PandoraPartyProject

ギルドスレッド

キャリー喫茶店

【個別スレ】早起きは新メニューの得?

▼ある日の朝もまだ早い時間。店が開いてすぐの、普段であればしばらく客も来ないような時間。
 空いた時間を利用して、今日は厨房で新メニューの開発が行われていた。

※月見里・依夜、パーセル・ポストマンの個別スレ

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こんなモンかぁ……?(キッチンでコトコトと鍋に火をかけながら味見している。この時間はいつも客が来ないから、と完全にタカをくくっていた)……いかん、味見し過ぎて舌が慣れてやがる。誰かに食わせてみるのが一番なんだが……。まあ、この時間は来ねえよなあ。(鍋の中身はビーフシチュー。冬季の限定メニューとして、人伝てに聞いたレシピをこうして再現していたのだった)
(ドアが勢いよく開き、中からぬいぐるみを連れた制服の少女が入ってくる)
オープンになってるからやってるよね? だいじょぶよね?
おはようございま~すっ。外さ~むいっ、もうこのままじゃ凍えちゃいそうだったから避難しに来たよ。
お、おお? なんだかい~い匂いがするね。なんか作ってたの?
(一息で言葉を並べるとふわっとカウンターの傍まで跳んできて、とりあえずいつものを、となんとも出鱈目な注文を一つ)
ん……ああ?(ドアベルと賑やかな声に釣られて、鍋の火を止めてキッチンから顔を出す)なんだ、依夜の嬢ちゃんかい。今日はやけに早いじゃねえか。今日の客はアンタが一人目だよ、存分に暖房で温まってろ。
(いつもの、と言われて砂糖菓子の茶葉をセイロンの茶葉と合わせてポットで蒸らし始める。ビーフシチューの臭いに、甘ったるい紅茶の臭いが混じり始めた)新しいメニューを開発しようと思ってな。ビーフシチューってモンを試作中だ。食ってみるか?
は~い、私だよ。ちょっとね、たまには早起きしたからお散歩~とか思ってたら、こんなに寒いなんて聞いてないよ、もう。(それでもどこか楽し気に言ってから)
あ、暖炉あるんだ。そしたらちょっと近づいて、と。これはこないだの紅茶かな。
ビーフシチューっ、新メニュー一番乗りの栄光までもらえちゃうなんてね。えへへ、幸せな朝になりそう。
ま、冬だからな。幽霊ってのは風邪引くのかい?(蒸らし終えた紅茶を二人分淹れて持って行く)嬢ちゃんがこの茶葉を定番メニューにしてくれるって言ってたからな。ついでにこっちのブレンドも試させてくれや。(依夜のそばに紅茶を置くと、自分の分を飲んだ。香りはまだしも、舌は完全に味見でバカになっているせいでまったくわからず、苦々しい顔になる。強いて言うなら、セイロンの本来の香りが上書きされているぐらいしかわからなかった)こうして味見だ調整だってやってるとどうにも舌が慣れちまって使い物にならなくなっちまう。依夜の嬢ちゃんが来てくれて助かったぜ。
引くよ、引いちゃうよ~。もしかしたら、引いた気になってるだけなのかもしれないけどね。こっち来てから、壁も通れなくなったし、いろいろと違ってるのかもっ。(近づいてくるよい香りに嬉しそうに笑って)有言実行、てね。相性自体は良さそうなんだけど。(一口自分も啜ってみる。やはり甘さが強いが幾分香りはよいのかもしれない)やっぱり、生クリームか牛乳足してミルクティかなあ。でも、単品よりは味が丸いきがするよ。
色んなのたべることになるもんねえ。舌が肥えちゃったりするのかな。大丈夫任せといて、元普通の一般庶民として、意見を言っちゃうよ。あ、でもただでもらってばっかりも申し訳ないかも?
(自分ももう一口紅茶を口に含む)……ん。こんな甘いのに牛乳はともかく、生クリームを入れるのか。(味を想像して、あまりの甘ったるさに額を抑える。胸焼けしないか心配だった)まあそれはまたの機会だな。生クリームは足が早いもんだから普段冷凍してあるんだ。今度解凍して試してみよう。
(そう言いながら立ち上がって、スープ皿にビーフシチューをよそって持って来る。今度は一人分だ)いや、舌が肥えるというか、単純に味に慣れ過ぎて、調整を効かせても段々味の区別がつかなくなってくるんだよ。それに何より、俺だって三食似たようなものを食い続けるのはつらいんでな。こっちとしては試食に付き合って貰えるだけでもありがたいんだが。(置いたビーフシチューは黒く、角切りの大きな牛肉がごろりと入っている一方で野菜はそこまで入っておらず、少し水が多いのかとろみが少ないのがわかるだろう)
え~、多いかなあ。カカオ多めのチョコとかと合わせたらいけるかなぁとか思う。たぶん、きっと。(甘党の言い分をつらつらと並べてから、続いて運ばれてきたメニューに目をみけて)
わ、美味しそう。それにいい匂いね。あ~、微調整しても差が分かんなくなってきちゃうのね。う、確かに一回食べたら別のものたべたいもの。えへへ、いっただきま~す。(幸せそうに笑って匙を手に取る。まずは掬って口へと運べばうれしそうに目を細めて)ん~、美味しいっ。さすが店長さんね。(つかみは上々のようだ)
まあ、何だかんだで甘いもの好きが多いから、アリ……なのか?(言われてみれば女性客が多い気がした)
反応を見る限り悪くは無さそうだな。(ほっと安心したように胸を撫で下ろす)ちなみに、アンタの世界では似たような料理はなかったのか?
ありあり、大ありよ。きっと人気出ると思うんだけどなぁ。私だけかな?
(自信がなくなったのか、最後は疑問形に。少し首をかしげて店主を見上げて)
うんうん、美味しいと思うよ。(にへ、っと満足げな笑みを浮かべて)あ、うんうん、あったけど私はお料理やんなかったからねえ。
ちょっと待ってね。(首をひねったまま記憶を手繰る、全部を継いだわけではないけれど確かに残る手がかりを寄せどんな料理だったかを思い出し)
ジャガイモとか、にんじんとか、野菜がごろごろしてたかも。後も少しどろっとしてたかなぁ。これはジャガイモ溶けてるからかもしれないけど。
あ、お洒落なところのは生クリーム乗ってたよ。……これは偶然の一致で別に私生クリーム党とかそういうんじゃないからね!?
(見上げる依夜にどうだかな、と笑みを返しながらも、手繰り寄せた紙にメモを取り始める)ジャガイモ、ニンジン……野菜か。ジャガイモを早めに入れて溶かせばどろっとした感じも再現できるだろうが……(顎に手を当てて唸る)……生クリームはどうなんだ一体。確かに黒に白は映えるだろうが……。味が丸くなるのか? 仕方ない、少し試してみるか。(よっくらせ、と立ち上がってキッチンへ向かったかと思うと、白い塊を手にすぐに戻って来た。冷凍室から生クリームを取ってきたらしい)暖房、ちっと借りるