PandoraPartyProject

ギルドスレッド

噴水前の歌広場

広場の隅/F&Cをもりもりたべてます。

別になんということもない、旅人か、あるいは人間種か、海種か、そんな人がじみじみやっているフィッシュアンドチップスの屋台の傍で、もりもりビネガーをかけて貪っているイルカ。
この広場にいるのに歌っていない時は、だいたいこれを食べているとき。


雑談スペースです。
F&Cにはソルトとビネガーをもりもりかけてお召し上がり下さい。
ソースとかケチャップとかマヨなどもありますが、カタラァナは食べません。

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青い空だね。
空は青いと気持ちがよいけれど、でも青ばかりだと目が覚めてしまうよね。

白身魚の揚げたてはたまらないよね、ところで。
ぶよぶよの身がカリッと引き締まるんだけど、へたな人が揚げると余計ぶよっとするんだ。
でもそれも味だよね。
へー。俺的にはどっちも旨いと思うけどな。
こんにちは。
おや。おや。僕以外のお客さんなんて珍しい。
今日はこの広場、あんまり長居する人なんて居ないんだ。不思議だよね。

こんなに天気の良くて、僕の歌もついてくるっていうのに。
そういうのはだいたいこう、忙しいか、懐が寒いか、外が寒いか……
まぁ気温じゃねえかな。日差しはいいんだがピクニックには風が中々冷てぇや。
寒さは……確かにけっこう堪えるものがあるかもね。
水の中とはまた違った寒さ。冬の海よりはいいかな。
ああ、暖まりたいならそこでごはん買っといでよ。
揚げた魚が香ばしいよ。何だったら僕の、味見する?
(そう言うと、紙に包まれていた魚の揚げ物を一つ指でつまんで、はいっと差し出した。
もし食べたのなら、淡白な白身魚のフリットにドバっと酢と塩をかけた大味な味がするだろう)
冬の海ってこれより寒いのか……
良く生きてられるよな。魚とか。

お、いいのか?それじゃ味見させてもらおうかな。
(差し出されたものを受け取り、そのまま口に放り込む)
なるほど……なるほど?何か不思議だな。俺も買ってくるか……
寒さの種類が違う、からかな。
芯まで冷える冷たい水と、外から冷やす冷たい風と、どっちも違う寒さだけれど。……うん、でも冷たい水の方が僕には耐えられるかも。

(サンディが買い物に行くのを眺めて、手元の楽器を爪弾いている。
その手元は何だか、彼の足音を彩るようだった)

そういえば、今日はここに何のごようじ?
そうなのか?芯まで冷えた方が辛そうだけどな。まぁ俺にはどっちもキツいからあれだが。

(なんとなく後押しされたような気になりつつ、フィッシュ&チップスを買って、それをそのまま一口くわえつつ戻ってくる)……あれ?さっきと味が違う?まぁいいか。

何の用事かって言われるとなぁ。なんかそれがうまそうだったからな。……まぁ、聞きたいこともないわけじゃないが。
それ、ただの揚げたやつだもん。
味つけるんだよ、あそこのソースとかで。楽しいよ?
(店先を指差す。案内もなければさりげなく置いてありすぎてむべなるかな。
かなりのイングリッシュスタイル/この世界の住民に察しろというのが難しい話。ごくごくもぐんとポテトの切れ端を飲み込むと、にこりと笑った)

それは光栄なことだね。僕も、貴方にはきっと、興味があるんだ。
歌っていない僕に出遭ったことにも、きっと意味はある。さあ、お話しようよ。まだ、おひさまはずっと高いところだしね。
えっ。あー!ちょっと損したぜ。(しかし今から取りに行くのはちょっと格好悪い気がした)……まあいいか。
……なんか、不思議な言い回しだな。いやまぁ、悪い意味じゃなくてな。
そうだなぁ……じゃあひとつ俺から聞いてみるか。歌って、誰かに習ったのか?
習ったよ。うん、習ったかな。ひとつ、歌を歌えるようにしてもらったよ。
僕はそれしか歌えないんだ。
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そっか、ひとつか……ひとつ?だけ?
あれ?結構違う歌もうたってなかったか?
かたりしものに いみはなく
きこえしものに じつもなく
きっとわれにも しんはなく
ただ ある われの うたこそ あはれ♪

