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未来超仰天実験室

未来人作業室の日常ピックアップ

堆い木製の荷箱が迷宮の壁の如く聳える倉庫内。
その一画には、砂利で舗装された足元に敷かれたブルーシート。
最低限の家具とよくわからないガラクタが我が物顔で領有権を主張している。
女っ気はない。かけらもない。
だってしょうがないじゃない未来人だもの。

【概要】
・未来人の作業スペースです
・来客は好きにせえや畜生がっ!!

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(なるほど。
今までのアプローチを間違っていたのは、どうやら我の方だったか。
内心、クレマァダはそう想った。
相手を“人だと思って話していた”。
違う。
“これ”は、“そういう機能”だ。
“それ”が、何の因果か人の顔と人の生理現象を持って生まれて来てしまったものだ。
そう――我が半身のように。
姉は歌だった。
歌だったから、歌で意志を伝えた。
我が、歌を人にした。
なら、これには何で意志を伝えればよい。
さしあたっては――因数分解か)

うん。
……瞑想に近い状態じゃな。
興奮は、雑多な情報を全てその身に受ける。濁流の中で、己の求めるものことを拾い上げるのはとても難しいことじゃ。
じゃから、瞑想をする。
モスカでは、武術でも音楽でも、魔術でも祈祷でも、まずは己を零にするべく努めるところから始める。
五感を閉じ、思念を閉じ、ただ意念にてその身を導く。
さすれば、夢想の果てに我(カタラァナ)の音楽の、その一端に触れることも出来得るじゃろう。技術ではなく、心という意味ではな。
まさか、独力で瞬間とはいえそこまで至れるとは驚きじゃが。

……しかしそれは、大変な集中を必要とする行為じゃ。
よくないというのは、それじゃ。
戻ってこれなくなる。
いや、それだけならよい。
そのままでは、想念は色あせて行く。
なぜか? 自明のことじゃ。
己のすべて、余計なものを閉じる――言い換えれば、そこに至るにあたって、己の持ちうる全てをそこに注ぎ込むということ。
閉じるばかりでは力は衰え、思い出は色褪せ、燿きは地に落ちる。

求めれども、求めてはならぬ。
一瞬そこに触れたならば……またそこに触れるようにならねばならぬのじゃ。
また、戻ってこられれば、またそこには……きっと、カタラァナが居る。

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