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未来超仰天実験室

four of a kind

●あらすじ
キミ達はそれぞれの理由でローレットを訪れた。
キミ達はそれぞれの事情で時間を持て余している。
キミ達はそれぞれの思惑でもってカード遊びに興じるだろう。

●今回のカードの特徴
それは高価そうに見える。
それは色付き硝子のように薄く透通っているが、裏の模様を見透かせない。
それは『語り手』の敗北を検知すると曇ってしまう。
それは『聞き手』の敗北を検知すると淡く輝く。
それは誰かが勝利すると、全てのカードが勝者の手元で束になる。

●ルールへのリンク
https://rev1.reversion.jp/guild/818/thread/14878

●特別ルール:カード指定
自PCが引くカードを、乱数に頼らずPL自ら指定してよい。
これは各PLごとにゲーム中1回まで使用できる。

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(………いや、実のところ。
 全員に指摘を強いる段階で勝ち筋は十分にあるのだ。
 あとはどこに罠を仕込み、どうやって踏ませるかである。

 例えば、朋子と大地。この2名は常識的で良識的なほうだ。
 朋子は挑発に乗せやすくゲームを積極的に楽しもうとする。
 大地はやや慎重であるが、赤羽の存在もあって意見交換を積極的に行うだろう。
 露骨な難解さを帯びた釣り餌で誘導できればいいが。

 ゲーム的に警戒すべきは赤羽。
 ルール確認と周知の徹底を行う用心深さは油断し難い。
 前のゲームで話した『真実』の傾向からの推察も織り交ぜてくるだろう。
 恐らくは指摘とはまた別に『質問』1回を行使しつつ、こちらの粗をあぶりだそうとする。
 こちらは好奇心で意識を逸らすべきか?

 そして百合子だ。
 以前のゲームで立場は逆だが似たようなことをやって見せたのがどう響くか。
 少なくとも思考の導線は見せてしまった。一手分経験の有利が出ているだろうか。
 こいつに関しては仕込みが機能するかどうかによる。



 ……つまり勝てるということだ。)

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