PandoraPartyProject

ギルドスレッド

キャリー喫茶店

【個別RP】海原を、ともに

天にまします、赤いお日様。
寄せては引く、白い波。
海洋は今日も、天と地とに無窮の青を湛えておりました。

透き通るような海を行くは、一隻の小型船。
小さなお姫様が約束した、小さな航海。
ひとときの楽しき遊覧の、幕開けでございます。

◆招待客
フニクリ=フニクラ
PXC-4=ソフィア

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(船を浮かべた海には、今日、三人を歓迎してくれているかのような凪が訪れておりました。)
(……なあんて解釈するのは、ちょっぴり都合がよろしすぎるでしょうか。)
(けれども、けれども、つまりは絶好の遊覧日和。穏やかな風と日差し、空向こうから響くカモメの声。時折遠くの海面で跳ねているのはトビンガルーでしょうか。)
(小さな船の上で、招待したふたりの友人に、やはり「小さな」お姫様が、水着姿のパレオをつまんで優雅に一礼してみせるのでした。)

二人とも、今日は来てくれてありがとう。
ふふ。こうして約束を果たせて、わたしも嬉しいわ。
船も用意できて、本当によかった。
……海にも出たし、さあ、どうしようかしら。釣りをしようかしら?
甲板にテーブルも用意してもらったから、海の上でチェスだって教えてもらえるかも。
ねえ、ねえ。ふたりは海の上でなら、何をしたいかしら?
(お姫様自身、はじめての遊覧航海に胸の歯車がきりきり、弾むような音を立てておりました。二人を見つめる瞳が輝いてるのは、決して光の反射のためばかりじゃあ、ないのです。)
いやいや、こちらこそ。お招きいただきありがとう、だね
(休暇をプレゼントしてくれた友人に礼を返し)
(見渡す限りの水平線のただ中にいるというのにいつもと変わらない学者風の衣装にて)
(それでいていつもと変わらない無表情のすまし顔)
(あるいは陶磁の肌は汗をかくということを知らないように)
さて、そうだね。実はこうして船で海に出るのは初めてだからね。海の作法というものを知らないんだよ。
あるいはそういう堅苦しいものがない。というのが作法なのかもしれないけれど。
(はて、と何かを考えるように小首をかしげ)
ここが川岸だったりしたら例えば水切りなんかしたんだけど。
生憎ここには石ころもないからできないね。
チェスの駒は水切りには向いていなさそうだし。
(ふむ、と逆向きに首を傾げ)
そうだね、釣りというのは良いかもね。
いっぱい魚が釣れれば、チェスをやる彩りにもなりそうだしね。
(と、いう声色はいつもと変わらないけれど、瞳にすこし胡乱な輝きを載せながら)
……約束だからな。
(あまり人とこういった約束事をした事が無かった為、少し新鮮だった)

……正直驚いた。ここまで立派な船を用意するとはな。
(潮風を感じつつ辺りを見渡す)
(友人……と言えるかはまだソフィアには判断しかねるが……との付き合いに武装は不要と諭された為にかなりラフな姿だ)

……ああ、まずは釣りをして、その後にチェスで良いのではないか?
……時間は沢山あるのだし、な
ええ、そうね、約束。だからこそ、こうして守ることができて嬉しいの。
ふふ、闇市なんて言うから不安もあったけれど。
親切な商人さんが格安で船を譲ってくれて、とても助かったわ?
(ええ、何を隠そう、小型船は借りたのではなく、お姫様自身の所有物でございました。)

それじゃあ、ええ。釣竿をいくつか借りてきたから、早速試してみましょう。
このあたりはお魚がよく釣れるらしいのよ。
……ここだけの話、作法ならわたしも知らないから、平気よ。
わたし達みいんな、海の無作法者ね?
(口元でお茶目に人差し指など立ててみせるた顔には、今や悪戯っぽい笑みさえ浮かぶようになっておりました。)
(ですが、ほど近くに立てかけてあった、お人形サイズの釣竿を手に取ったなら、作るべきは戦士の顔です。)
ふたりは、釣りの経験はある? わたし、なにしろ初めてなもので。
…………まぐろ、というものを釣れると良いのよね?
(他方、釣りの知識はたいそう偏ってもいました。)
へぇ、闇市って下着で経済回してるって聞いてたけど船なんかも売ってるんだね
(闇市で散財して財布が底をついた思い出は欠片も表情には出さず)

