PandoraPartyProject

ギルドスレッド

幻想ネバーランド

【第二の扉】ディープシーエリア

海をテーマにしたエリア。
水上を滑るように走るボートや、和洋折衷な街並みがある。

★名物アトラクション『パイレーツ オブ ディープブルー』★

海洋の陽気な海賊の人生を描いたライドボート型のアトラクション。
陸に上がって強奪したり、捕まって牢屋に入れられたり、船上で勝利の宴をしたりしている。

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嗚呼、デートをしたらな。
……やっぱり舐めておくか?キャンディー。
(プリン味のやつを取り出そうとする)

この世界に呼ばれなければ、俺はジャンクのままだったという事だな。
何故俺を殺したのか。その理由を聞かなければ。返答次第によっては再度飼育し、管理する。
……もしかしたら俺は、彼の後を追ってこの世界に来たのかもしれない。
居るのだろう?でなければ俺にあの認識番号を提示できる筈がない。
果たしてこれはデートになりうるのか。……いらねぇってば。
(朽ちて今にも倒れそうな案内板の前に立ちそれを見上げた。)

理由を聞きに行ったらまたもや返り討ちにされましたー。……ってオチになりそうだな。
(「居るのだろう?」そう問われると肩を竦めながら)
今さら俺にそんな質問をするのかよ。ここまで散々、ヤツの話題をしてきただろ。
散歩とは言ってみたが、愛の試練ばりにハードな事になりそうだ。
なにしろこの遊園地はここと入り口のエリア以外は無法地帯だからな。
(案内板には7つのテーマエリアとアトラクションについて書かれているが、どれも血まみれの指で引っ掻いたような跡とか、日焼けで肝心なところが虫食いになっていたりする。
中央のエリアのお城を指差し)
この幻想エリアのお城は絶叫アトラクションらしいな。どう絶叫なのか分からないが。

イレギュラーズは生還の奇跡があると聞いたことがある。無論やすやすと再びやられるために行く訳ではない。俺もここに来て色々な知識を得たからな。……ハニートラップとか。
(案内板から視線を外し、相手の方を見て)
松庭はラッキーだな、あの個体に殺されずに居たのだから。DIE吉を撤回する。
(ハードなことになりそうだ、という相手の話の真意がわからず首を捻るが、なるほど、間近でみたおどろおどろしい案内板を見て納得した)
元テーマパークだったわりにざっと五千人くらい殺されてんじゃねーの、これ。
どーするんだよ。いくのか?絶叫系。

(ハニートラップを“学び”だと称した彼を見てあきれたような表情になる)
殺そうとした相手のハニートラップに引っ掛かるほど間抜けじゃないだろ、あいつも。
……ラッキーというか、たぶんあいつの中での好感度というか信用性が高かっただけだろ。
もしくは、利用価値があるから殺さなかったか。
(一応、他人の思考が読めるからな。
そう付け加えながら自身の服の懐をさぐる。シガレットケースがなくて落ち着かないようだ。)
ここは「エンタメ」というものの墓場だと聞いたが、共に何が眠っているのかはよく分からないな。
ただ、入り口あたりで壊れて動かなくなった着ぐるみアンドロイド達を見ていたら……見捨てられないと思ってしまった。

サーカスで発狂する奴が出る世の中なのだから、遊園地でちょっとエキセントリックな行動に出るおのぼりさんが出ても可笑しくはない。
(少し考えこんで)
今の薄暗い海賊アトラクションより、上手く改装できればお城暮らしが出来るかもしれない。檻のグレードが上がるぞ松庭。

俺は飼育と追尾には長けているが、罠設置は専門外だ。ハニートラップが通用しないのであれば、なにを学べば……。(悲しきかな、この男のハードディスクにはそれ以外の罠プランはないようだった)
確かに松庭は真面目だからな、嘘はつかなそうだし、情報を悪用もしなさそうだ。
(入り口のアンドロイドに自分の未来を重ねたのだろうか。相手の姿を見てそんなことを考える)

普通は遊園地にいってエキセントリックな言動をとるようになったりしねぇから。
(まさか、城のアトラクションに棲み家を変えるつもりか。)
俺は早く帰りたいんだけどなー。
(ちら、ちらっと相手に視線を向ける。無駄だとはわかっているがなんとなく。)

(どうすればいいのか、そうこぼす相手に声をかけようとして黙りこむ。
自分が提案しようとしていることは自分の首を絞めるかもしれない。
“誰か”を裏切ることになるかもしれない。其でも。)
……お前には今、脅しの材料が揃ってんだぜ?折角手にいれたそれを使わないのは勿体ないだろ。
(ぴん、と立てた人差し指を相手に向ける)
一言。「俺はお前の弱味を握っている。」「手を出されたくなければ俺に従え」って言えばいい。
それだけで“真面目で情報を悪用しない正直者の松庭クン”を従わせることが出来るんだぜ、ヴァトー。
まだ使えるパーツもある。組み直せば一体くらいは直せるかもしれない。

