PandoraPartyProject

ギルドスレッド

幻想ネバーランド

【誰でも】ささのは さらさら【RP】

閉鎖されている筈の廃遊園地にそれはある。
ひしゃげて大穴のあいたフェンスを潜れば、そこには満天の星空と天高く伸びる七夕竹。
飾りは未だ数えられる程しかなく、廃墟の空気も相まって、物悲しささえ覚えるかもしれない。

それでもアンドロイドは黙々と飾りを作り続ける。吊るした小さな短冊に書いた『人間の夢をたくさん知りたい』を叶えるために。

(/ゆるーいRP場所です。短冊や七夕飾りを飾りながら、楽しくお話ししませんか?
アンドロイドのヴァトーがマイペースにお迎えします。
メタはなしでお願いいたします!)

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……。(黙々と折り紙で輪っか飾りを作っている)
七夕でしたか?ロマンチックで素敵な催しですね。
(煤けた花嫁衣裳を着た女がふらりとやってくる)
……む。(笹に輪飾りを括り付けたところで、声の方へゆっくりと振り向き)
そうだ。七夕……資料を頼りに見よう見真似で試してみているんだが、短冊に願いを書くだけで叶うというのは不思議な行事だな。
必ず叶うと言う訳でも無さそうですがね?
そこはまあ、信じるものはなんとやらと言う奴で。
ご挨拶が遅れましたが、
私は精霊種のメアリー=バーン=ブライドと申します
どうぞメアリーとお呼びくださいませ?
旅人のお兄さん。
そうなのか?……フム。だとすればこれは叶うというより、叶えるための決意表明のようなものか。
(新たに飾りを作ろうと黄色い折り紙を手にする。手元で何やら折ってみるが、不器用らしくひしゃげた謎の生き物が折れた)
俺の名はヴァトー・スコルツェニー。人類を飼育すべく造られたオートマタだ。よろしく。
……精霊種とこうしてゆっくり話すのは初めてだが、華やかな衣を纏っているものなのだな。
そうですね。言葉は力です。口に出さずとも
綴るだけでも意味を持つものですから。
私の様な精霊種も事象と伝承から生まれた訳ですし
小さな願いぐらいは引き寄せてくれるかもしれませんよ?

こう見えて手先は器用な方でして
良ければお手伝いしましょうか?
(ヴァトーの手元を覗きこみつつ)

ええ、素敵でしょう?
花嫁衣裳は乙女の戦闘服ですもの。
(くるりとその場で回ってみせ)
願いにはサイズがあるのか。いい学びに繋がった。
それで、メアリーにはあるのか?小さな願いとやら。

(ひしゃげた嘴に捻じれた身体。おまけに笹へ吊るす時、括る位置が悪かったようで見事に首つり人形と化す)
……ひよこを折ったつもりなのだが。
指が太くて上手くいかないな。細かい作業は、お言葉に甘えて任せよう。
代わりに俺は輪飾りでも。

(カリカリとHDが何か上書くような音がする)
花嫁衣裳は戦闘服……記憶した。
そのように可憐であるならば、確かに魅了効果がありそうだ。
何かお役に立てました様で何よりです。
私ですか?私は叶うのであれば
恋をしてみたいですね。
見ての通りの花嫁ですが生憎と花婿は降りませんので、
まずはお相手を見つけたいなと。

はい、お任せ下さいな。ひよこ…ですか?
こう言う時は鶴等も良いと思いますよ
こんな風に…(手際良く折り鶴を作り)

あら、お上手ですこと。
これでも女ですので
褒められて悪い気はしませんとも。

戦闘服と言うのは比喩だったんですが
ヴァトーさんはひょっとしなくても
ジョークが苦手そうですね。(くすくす)
何気ない会話でも、メアリーと交わす言葉は俺の力になる。前に居た世界とこの無辜なる混沌は随分と勝手が違うから。
(恋。その響きを味わうかのように口にして数度瞳を瞬かせる)
……そうか。自由に相手を選べる世界だったな。その分さがすのは大変そうだが、メアリーならきっと相手が見つかるさ。

嗚呼、ひよこだ。そしてこれはペンギン。
(またもや手元でひしゃげた紙屑もどきが出来上がる。メアリーが作った折り鶴を見ると、おぉと感嘆の声を上げ)
綺麗だ。修練を積めばこのような繊細なものが作れるのか。

戦ったから煤けているのではないのか?
いかにも混沌ジョークは学習中だが、難解なものが多いな……。
ヴァトーさんは随分と大変な世界から来られた様ですね。
私、人の感情を観察したり応援するのも好きなのですが
やっぱり自分でもその感情を経験してみたいですから。

ペン…ギン?ああ、海中を飛ぶ鳥でしたか?
まだ見た事は無いですがこんな見た目をしているんですね?
ちなみに折り鶴も千羽折って連ねると
願いが叶うと言われていますよ。

言葉のあやと言う奴です。
精霊種は事象と伝承が結び付いた時に
生まれる事が多い様なのですが
私の場合は炎(事象)と悲恋のうちに焼死した花嫁(伝承)
が元となっているようなので
こんな見た目になったようです。
(煤けたドレスの端をつまみつつ)
日常を過ごすには笑いも必要ですから
学ぶ事は悪い事ではないと思いますよ。
こちらの世界の方が大変のようにも感じる。何もかもが自由でやる事が多いからな。
実体験に勝るデータはない。その点については俺も同意だ。

