つちくれのなかへと消え去った、いのちのきらめき。
「……なあ、最後まで、ちゃんと見届けられたか？」
問いかけに答えて欲しかった、貴方はもう、

『「おじいちゃん」と声が聞こえた。
　視線を遣った先には、食い散らかされた肉と骨が転がるだけだった。』
『寂しがりのラナンキュラス、無口で優しいデルフィニウム、いつも一緒のニゲラとアネモネ。
　皆が、皆が、死んでしまった。今なおこうして無力な私をあざ笑う獣たちによって。』
『枯れ萎びた老人を食らうことなく、獣たちは私を切り裂き去っていった。
　嗚呼、憎むべきは奴らなのか。或いは無力なまま死に瀕しているこの私自身なのか』
『彼ら、彼女らの仇を取ってやりたい。叶うのなら、皆で暮らしていたあの頃にも戻りたい。
　若し仮に、この末期の手紙を読む人がいるのなら、私は――――――』

あなたの弔いを、もう一度。

◆
昨日の決戦の依頼より、ご老人の物語を追いに来ました
ご検討宜しくお願いします

募集人数：未定
GM様：田辺正彦様
（https://rev1.reversion.jp/scenario/profile/472）

＊参加メンバー（敬称略）
アイラ・ディアグレイス（p3p006523）
レイチェル＝ヨハンナ＝ベルンシュタイン（p3p000394）