそうだから、てっきり王都か大都市の出身かと思っていたのだけれど。
ちょっと待って、当てるから。んー……王都ではないとすると、海側の、傭兵寄り!でどうかしら?
こーゆーのはどーせなら楽しそうなのが一番だ。まぁ、燃える石みたいに料理がマズい店だとちょっとアレだが。

惜しい……!ラサ寄りだが、山寄りの方だと思うぜ。多分な。
まーなんだかんだ召喚されて王都に居座り始めてから二年、だいたいの裏路地とかコツは掴んださ。旅人の風貌とかにも慣れたしな。
ふふ、実際に行ったり食べたりしたことはないのだけれど、あそこ有名ですわよね。
ご飯の味が酷くても営業が続いているのは、店主さんの人柄のなせるわざ、なのかしら。
あるいはひょっとしてもしかして、ごく一部にあの味の熱狂的なファンが居たりして。
サンディは行ったことありますの?
ラサ寄りの山側ということは、サリューとバルツァーレク領の間くらいかしら。

(じろじろと身なりを見る。赤頭巾を被って、鼻歌交じりに木の実や山菜を収穫するサンディを想像する。首をかしげる。)

うーん、言われてみれば山っぽい……かも。
王都に居座り始めて二年ということは、里帰りはしていないのね。
故郷に戻る気はありませんの?
もちろん、行ったことあるぜ。
マスターの人柄?ってのはあるだろーな。
愛想は別によくねえが、常連がすげー個性的ってか他でみないっていうか。
鉄帝の騎士様がいたと思えば、妖怪どころか10割ゴブリンみたいな奴もいるし。
ともかく、眺めるだけでも飽きは来ねえところだぜ。メシはダメだが。
多分そうなるな。あんまり兵士を出したりしてねー気がするから、
ぎりぎりでバルツァーレク領か空白地帯だったか、じゃねーかな。

今更戻ったところで、あそこにゃ何も残っちゃいねーさ。
金や食いモンは当然だし、まぁ忘れられてるまであるんじゃねーかな。
ふうん。思ったより色々な人が常連になっているのね。
貴方にとっては、ご飯を食べには行きたくないけれど、情報収集にはうってつけの場所、といったところかしら?

でも何度も繰り返すということは、そこのご飯、よっぽど美味しくないのね……。
さっき闇市で、燃える石のお弁当をもらったのだけれど、やっぱり手放したほうが良いのかしら。
(不穏な雰囲気を放つ手元の袋へと目をやる)
……要る?
サンディって、あまり物事に執着しない性質ですのね。
ラサ寄りの山側の人は、みんなそんな感じなのかしら。
私だったら、昔住んでいたあの場所のあのお店のピロシキをもう一回食べたいな―とか、あそこで見た景色綺麗だったなーとか、少し住んでいただけの場所でも色々と未練が湧いてきてしまうものだけれど。
大体そんな感じだがまあ、情報収集ってほど大した話じゃねーさ。

……いらねーよ!なんで出回ってんだあんなもん!
ラサの商人達はこう、1~2年で一旦戻ってくるイメージはあるぜ。まぁああいうのが近くに多いと旅に憧れるガキは多そうだが。

まーあれだ。ほら、しつこい男は嫌われるって言うからな。
……や、実のところは未練が全くないわけじゃねぇ。ねぇが、こう、今ここで里帰りしたら多分こう、またあの町からずっと出られなくなるような気がしてな。ま、レオンに追放されたら逃げ帰るしかねぇんだが。

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