そうなのか?しかし普段真面目な人間に限ってハメを外しやすいとアーカイブには……。
(やはり古い資料は嘘がいっぱいかと頭をかいた。
そのままのポーズで、視線を遊園地の看板に向けたまま)
松庭が帰るのなら、ついて行く。
(などとあっさり言葉を返した)

脅しの材料……?
(耳にした助言に最初は驚いて目を丸くした。
紡がれる提案にスッ……と借りていたシガレットケースを取り出した。少しだけ握力をかけて箱を歪めようとしたり)
「俺はお前の弱みを握っている。手を出されたくなければ俺にーー」
従われちゃ困るんだな、これが。
(ふわ、と風に乗せて甘い香りが何処からか二人の方へ漂いはじめるーー)
ここの警備が益々厳重になるわけか、こりゃ簡単には逃げられねぇな。
(まぁ、何がなんでも逃げ出すつもりではあるのだが、至って『そんなこと考えてないですよ』といった風な返事をする)

いや、羽目を外すったって短い一過性のものだろ。そんなに長時間ハイテンションにさせる効果はねぇよ。
(うまく伝えられなかった申し訳なさにも似たそれにこちらも頭をかく)
……ですよねー。
(ついていく、と言われればまるで犬のようだと感じた。もしかすると無意識に口に出ていたかもしれない。)

(穏やかな風にのせて漂ってきた意図的な香りに眉間にシワが寄る。
振り向かないまま声を低くして問う)
……誰だ?
セキュリティが厳重になれば安心して人を放牧できる。松庭が園内で話す相手、増えるかもしれないぞ?
(遊園地暮らし前提でものを言いつつ、漂う香りの方へと視線を滑らせた)
一時的なドーピングのようなものなのだな、人間はよくわからない。
観測限界値を測った方がいいな。今度一緒に遊園地キメよう、松庭。
(まるでヤベー薬キメるような言動でデートに誘う。
滑った視線の先にはパークを照らすためのものであろう古びた街灯。その上に器用に立つ男を見ると、松庭の問いに代わりに答えるように)
……商人だ。
(とだけ。そして自分の身体の違和感に気づく)
腐食している。バッドステータス「猛毒」と認識。
SPO……かかったのはデカい方だけか。これだから『混沌肯定』ってやつは。
(眼鏡のブリッジの中央を静かに押し上げる。
腰の香水瓶を数本引き抜いては手元で弄び)

喜べ黒いの、助けてやるよ。
俺のターゲットはあくまでそっちのアンドロイドだ。
悪いがこれも仕事なんでね……。
誰と話せって言うんだよ。植え込みとかか?
(危ない人物に見られるだろう。いや、こんなところでそんな姿を見られるとしたらそんなとぼけた発言をする目の前の男くらいだが。)
デートの誘いにしてはロマンスに欠ける。勉強してこい、ばーか。

……商人?
(数時間前の“朝食”が思い起こされる。あのときに感じた香りに似ている、と目を細めて)
ヴァトー、手を離せ。俺より上で高みの見物をしてるアレが気にくわない。
叩き落としてやるよ、アイツを。
ロマンス……承知した。情報収集を行おう。成果発表の日を新しいデートの日としてスケジュール調整・タスク化を行う。
(しれっと先の予定を取り付けながらも、自分の損傷を確認する。現れた商人の言葉に静かに見据えて)
聞いている限りだと松庭と同じところからの刺客ではないようだが、今朝食料を売ってくれたのは何のためだ。

……松庭。(言われるがままに絡めていた指を解き、手を離す。意外だったのか僅かに目が見開かれた)
……刺客を飼い始めたアンドロイドも馬鹿だと思ったが、こいつは相当だな。
(松庭の敵対に呆れ混じりの冷めた溜息が溢れ)

仕方ねぇ。俺の香りに酔いなーー……
アンタの魂が焼ききれるまで。
(新たに蓋を開けた香水からスパイシーな香りが漂いはじめる。
匂いの漂う先に魔法陣が展開され、松庭を狙って魔弾が放たれて)
そんな先まで俺は軟禁生活を強いられるのか、俺は。
(言ったのは自分だがさすがに勘弁願いたい。はぁ、とため息をついて)
あぁ、記憶の限り俺とアレは初対面だ。

