軋む扉を開けば、仄暗いオレンジ色に照らされる小さな酒場がそこにはある

大小たくさんの丸机と椅子が並び、端にはカウンター。
カウンターの内側ではひとりの少女が退屈そうに雑誌を読んでいた…と。その雑誌を放り投げ、こちらに笑顔を見せる

「いらっしゃい！歓迎するよ！」

【ギルドメンバー、通りすがり、内外問わず歓迎】

賑やかさと、惹きつけられる何か的なサムシングでふらりと足を運んだりをするってことはあるよな。
そんなわけで、俺はロナードだ。つい先日からこちらで世話になっている。よろしくな（と、エルの方を見て）

っと、すまんね、頂こう（麦酒を受け取り）
にしても、
混沌肯定の『崩れないバベル』をもってしても上手く翻訳されずに若干誤解されて解釈されてる感が存分に漂っているが……まぁ、年甲斐もなく「若い（つもり）」と思っている点では、まぁ確かに元気とも言えなくもない。
ただ、その翻訳規則をそのまま「花も恥じらう乙女」とかのよくある言葉に適用すると、「超元気乙女」ってことになってしまうな。世の中の淑女が泡吹きそうな語感だな。

かの迷宮は、「果ての迷宮」というらしい。「果て」と言う割には、攻略してくれと言わんばかりに幻想のど真ん中に位置しているようだが…どういう場所かは非常に興味深くはあるな。