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はぐるま王国

追想 - お茶会へ至る物語

生んでくれて、ありがとう。
わたしがついに伝えられなかった言葉を、あの子たちは伝えて。
名も知らぬ人形師は、命を絶った。
穏やかな表情で、「別の世界」へと、旅立っていった。

わからなかった。
どうして、彼がついには命を絶つに至ったのか。
わたしが言葉を伝えたことは、正しかったのか。

どうして胸の奥が、こんなに、空虚なのか。

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(――おじいさんは、ある日突然、倒れました。)
(苦しそうに唸り、口から泡を吹いて。やがて、動かなくなりました。)
(それがどういう「発作」だったのか、今はまだ知らないお姫様ですけれど)
(思い返せば、おじいさんもやはり、幸せな表情で旅立ってはいなかったのです。)

(先の人形師の死と、おじいさんの死を、重ね合わせると)
(やはり歯車が、きりきりと、鳴って。)

(おじいさんは、もしかしたら)
(「別の世界」になんて、行けなかったのではないかと。)

(こころのどこかで、別の世界へ行ったなら、きっとまた会えるわと謳っていた自分は)
(今や、どこの彼岸にも、その姿を見つけられませんでした。)
(だから、考えて、考えて……)
(お姫様は……はぐるま姫は、ようやく気づいたのです)
(おじいさんは、もう、どこにもいなくて。二度と、会うことはできないのだと。)

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