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憲兵団『月影』

【RP】護り方を探してる【アレクシアさん】

幻想の端っこにある古ぼけた廃酒場。
特に何かがあるわけではないが、入り口に掛けられた民族風の飾りが風に揺れてしゃらしゃらと音を立てた。

カウンターで物思いにふけっていた顔はすぐに切り替えられて。
「いらっしゃい。なんもないとこで悪いね」
そのまま歓迎するよと淡く微笑んだ。

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「そうだね…いつか形になるまで、のんびり形作っていくのもいいかもしれない」

目を開いて微笑んだ。
アレクシアはまっすぐ話を聴いてくれる。それだけで、安心してしまうから。
続いたアレクシアの言葉にうん、と頷いて。

「どうして……か。そうだなぁ」

うーん、とまたひとつ悩む声。
しばらく瞳を閉じて、お茶を一口。彼女はきっと急かしたりなんてしない。
だから、ゆっくりじっくりと悩んでから、口を開いた。

「いつも守ろうとしてくれるんだよね。守るのが自分の役割だからって
私ね、普段の戦闘スタイルはわりと捨て身寄りっていうか…防御をあんまり考えてないんだけど
なら俺が守るから好きにすればって言ってくれたんだ」

でも……と、瞳を伏せて言葉を紡ぐ。

「前に依頼でさ。その人だけ重傷を負ってしまって…
私だって強くなったし、もう守らなくていいよっていっちゃったの
でもね、それでも守ってくれるんだよね…。私がどれだけ”いいよ”っていってもさ」

仕方ないやつだよねと、言葉とは裏腹に嬉しそうに笑うのだ。
『守られないくらい強くなる』だけじゃ駄目なのだ。どれだけ強くなったって、そんなことお構いなしに守ろうとしてくれるから。

「だから『私も守れる』ようにならないと。いつか重症だけじゃ済まなくなっちゃうかもしれない。
私ね、混沌世界に来る前にも色々あって……世界で一番守りたかった人を守れなかったことがあったの。だから、こんどこそ……」

きゅっ、と。こぶしを握り締めた。
もう誰にも目の前からいなくなってほしくないから。
そんな感じ、と。ぱっとアレクシアの方を向いてにこにこと微笑む。

「ごめんね、全然暗い話にもってくつもりじゃなかったのに……!!
でも、自分の考えてること、初めて言葉にできたような気がする」

お茶をまた一口。啜ってから、アレクシアをみてありがとうと呟く。

「アレクシアのような『憧れ』とは、きっと違うものなのかな
焦燥感というか、焦りというか……。そういうものが根本にあるような気もする」

笑ってアレクシアが付け足した言葉に一瞬きょとんとしてから…えへへ、と嬉しそうに笑みを零した。

「ありがと! 私もアレクシアのこと、もっともっと知りたいって思ってるんだ
初めて依頼で君を見た時から、すごくかっこいい女の子だなって思っているから」

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