おい、赤いの。あんた二つくらい勘違いしてんぞ。
まず、俺はこいつに飼われてる訳じゃない。こいつが一方的に俺を監禁してるだけだ。
(言いながらぐっと身を屈める。)
そして、俺はこいつを守ろうとしている訳じゃない。『俺が気にくわない相手とこいつの敵が同じ』なんだ。
(言い終えると同時に真っ直ぐ飛び上がる。翼を広げて、赤い襲撃者よりも上の空間を陣取ろうと)
アングラな仕事に身を置きながら感情的に仕事をするのか、アンタは。
……!
(広がる翼。魔弾をすり抜けもっと高く飛び上がった松庭に舌打ちが零れ)
シューティングゲームでもおっ始めるつもりか?
(等と悪態をつきながら身構え直す)
飼育は生命の期限がきれるまでつづくように法令があった。
(松庭が飛び上がると同時、毒で軋む体で自分も走り出す)
うおおおぉ!
(狙うは赤髪が立っている街灯のポール。ガツッ!!と近術を間近に放ち)
ーーッ!
(ヴァトーの反撃に構えが解かれ)
クソ力めっ……!
(倒れかけるポールを蹴って、近くの屋根へ移ろうと身を傾ける。不慮の事に隙が生まれ)
(支援攻撃に一瞬、驚いたように目を丸くして直ぐに我に返った。)

こんな世の中だ。一人くらいそんな人間がいてもいいだろ
(しれっと自分の行為を正当化させることにした。
「シューティングゲームか?」襲撃者の問いに、おもしろいやつだなぁと感心しながらノってみることにしよう。)
そうだな、上手く避けろよ?
(ぐい、と皮手袋を口に咥えて外せば現れたのは銀の腕輪。パチンと音を立ててそれを外せばワイヤー線と繋がった片一方を相手に投擲した。
……狙うは首。いや、この際手でも足でも構わない。とにかく捕縛するつもりだ。)
狂ってんな……ッ、く!(屋根に着地すると同時に素早く身を引こうとするが間に合いきれず、左足にワイヤーが絡みつく。バランスを崩してしゃがみながら、再び魔弾を繰り出し松庭へ狙いを定めた)
撃ち落としてやるッ……!
褒め言葉として受け取っとくわ。
(まさか上手くいくとは。ワイヤー線の張りを確かめながら真下の襲撃者を見て)
俺はカラスだぜ?カラスが地に墜ちるときは死ぬとき。
それも人知れず、ひっそりって相場が決まってンだよ。
(再び放たれる魔弾に真っ向立ち向かうように相手に急降下。可能ならばそのまま殴りかかろうか)
んなっ!?おい馬鹿、やめーー(水を得た魚のように軽やかな飛行。その体を掠める事なくすれ違っていく魔弾。
こちらにつっ込んでくる相手に向けて魔方陣を展開した時には遅かったーー)
ぐはッツ!!(衝撃を喰らい、屋根に穴が開く。ガラガラと瓦礫と共に室内へ落ちていこうと)
松庭……!
(砂埃で相手が見えず、ひしゃげたポールの横で心配そうに叫ぶ)
(室内。落下してくる瓦礫。それらから赤い襲撃者を庇うように両手、両膝をついて見下ろした。)
……あいつは、こっちに来るまでに時間がかかるだろう。
二人きりで話せる環境がほしかった。手荒い真似をして悪かったな。

……で、お前誰よ?
……!?
(勢いで骨のひとつでも折れる覚悟をしていたが、目を開ければ怪我もない。相手を見上げて眉間に皺を寄せ)
十三に頼まれたんだよ、アンタが捕まってるかもしれねぇから助けて来てくれって。
俺はただの商人だ。(裏の仕事から足は洗ったものの、カジノで負けてこんな依頼を投げられるとは。思い出すと苦い顔になる)
やつが来る前に逃げられんならずらかるぞ!
えっ、まじで援軍だったのかよ。
(しかも助けに来た理由が賭け事に負けた、という事実が見えてしまって何ともいたたまれぬ気持ちになる。)
……んー、逃げ出したいのは山々なんだがなぁ。
人質……人質?盗られてるしなぁ。シガレットケースだけど。
(思考が駆け巡る。)
ここで逃げてもあいつは俺を追ってくると思うんだがそこんとこどう思うよ?赤い襲撃者くん?
死んでたら蘇生させるにも死体は必要だからねぇ、なんて言ってたぜ?
人質だと、お前以外にも捕まってる奴が……ってオイこらニコチン中毒!
(自分の命とどっちが大事なんだと呆れ)
そりゃ、追尾できないように撒くしかねぇだろ。俺の香水で匂いを誤魔化したりはできるし、探知の魔術はまぁ解除しきれると思うぜ。
……あー。
(確かにあの男ならそういうことを言いそうだ。納得していると次なるツッコミを受けて)
ん?シガレットケースの方が大切に決まってンだろ。
……一応いっておくけど中身じゃなくて外身の方な、大切なのは。
(などと一見無駄な注釈をいれた。)