海の無作法者かぁ。アレだね。海賊みたいだね。ジョリーロジャーはどこかしら
(冗談なのか本気なのか。詰まりはいつものような口調でいいながら)
ま、さておき。釣りだね、釣りだ。
さて、実際にやったことはないけれど、まぁ任せておきなさい。
見ての通り知識は蓄えているからね、釣りのやり方だって知らないわけじゃあないんだから。
(用意されていた釣り竿を一本手に取り。ふむ、と物珍しそうに見分する)
まぐろ、は。連れたら楽しそうだけどね。姫の体格じゃ難しいんじゃないかしら
(比較的小振りなマグロでも姫と比べたらクジラやなんかに立ち向かうものだろうと)
……軽い口約束であるが故に、果たされた時は嬉しくあるな。
(小型船を眺めながら呟く。十全に整備された良い船だ)

……海の無作法者とは良く言った物だ。ああ、確かにそうだな。
(釣り竿を持ち意気込む二人に向け)
……であれば、私は釣りの作法ぐらい教えるのも良いか。
(自らのマイ竿を手に揚々と告げる。中々にテンションが高じている様だ)

……少し前には私の体よりも大きな魚を釣りあげた事だってあるのだ。
(確かもう一年近くになるだろうか。イレギュラーズとして最初に受けた依頼がそういう物であった)
約束は約束よ。
ひとびとの上に立つ姫君を名乗ればこそ、違えるわけにはゆかないわ?

ふふ。それなら、ええ。二人の腕前に期待しているわね?
わたしだって、イレギュラーズだもの。この間だって海上の激戦を繰り広げたし。
自分より大きなひとと、なんども戦ってきたのだから。大きな魚にだって、打ち勝ってみせるわ。
(いざ勇ましく、海原へ釣竿を投げかけるお姫さま。数字が大きければ大きいほど、大きな魚が掛かることでしょう。)
(もし二つとも同じ数字だったなら……何か、お魚以外のものが釣れてしまうかも。)
(……数字とは一体、何のことでしょうね?)
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(……と。何やら早速、強く釣竿を引かれる感覚)
……引いている。引いているわ、ソフィア、フニクリ!
(予想以上の力強さに、これはお姫様もたいそう吃驚でございます。……が)

……ここからは、どうすればいいのかしら!
(なにしろ、ええ。釣り糸を垂らして、引っ張る。それぐらいの知識しか、持ち合わせていなかったのでございます。)
……良い志だ。
……イレギュラーズは基本対等だが、立場違えば、下に就きたいと思える。
……私はあまり上司に恵まれなかったからな。
(はぐるま姫の上に立つ者として、という言葉に苦虫噛み潰した様な顔をする)
……それに心強いな。
(などと小さくつぶやき、自分の釣り竿の様子を見ようとした矢先、はぐるま姫に当たりがあったようだ)

……まて、今行く。(自らの釣り竿を固定し、はぐるま姫の方へと向かう)
……そこからは、魚との戦いだ。
(海の中に沈む糸を指差しながら)
……基本は、リールを巻いて引き寄せ釣り上げる。だが、無理矢理にすれば糸が切れてしまう。
……相手の動きに合わせ、利用して釣り上げるんだ。

……助力は必要か?
(小さな体躯にかなり力が加わってる様子を見てふとそう声を掛ける)
なるほどねェ、お姫様は伊達じゃないってことかしら
(無表情に関心を浮かべ韜晦するように)
上に立つものの仕事は約束を守ることだって。誰かが言ってたような気もするしね
あ、待ってね、ちょっと今調べてるから
(船の上だというのに持ち込んでいた書物をぺらりぺらりと、魚がかかったときの対処方法を探す)
上司……ソフィアは、誰かに仕えている身だったのかしら……ああっ。
(聞こえてきた言葉に反応している暇もございません。何しろ釣竿にかかった魚にとっては、九死に一生の場面。抵抗も、文字通り必死のものとなるが必然)
ええと、ええっと。リールを巻いて。動きに合わせて……?
(カクカクと右へ左へ動くお姫様の様子を「お人形じみた」……と表現するのは、いささか可笑しなものでしょうね)
(自分ひとりで釣り上げたい、そんな気持ちもありましたけれど。頼れるときは他人に頼るのもまた、大事なのだとお姫様は学んでおります。)
それじゃあ、ソフィア。……少し、わたしを抱っこしてもらってもいいかしら!
(真意はさておき。真面目にそんなことをお願いするお姫様でした)

フニクリも……釣竿のいい引き方があったら、ぜひ教えてちょうだい!
(視界の片隅に、これも書物をめくるフニクリの姿が見えたのでございます。)
……元は傭兵だった。(その言葉と共に立ち上がりはぐるま姫の元に向かう)

……了解した。手を貸そう。(壊れ物を触るが如くそっとはぐるま姫に触れ、力加減を確かめた後に抱えあげる)

……こんな感じだろうか?

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