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はぐるま王国
(もぐもぐ。にこにこにこ)
(普段の鹿はあまり好んで食べることがない串焼き、今のさかしま鹿にはたいへん美味なごちそうのようで)
(ほんとうにおいひいわねえ!と、頷き頷き、幸せそうにたくさんの同意を繰り返している)
ええ。ええ。出会える、こんなに素敵なこと、普段はなかなかないことだものね。
おばけ、気前がいいのかもしれないわ!
(もぐもぐもぐ。未だ食ってた鹿)
(けれど、娘さんがほんのり元気なさげに見えたものだから)
(慌てて口の中のおいしい味を飲み込むと)
(そわそわ、どうしようか考えた後、おばけぬいぐるみを掲げた)
(そして始まるへたくそな腹話術、おばけぬいぐるが言うことには)
『すがたも、なかみも、かわるかんじ、わかるよお!ぎあはーと』
『まほうのよる、おわると、まほう、きえちゃう。けれど!』
『きみがきえちゃうわけでは、ないでしょお!ぎあはーと』
『なあに!ポシェティケトは、幸運のさかしま《鹿》だよお!』
『きみのにおい、鹿だから、もうおぼえてる!』
『だから!』
(ぬいぐるみのうしろからはにかむ鹿)
……だから、大丈夫だとおもうの、ワタシ。
この夜が終わったら、白い鹿を探して。それがさかしま鹿の、さかしまだから。
(普段の鹿はあまり好んで食べることがない串焼き、今のさかしま鹿にはたいへん美味なごちそうのようで)
(ほんとうにおいひいわねえ!と、頷き頷き、幸せそうにたくさんの同意を繰り返している)
ええ。ええ。出会える、こんなに素敵なこと、普段はなかなかないことだものね。
おばけ、気前がいいのかもしれないわ!
(もぐもぐもぐ。未だ食ってた鹿)
(けれど、娘さんがほんのり元気なさげに見えたものだから)
(慌てて口の中のおいしい味を飲み込むと)
(そわそわ、どうしようか考えた後、おばけぬいぐるみを掲げた)
(そして始まるへたくそな腹話術、おばけぬいぐるが言うことには)
『すがたも、なかみも、かわるかんじ、わかるよお!ぎあはーと』
『まほうのよる、おわると、まほう、きえちゃう。けれど!』
『きみがきえちゃうわけでは、ないでしょお!ぎあはーと』
『なあに!ポシェティケトは、幸運のさかしま《鹿》だよお!』
『きみのにおい、鹿だから、もうおぼえてる!』
『だから!』
(ぬいぐるみのうしろからはにかむ鹿)
……だから、大丈夫だとおもうの、ワタシ。
この夜が終わったら、白い鹿を探して。それがさかしま鹿の、さかしまだから。
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望んだ姿に変身できる、魔法の数日間。
……おじいさんの生涯を込めて作り上げられた、人形のからだ。
はじめは、僅かの間とはいえ、それを捨て去ることに罪悪感があったけれど。
でも。
大事な友達は、自分を、「人間のようだ」と言ってくれた。
からだは人形でも、人間らしいこころを育みつつあるのだと。
それならば、ああ。
……少しだけ。皆と同じ視点に、憧れてみたい。
おじいさんは、人間を嫌っていたけれど。
でも、おじいさんだって、人間だったから。
生みの親と同じ存在になれるのは、きっと、幸せなことでしょう?
――今しばらくの間だけ。
「はぐるま姫」は、幻想に暮らす、一人の名もなき村娘。
お姫様の肩書きを捨て、見える世界は、さてはて如何なるものでしょう。
【概要】
幻想の町、収穫祭のとある夜を舞台に
1対1でのRPを行うスレ。
先着一名。
知り合い、通りすがり、どなたでもご遠慮なく。
【はぐるま姫の変身について】
ほんの数日の間だけ、人形の姫君は、人間の少女の姿となってます。
「村娘」として収穫祭に賑わう町を巡る彼女と
・具体的な外見情報
外見年齢は13〜14歳ほどの少女。身長140cm程度。
容姿は人形の頃に似て美しいけれど
肌の色に少し血色が宿り、瞳も宝石ならず、人間のそれ。
からだの球体関節もなくなっています。
【期間】
合計30〜40レス程度を目安に。
収穫祭の期間が過ぎても、本スレの時間軸は変わりません。