PandoraPartyProject

ギルドスレッド

キャリー喫茶店

【個別RP】夜に逢う

▼とっぷりと更けた深夜。
 誰もが寝静まる暗闇の中で光と言えば月と星。

 そんな夜の森に、ふと立ち寄った男がいた。

※パーセル・ポストマンとサーシャ・O・エンフィールド

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(運びの仕事帰り。野を駆けて街へと帰る途中、ふと思い立ったように足を止める)
……そういや、この森だったか。
(呟きながら見た森で思い起こすのは、あの元気なスカイフェザーの常連客の顔だった)
(眠気もない、店に帰ってもやることは特に無い。自然、彼女に会えることを期待して、森の方へと足が向く)
(夜の森は遠くから見ている分には神秘的だが、近くで見るといかにも不気味だ。カオスシードに暗視は無いが、夜目が効かないわけではない。中途半端な視界の中では、見える物、見えない物が混在して、見えないはずのものまで見えてくるかのようだった)
(カンテラの窓を開けると、灯りが周囲を照らす。本当なら、きっと松明の方が獣避けになったのだろうが。明るくなるだけマシというものだ)
……しまったな。
(森の中を進む途中で足を止めた。――よくよく考えてみれば、店に来て貰ってばかりでサーシャの所在というものを知らないことに気付く)
(しばしの沈思黙考を経て、呼び掛けるでもなく引き返すでもなく、彼はランタンを掲げてその窓を開閉することで夜の空へとその存在を示すことにした)
(暗い森に灯りが煌めくこと数回、緩やかな風が吹いたかと思うと、それは木の上に立っていた。)迷い人ですか。(カンテラの灯りが眩しいのか森に溶け込むような緑のフードを深く被り、弓に矢をつがえた狩人が)
此処は人の手を離れた名も無き森。興味本意で訪れ…た?ん?んん???
(木の上からぴょんと飛び降り青年の前まで駆けていき。ズイッとやや高い顔を覗き混んだ。)
パーセル?!いったいこんな所で何をしているのですか???
(フードを取って此処で合うはずの無い顔に驚いて見せる)
よう、嬢ちゃん。期待通り来てくれて安心したぜ。(特に悪びれた様子もなく、サーシャだとわかればカンテラの扉を半分ほど閉じてぼんやりとした光量にまで調整する)
仕事帰りに近くを通りがかったもんだから、顔でも見に来ようと思ってな。しっかり狩人してるようで安心……っつーか、劇役者みたいな口上で驚いたぜ。
そうだったですか。お仕事お疲れ様ですよ。…ふふ。(彼の仕事と言えば配達だろう。ならば走り疲れてるはずであろうが、わざわざ顔を見に来てくれた。それだけで嬉しく顔が綻ぶ)
あー…あれはですね。密猟者や興味本意で森に踏み入れる輩に警告するためですよ。嘗められるわけにはいかないのです。
(ほお、と少し意外そうに声を上げる。知られざる常連客の一側面だった)
嬢ちゃんの方もお疲れさん。もっとも、アンタはまだ狩りの途中みたいだが。
(と、そこで唐突に思い出したかのように「ああ」と声を上げる)
その狩りなんだが、今からフケてくれ。どっかしら一緒に落ち着ける場所まで行きたい。
フケる…? あぁ、お休みしてってことですね。
それは構いませんですよ。
落ち着ける場所と言えばやっぱりあそこですね。
(一先ず着いてきてと手招きして歩き出す)
迷い混んだ人がたどり着ける道ってのがあって、その先が行き止まりの広場になってるのです。
其処なら落ち着けるはずですよ。っとこの道ですね。
(ちょっと歩けば獣道ではない、人が歩くような開けた道に出て)
こんな場所にもちゃんと人が歩けるような道なんてものがあるもんなんだな。とりあえず場所はわかった。
(付いてきた先にあった道を見て、ふむと少し考えるように顎に手を当てる)
(むらりと、通ったことの無い道を見て少しばかり駆け抜けてみたい欲が出た)
……ちなみに嬢ちゃん、競争する気はあるか? アンタが勝てたら……そうだな、豪華景品で。
道と言っても獣道よりマシ程度のものですけどね。
おやおや、この、森で、私と競争です?
(絶対的な自信が含まれる声音と共に広角が吊り上げる)
良いですよ。少しだけ私の実力を見せてあげるです。(そう言うと少女は翼を消して少年の横に並ぶ)
貴方が勝てたなら。何でも言うこと聞いてあげるのですよ。
はっ、抜かせ。それならアンタが勝ったら俺も言うこと聞いてやるよ。(肩に掛けていたポストマンバッグを、たすき掛けにする)
それじゃあ行くぞ。用意――ドンッ!
(合図と共に、ギフトを使って加速する。可能な限り、長い一直線を駆けた)
25
ふふ、それはそれは…楽しみですね。(軽くストレッチし、彼の合図と共に走り出す)
(先も言ったように獣道よりマシ程度の道。所々の積もった木の葉や浮き出た木の根を速度を落とすことなく避けて駆けていく)
62
(森林の曲がりくねった道はいかにもパーセルの苦手とする道だった。早く走ることはできても、木の根が干渉して悪路化していると速度は激減してしまう。結論として、パーセルは当然のように負けた)……さすがに、森の中じゃサーシャの嬢ちゃんに負けちまうか。
ふふん、生まれてからずっと過ごしてきた此処で負けるわけにはいかないのですよ。
(先に辿り着いた広場で振り返り、どうだと言わんばかりに胸を張る)
でもやっぱりパーセルも凄いのです。本当はもっと差を付けて勝つつもりでしたのに、慢心したままなら一歩間違いで負けてたかもです。

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