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憲兵団『月影』

【RP】護り方を探してる【アレクシアさん】

幻想の端っこにある古ぼけた廃酒場。
特に何かがあるわけではないが、入り口に掛けられた民族風の飾りが風に揺れてしゃらしゃらと音を立てた。

カウンターで物思いにふけっていた顔はすぐに切り替えられて。
「いらっしゃい。なんもないとこで悪いね」
そのまま歓迎するよと淡く微笑んだ。

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「おや、それならよかった。
そうそう。森に近いのは何かと都合がいいしね」

そういいながらも、あいかわらず季節のフルーツが載ったケーキに瞳を輝かせていた。
となりのアレクシアの言葉をきけばいたずらっぽく笑って。

「ふふ。私も甘いものに関してはいっぱい食べる方だけれど、君も結構食べるみたいだね
こんど、気に入っているケーキ屋さんを紹介するよ」

さて、カウンター越しじゃ話も聞きにくかろうと端の方を回ってアレクシアの隣の空き椅子に移動する。
友達とお茶会をするくらいの気持ちで、という彼女にぱちぱちと瞳を瞬かせて…へにゃ、と嬉しそうにほおを緩めた。
緊張はないけれど、迷いはある。自分の気持ちを言葉にするのはそんなに得意じゃないから。
だからこそ、その気遣いが嬉しいんだ。

「えへへ、ありがとうアレクシア。そうだなぁ。何から話そうかな」

そういってお茶をひとくち。
なにから言えば伝わるだろうかと目を閉じ少し思案して…まずは正直に話してみることにする。

「私ね、ウォーカーなんだけど。混沌に来るまではあんまり明るい職業じゃなかったこともあって
誰かを守りたいとか、思わなかったんだ」

それは、自分ひとりで生きてきた故だったかもしれないが。
ともあれ「守る」という言葉を捨てた生き方だったのは本当だ。

「でも……混沌に来て私は色んな人に会った。
優しい人、強い人、まっすぐな人。…そして、こんな私を守ろうとする人」

最初は守らなくたっていいのにって思ってたんだよ、と困ったようにアレクシアに笑ってみせる。
でも、いつからだろう。守ってもらえることが嬉しくて嬉しくて、悔しくなったのは。

「いつからかね、守り方を知らない私自身が悔しくて悔しくて……。
私もその人を守れるようになりたいって思ったの。
その人だけじゃなくて、守りたいと思った人みんなを。今度は私がみんなを守りたいんだ」

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