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憲兵団『月影』

それははたまた気まぐれに。(1:1のお話場所)

それははたまた気まぐれか。
暑い暑い夏の日に

「…いや、室内にクーラーつけるべきだよねぇ、これ。」

気づいてしまった、いや、もっと早く気付くべきだった
……正直、室内より外のひさしの下の方が涼しい。


それならば外で冷たいミントティーでも出してティータイムしようじゃないかと
半ばやけくそ気味にテラスでお茶を出すことにしたわけである

そんなこんなで始まる
これは、暑い暑い夏のある日の物語


【1:1で人をお呼びしています】

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こんにちはだねぇ
(その笑顔につられ、こちらもへらりと笑う。【宝石】をはめ込んだような瞳が瞬いた)

あ、いやいや!待ち合わせをしていたわけではないんだけどね。
こーんな街外れまで訪ねる人もいないから、客かと思っただけで。
(わたわたと慌てたところでふと、相手がどうやら暑さで汗をかいていることに気づく)

えと、なんだ。
通りすがりのお嬢さん?こんな炎天下の中ここまで来るのも大変だっただろうさ、ここらにはほかに店もないし…ぶっ倒れる前に休んでいかないかい?ミントティーくらいはあるよ?
(まぁ、つまるところ。久しぶりの訪ね人が嬉しいようだ)

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