内戦が幾度となく繰り返すのは、それが単なる利害の対立ではなく、その国が抱える構造的な矛盾によって生み出されているからだ。
内戦がしばしば凄惨な結末を迎えるのは、対立する願いと祈りを、怒りや嘆きや後悔といった感情が突き動かしているからだ。
そして、内戦がひときわ悲惨なのは、昨日までの隣人が、友が、家族が、敵味方に分かれて殺し合うことになるからだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ーーーーーーある混沌の史書より抜粋


１．目的
スチールグラードを中心に内戦を『偶発的』に発生させることにより、旧ウィーザルでの戦い（『詳細は、【鉄帝国包囲網】海路同盟』（https://rev1.reversion.jp/guild/827/thread/13928）を参照）を有利に運ぶこと。


２．方法
スチールグラードを中心に内戦を発生させることにより、以下の事項を実現する。

　→　内戦を発生させることにより、鉄帝が軍事力および補給物資を分散させざるを得ない状況を作り、旧ウィーザルでの戦いを有利に運ぶ。
　→　内乱に加わった人々への食料、物資、資金、および武器（以下、食料等）の支援等により混乱を増幅させて、内戦を大規模化および長期化させることにより、鉄帝国内部に分断を作り出し国力を削ぐ。


３．全体の流れ
STEP1：食料供給の逼迫化
鉄帝国への食料禁輸措置により、さらに、秘密裏に食料保管庫や穀倉地帯等への破壊工作を行うことにより、鉄帝国内の食料供給を逼迫させる。
各国は鉄帝国との国境付近に軍隊を派遣することにより、鉄帝側も派兵せざるを得ない状況を作り、鉄帝国内の食料需要を増大させるとともに、食糧生産に割くための人手を奪う。

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STEP2：相互不信の醸成
鉄帝国への食料禁輸がなされた情報を鉄帝国および包囲網に取り込めなかった諸国の商人に流すことにより、食料等の買い占めや売り渋りを促して、鉄帝内の食料等の流通を混乱させると共に、民衆から政府・商人への不信感を煽る。併せて、STEP4にて内乱に加わった民衆や部隊へ供給して内乱の規模を増幅するための食料等を調達し備蓄しておく。
鉄帝に支配されている従属国やクラースナヤ・ズヴェズダーの人員を装って破壊工作をすることにより、旧ウィーザル以外に鉄帝国の意識を集中させると共に、国内の相互不信を煽っておく。

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STEP3：内戦の『偶発的』な発生
予め潜り込ませた間者等により、「軍が、飢えた民衆を尻目に食料等の過剰な備蓄をしている」、「悪徳商人が、値段を吊り上げるために食料等を溜め込んでいる」との噂を流したり、その噂を裏付ける『情報』（偽造でも良い）を漏洩したり、「此処でこうしていても何も変わらない。皇帝陛下に直訴しよう。皇帝陛下なら、きっと分かって下さる」とデモを扇動したりする。
デモが発生次第、鉄帝国軍に紛れ込ませた間者を使って群衆に発砲することにより、或いは、デモに紛れ込ませた間者を使って鉄帝国軍に発砲することによって血を流し、互いに後に引けない状況を作り出すことにより、内戦を発生させる。

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STEP4：内戦による混乱の増幅
幻想や海洋が潜り込ませた間者は、予め調達しておいた食料等を内戦に加わった民衆や部隊に援助したり、予め調達しておいた食料等を納めている場所の情報を『悪徳商人が食料等を集積している秘密倉庫』としてリークして敢えて略奪させたりすること等により、内戦の規模を増幅させて、内戦の鎮圧や沈静化を困難にする。
また、鉄帝国の宰相ヴァイル等が事態の収集に動き始めた場合は、買収による懐柔や暗殺（殺さずとも、重症を負わせて行動不能にするのでも良い）によってその試みを頓挫させる（必要に応じて、STEP1〜3にて実行しても良い）。
併せて、旧ウィーザルや他の従属国、およびそれらの国へ向かっている鉄帝国の軍隊に、スチールグラードが内戦に突入したという情報と、スチールグラードが陥落の危機にあり援軍を求めているとの偽情報を流して、鉄帝国軍を混乱させる。

【関係者】【絡みOK】
幻想の軍人・鉄帝国包囲網の提唱者・テレンツィオ

https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?keywords=%E5%90%8D%E5%89%8D%EF%BC%9A%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A3%E3%82%AA&chara_id=