僕が知ってる歌はひとつだけ。教わって、勉強した歌は。

でも、僕はいっぱい歌うからね。うん、一度歌った歌を二度歌うことはほとんどないかな。だから知らない歌ばっかりなんだよ。
うん?……って事はあれか、即興で歌ってるってことになるのか。
よくそんなにスラスラと歌に出来るもんだよな。真似できる気がしねーや。

でもあれなんだな、ひとつだけはあるんだな。
即興なんて聴こえが良すぎて照れちゃうな。好き勝手なだけだよ。
……うん、そう、勝手だし、いっぱい覚えるほど頭もよくないし。
だから、ひとつだけ。これだけは忘れないようにって覚えてる歌。
ゆめみるままに まちいたり。
まぁ、無理やり歌わされてるとかよりは好き勝手歌ってる方がいいんじゃねーかな。教会とかじゃ怒られるのかもしれんが。

「ゆめみるままに まちいたり」、か。
……どういう意味なんだ?
どういうといえば、こういう意味かな。

ふんぐる  むが
くと    る
うが   ふた

つまりええと、  を讃えてその  を   するためn
だから   

あなたも。
……?

あれ、おかしいな。なんか聞き落としたらしい。昨晩はよく寝たはずなんだが
……まぁあれだな。讃美歌みたいな奴なんだな。たぶん。
もうっ、ちゃんと丁寧に歌ったのにー!

でも、そう、そんな感じかな。多分。
僕らはそれをかみさまの歌と思っているんだ。
……或いは僕の歌でもあるけれどね。
わりぃわりぃ。
次の機会にゃちゃんと覚えるからさ。

しっかしどのカミサマも大抵歌が好きだよな。俺もまぁ別に嫌いじゃないが、何かあんのかな。その辺。……ん?「僕の歌」?
巫女さんだからね。
僕しか歌っちゃだめな歌なの。
形式ばるのはあんまり好きじゃないけどさ。
……え、巫女さんだったのか!?
そうか…なんかこう、もっと旅芸人的な職なのかと思ってたぜ。
あなたのひびに いるものは
うえと いかりと かなしみで
わたしのひびに いるものは
まつりと かみと たのしみさ♪

まあ、同じようなものだよね。
芸人だって、巫女だって、神様だって、似たようなものだよ。
いつもはそこにいないもの。
だから、感謝されるもの。
だってそうじゃない?
いつもそこにいたら、きっととても鬱陶しいよ。
……どうだろうな?
まぁ確かに、いつもいたら鬱陶しさは多少はあるだろうけど。
「神様はいつも見守ってくださいます」って語る宣教師はいるし、芸人や巫女だって突然虚空から出てくるもんじゃねぇし。俺としちゃ、日頃からいてくれた方が安心も感謝もしやすいんだよな。
まぁ示せるかってのは別になるかもしれねぇし、俺がそういうのをちゃんと呼んで仕切る立場になったらまた違う見え方にはなるんだろうが。
そう思ってくれているなら、それは作戦勝ちだよ。
いるって思うのと、ほんとに居るのの違い。
お母さんに叱られたことはお母さんがいなくなっても覚えてるでしょ?

……ああ、そうだ。
そういえばさ。次は僕から質問、してもいいかな?
せっかくお話できているんだから。僕だってその権利はあるよね。
作戦勝ち……作戦勝ち?よく分からんがそーゆーもんか。
「おかーさん」も見たことすらねーしな。


わざわざ権利を確認せずとも、何でも聞いてくれて結構だぜ。知らねぇモノとかはまぁあるかもしれねぇが。
ああ、そうなんだ。じゃあ例えが悪かったよね。
んー……一家にひとつ救急箱?
まあいいや。えっとね、聞きたい事っていうのはね。
どんな気持ちだったのかなって。
ろくでなしの大悪党、泣く子も黙るスコルピオン。
囚われ虜囚の三羽烏。
生に縋った二人は星の下へ。
己に忠実な一人は人の下へ。
だから、とっても知りたいんだ。ねえ、どんな気持ちだった?