俺も現物を見た事はないが、資料から得た情報によると、こういう見た目らしい。
(これが千匹。折鶴をじっと無言で見つめる)
……。……それはかなりの工数が必要だな。メアリーのようにサッと作れるなら話は変わるかもしれないが。

とても哀しい伝承だな……。きっと変える事は出来ないのだろうが、それを引き継いだメアリーが幸せになる事を切に願う。
(ふむ、と少し考えるようなそぶりをして)
ローレットに相談してみるか。あれだけ所属している者が多ければ、ジョークに長けた者がいるかもしれない。
幸い時間ならたっぷりありますから。
経験はこれから沢山積んで行けるでしょう。
色恋の方は…自分次第ですのでどうか分かりませんが。

ペンギンとは中々厳しい見た目をしているんですね
なんだか強そうです。(ヴァトーの作ったペンギン?を見ながら)

真ん中に糸を通してこんな風にして連ねて行く感じですね
(5羽ほど折ると糸を通してみせ)
数人で作業して作る事もあるらしいですよ。

知ってはいても私と彼女(伝承の中の花嫁)は
別人ですから大丈夫ですよ。
ただ、やはり特に色恋沙汰となるとつい
心が燃えてしまうのは出自故の性と言うのでしょう。
ちなみにコメディアンの方は聞いた事がありませんが
道化師の方などはお見かけした事がありますよ?
……。(少し驚いたような表情で目を見開く。すぐに何か考えるように思考を巡らせて)
そういえば、精霊種や幻想種には気が遠くなるほど長く生きる者がいると噂で聞いた。メアリーもそうなのか?

実物のペンギンはもっと、ふわふわしている筈だ。
指が太いせいか、どうにも大味に折れて……、すごいな。
(あっという間に折れた鶴を見て、賞賛の拍手を素直に送り)
メアリーほどのペースで折れる人間が数人いれば、千も現実的になってくるか。

胸が熱くなるような、心の駆け引きは俺も知っている。
求めるならば、どうだろう。短冊に書いてみたらどうだ?
(色とりどりの短冊を目の前へ並べながら)
やはり拠点をローレットにするべきだったか。……集めた情報によると、遊園地とやらは人間が集まりやすい場所だと聞いていたのだが、ここは何故か人が来ないからな。
ええ、詳しい時間までは覚えておりませんが
それなりに生きておりますよ?

あら、そうなんですか?
それはそれで見てみたいですね…
でしたらピンセット等を使って
折ると言う方法もありますよ?

どちらにしても千羽も折るのは結構
大変な作業ですけどね?

あら、良いんですか?では私も一筆。
(短冊を一枚取ると願いを書いていく)
開園している遊園地でしたら人は集まるんでしょうが
ここはどう見ても閉園していますし…
(辺りを見回し)
なるほど。ではやはり花婿に選ぶなら長生の……むっ。
女性に歳の話をするのは不躾だったろうか。

なるほど、道具を使うという手は大いにアリだ。メアリーは聡いな。

……千羽の労力も、祈りも、短冊も。人間は何故そこまで神という名の他人に頼るのだろうな。好きなのだろうか。
(理解できない、と腕を組んで真面目な様子で考え込んだ。しかし次がれた言葉の衝撃で目を見開き)
なっ、……まさか閉園していたとは!
長命なのは事実ですしお気になさらず。
ですがまあ…そうですね。
本当に好きであれば相手が定命だろうと
関係ないのだろうなとは思いますよ。

いえいえ、聞き齧った知識ですので
それ程でもありませんよ。

どうしてでしょうね?
どこの世界でもそうなのでしょう。
とは言えこちらでは何処かの世界の元神様の様な
存在の方もいらっしゃる様ですし、
神頼みもあながち意味のある物なのかもしれませんね。

あらあら。気付いていらっしゃらなかったんですね。
……辛いと思うぞ、残される側は。
(首元の首輪を押さえ、僅かに俯く)

知識の引き出しは多いにこした事はない。
噂でも、知っているのとそうでないのは大きな違いだ。

俺の世界に神頼みというものは資料上の記録でしかなかった。
牧師や神父の類は居たが、文化の保存のためでカウンセリングの職という区分けだったな。

……嗚呼。人間に会えると信じ、ずっとここに居た。雨の日も風の日も、迎えの用意をして。この竹を用意したのも、その一環だ。(大きな掌を相手へと差し出し)
短冊は上手く書けたか?高い所に吊るそうか。神様とやらが天から見下ろしやすいように。
ですが思い出は残りますよ。
そうやって想いが残って語り継がれれば
また私達のような者が生まれるのですから
きっとそれもまた意味のある事なのでしょう。
と言っても私の生まれは余り
良い伝承からではありませんが。

形無く世界を漂っている間も知識だけは
蓄えられましたので年の功と言うやつですかね。

まあこの世界の神父様と言うのも
似た様なものと言いますか…
人にはよりますが生臭な方もいらっしゃいますし。

それは…なんとも健気ですね。
大丈夫ですよ。次はきちんと調べてちゃんと
招待状を送ったりすればきっと人も集まるでしょう。

ああ、それなんですがもう既に少し叶ってしまった気がします。
(「良い出会いがありますように。」と女性らしい綺麗な文字で書かれた短冊を大きな掌の上にのせ)

良い友人と出会えましたので。
やはり神頼みと言うのも捨てたものではありませんね?
(くすりと笑い)

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