……できるかねぇ、上手く撒くとか。
(少し考えて)ま、やってみる価値はある、か。
つー訳で、エスコートよろしく、赤い襲撃者くん。
松庭、大丈夫か?松庭……!(下の階から取り乱したような声がする。階段を上る音が徐々に部屋へ近づいていたり)
お前まさかシガレットケースがパンドラとかそういう……。
(物音に気付いて気絶したフリをする。小さめの声で)
まぁ見てろって。
(無言で頷き、階下より聞こえる慌てた様子の声の主を何事もなかったかのように迎え入れる)
……おう、遅かったな。
つーか身体大丈夫かよ。こんなことでまた壊れるとか笑えねぇから勘弁してくれよな?
……!
(松庭を見た途端、くしゃっと顔が歪む。泣きそうになりながら相手を抱きしめようとして)
無茶しすぎだ、馬鹿……!
……。
(えぇーっ、ベタ惚れですやん!?なんて気絶したフリしながら胸中でツッコむ)
……っ
(抵抗する間もなく相手の身体に顔が埋もれた)
泣くなよ、みっともねぇな。
無茶じゃねぇと解ってたからやったんだよ。実際、俺は大丈夫だっただろーが。

(なにか言いたげな雰囲気の赤いのに「うるせぇ」と内心悪態をつきながら)
Negative(否定).泣いてなどいない。
オートマタには涙腺がない。
(そう言いながら、相手が生きていることを確かめるようにぎゅっと抱きしめた)
俺の管理下で死ぬ事は許さないぞ、肝に銘じておけ。

……。(暫くしてから落ち着いたのか、ゆっくりと身を離しつつ)そういえば、あの商人はいったい何だったんだ?
あー、はいはい、そうですかー。
(冗談半分に泣きそう泣いてない論争を聞き流して)
……死なねぇから解放してほしいけどなぁ。
(ぽつり、そんな愚痴に似た言葉をこぼした。)

(やや離れた位置で横たわる赤を見て)
……さぁな。たたき起こして見れば案外喋ってくれるんじゃねーの?
松庭、お前も魔性のニンゲンだ。なにかあると、俺のここが締め付けられる。(ぎゅ、と自分の胸を押さえて目を逸らす)

……起こす前に拘束しよう。あの毒性の香水は厄介極まりない。(気絶している今がチャンスだとばかりに晴明へ近づいていき)
ーー。
(接近してきたヴァトーに足を絡め)
悪いが寝技は得意でね。
(捻ってすっころばすと共に取り出した香水瓶の封を切る。途端に辺りへ霧がたち込めはじめ)
(ここまで好意に似た感情を向けてくる相手を見て心のすみっこに罪悪感のような物がうまれたが、それを誤魔化すように視線をそらした。
広がる霧。有害物質が含まれていないかと口を袖で覆う)
な、っ……!?(予想外の事に目を見開きながら、派手にその場へ転倒する)
……ッ!!
(にちゃり。床に肘をついた途端、なにかがくっつく音。とりもちのように粘着質な液体で床に縫いとめられ)
ーー……今だ、走れ!!
(霧の中から出口のある方に駆け出し)
……っ、あぁ!
(短く応え同じく走り出す。)
(しかし原始的だな、とぼんやり思いながら)
ガキの頃悪さしてたのは伊達じゃねぇぜ!ははっ!
シガレットケースの奪還は一度、体制を立て直してから奪いに来よう。奴も流石に逃げた奴がまた来るとは思わないさ。
松庭……?!
(霧の中、僅かに見えたコートの黒色。
伸ばした手は届ききらず、宙を掴む。

ーー…嗚呼、こんな短期間であの男と組んでいたのか。
やはりニンゲンは、よく分からない。

それでもただ、絞り出された声は縋るよう。)
松庭……行くな……。
お前の子供時代って……
(何かを言いかけて、要らないことだと黙った。
背後から発せられた声を聞こえない振りをして、罪悪感に蓋をして走った。)
……。
(二人が去った後、呆然としたまま動かないアンドロイド。
正確には動く必要性が見出せなかった)
そうか……松庭。お前には……助けに来てくれる仲間が居たんだな。
(よかった。そんな呟きが零れる)
(ボディが剥がれてしまわないよう、ゆっくりと身を起こす。ねばつくとりもちを電気で焼き切り、まともに立ち上がれたのは数時間後だ)
……やはり、ついて行ったら迷惑だろうか。
(残されていったものを漁ると、取り上げっぱなしのシガレットケースが指先に触れた)
やはり分析しても体に悪い成分ばかりのものだ。処分した方が――
…………。
(シガレットケースを握りつぶそうとして、松庭の顔が過った。大事そうに手に持ち直し)
探しに行こう。返さなければ。
(ボロボロの体を引きずって何処かへ消えていくーー)

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