自分一人だけ、生き残った時、どんな気持ちだったの?
…………。

うーん。やっぱ、皆が見逃してくれる訳じゃねーよな。その点。
先に言っておくと、答えはひとつじゃねぇ。「生き残ったとき」と「他の二人が死んだと知ったとき」じゃ、俺の中では相当のラグがあるんだ。
どっちが「自分一人だけ生き残ったとき」に当たるかは知らねぇ。だから、両方を正直に答えるぜ。
「生き残ったとき」。
正直に言えば、忘れてたさ。そんなん。
そもそも王の元に行っちまった時点で、フギンをいくらあの場で騙せたとしても無駄だって、牢の中で思っちまってたのもある。牢には結局一月位はいたしな。
一人はまぁ最初から幻想への敵意が見えたし、一人はよく分からんが。ローレットの捕虜を助ける依頼に集まった奴らがローレットの捕虜を斬ったんだ、結果はともかく、俺より上手くやる算段があったんだろうよ。

アニキってのは、まずは、自分に報いた奴らの方を向かなきゃいけねぇ。
逆に言えばフギンが俺の最初の条件を飲んだなら、俺はフギンに報いたかもしれねぇ。
そういう意味じゃ、なんだろうな。
最後の最後にババを引かなかった、ってだけの話だよな。
「他の二人が死んだと知ったとき」
……かたや鉄帝出身、かたや旅人だもんな。幻想のスラムで過ごした俺が、クソ野郎相手の交渉や脱獄を指導しなくてどうすんだ、って話だ。
あるいは三人で同じ毒を打たれてれば、誰か一人が解毒剤にありつければ全員助かった可能性もある。または全員牢で済んだりな。

……だから、自身の生還をあんまり喜んじゃいけねぇんだろうな。
所詮、俺は吹けば飛ぶクソ雑魚で。他の何かを踏まなきゃ生きていけない。イレギュラーズになっても、何ら変わっちゃいねーんだ。
『見逃す』だなんて、面白い言い方。僕は咎めてなんかないのに。

貴方はずっと待ってたはずだよ。
話したくて堪らなかったはずだよ。
きっとそうだもん。僕が見てきた人はみんなそうだったから。

悔恨――安堵――自己肯定――自己否定――いずれか、いずれでも、いずれさえも本心じゃあない。
それは語られなければ定まらない話だもん。
そうして初めて、終わるんだ。
僕は終わりは、なるだけ綺麗な方がいい。
だから、僕の質問はまだ終わってないよ。
『その時は知らなかった』
『もし彼が違う選択をしていたら、違った』
『アニキとしては、こうすればよかった』
『自分だけの生還は、きっと間違いだった』

うん、本心だ。
偽らざる、きっと君の。
でも、まだ。
まだきみは、奥底に隠したものを話してないよ。

今。
きみは。
その結末を。
どう思っているの?
――たとえば。

それが、自分が死ななかった喜びであっても。
今、ここにいるのは僕ときみしかいないよ?
……さて、どうだろうな?
自分がどう思ってるか、なんて。自分で分かってるとは限らねぇぜ。外面と内面が分離してたとして、皮を剥がしたら内側には何もなかったなんて珍しくもねぇ。
自分のコンディションが落ちてることに気付かず戦場に出向いて死ぬ兵士なんてのも世の中には腐るほどいるんだ。
何より、時も経っちまったからな。


ま、ゴミくず同然の少年が、砂蠍という巨大な嵐に飲まれた割に、生き延びた。上出来だったんじゃねぇか。
フギンを倒したとか、多くを救えてりゃ、もっとちゃんと達成感なり感慨なりあったんだろうが。生き延びたってだけで喜びに震えるほど、俺の人生は感動的じゃねぇのさ。

俺が即興で歌とか歌えたら。
こういうときの感動を保存したり、再現して伝えたりも出来るのかね。
そういう意味じゃ、ホント羨ましいぜ。芸術家ってやつは。
……いや。やっぱ、ひとつだけ。思い出した、というよりは「生き残った気持ち」ではねーから挙げなかった。というか、まぁ誰にも言うつもりはなかったんだがな。

「死ぬと思っていた」。
「痛かった」。
「怖かった」。
「でも。仲間達はおろか。フギンですら。『俺が震えてる』事には気付かなかった」。

だから、
『おもいだしたくはない』。
『いまも』。

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