ギルドスレッド
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at no.9
(比較的片付いてるスペースにソファに腰かけて鞄を下ろし、屋外に漏れぬように明かりを絞ったランタンを灯す)
ようこそ……って言うのも変だね。
この場所に誰かと一緒にいるのって不思議な気分。
此処はどういうわけか昔から取り壊される気配が無いんだ。
曰くつきだったりするんだろうね、もしかすると出たりして。
(だらりと手首を垂らして幽霊の仕草を真似て、直ぐに笑って)
アレクシアこういうの全然怖がらないんだからっ。
ようこそ……って言うのも変だね。
この場所に誰かと一緒にいるのって不思議な気分。
此処はどういうわけか昔から取り壊される気配が無いんだ。
曰くつきだったりするんだろうね、もしかすると出たりして。
(だらりと手首を垂らして幽霊の仕草を真似て、直ぐに笑って)
アレクシアこういうの全然怖がらないんだからっ。
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錆びた門を軋ませて一歩その敷地に踏み入れば、朽ちて色を失った屋敷とは裏腹に、もはや庭木とも呼べぬ植物達に溢れる生命力を夜の闇の中でも確りと感じられた。
「孤児院だったらしいぜ、此処。俺がガキの頃からこんなだけど……っと」
シラスは屋敷の裏口の方へ回ると、鞄から鍵束を取り出して見せる。
盗んだ、譲り受けた、不正に複製した。
その数は少年が幻想の街を彷徨う足跡そのものだ。
やがて一つを屋敷の戸に差し込んで捻ればカチリとした金属音。
ほっと小さな溜息をひとつ。
屋敷に入ると寂れた空間が天窓から降り注ぐ月の光に照らされていた。
床にはまばらに朽ちかけたインテリア、幼児用の玩具らしい人形や木馬などが部屋の隅に寄せられている。
そんなヒトの残り香を包み込むように、木々の緑がもう屋内まで及ぼうとしていた。
(アレクシアさんとの1:1のスレッドです、他の方の書きこみはご遠慮ください)