なるほどな、流行りのマッチポンプというわけだ
それでも被害は実際のものだろう
ジェドが行き来した町と今回の事件が偶然の一致とは思えない
これだけの真似をする人間があちこちにいてたまるか
なりふりを構わないのは上等だが焦って尻尾を出したようだな
あるいは俺が上位を走ることにそれだけ腹を据えかねたのか
いずれにせよ好機だ

真っ直ぐに現地に向かってヘルフリート達と共闘する
横取りする形に見られるかも知れないが彼らにもあの3体の相手は骨だろ
ローレットを名乗って多少強引にでも介入する

俺の相手は亜種スキュラだ
ルーン・シールドで【物無】を自身に付与してから距離を詰める
一緒に挑むスティアのクェーサーアナライズを頼りにAPは贅沢に使おう
近づいた後のターンは副行動で零域、主行動で残影
EXAと【連】による連打で【恍惚】を自らの攻撃に反映させてダメージを狙う
敵の【ブレイク】の情報ないので仮にあったとしても恐らく不得意な攻撃だ
それで敵の手番を消費出来るなら良い
その時は落ち着いてルーン・シールドを再使用

3体の魔物を倒したらヘルフリートの捕縛
どうやら彼自身は何も知らない様子だから穏便に済ませたい
依頼と状況を包み隠さずに説明して任意同行を頼む
とは言え彼にも立場というものがあるだろう
駄目なら力ずくだ

どう転んでも話をしておきたい
ジェドとエラのことだ
2人の容姿を述べてザヴァリシュ家の出入りがあったか尋ねる
半ば確信だが最後の確認としてね