――汝。罪、穢れを清め給へ。

豊穣。高天京からとおく離れた、辺境の山村にてタイムとアイラは、其の村に住まう者より異様な歓待を受ける。
「さぁさ、よく食べてお眠り」
「『外』から客が来るなんて久しいから」
と。其の村が行ったのは黄泉戸喫。彼らから貰ったものを口にしたが最後、彼らを倒すまでは帰ることも叶わない。
高天京へは二度と帰さぬ。そして、我らが神の供物と為れ――

生きる為に供物が必要だ。
生きる為に、贄が必要だ。
其れは外部より齎された命でなくてはならない。
其の村は侵されていた。
『神』を名乗る、何者かによって。

＊
テーマは黄泉戸喫。
戦闘モノ。傾向はシリアス、心情重視です。
豊穣の辺境にて行われる神社の儀式の供物には、村の外より訪れる人物が必要でした。
其れは刷り込みでもあり洗脳でもあります。罪のない人を殺してきた村人や、彼らの崇める『神』を倒し、生きて帰りましょう。

アドリブアレンジ歓迎です。
ご検討いただければ幸いです。

（五文字減らして頼むぞって顔）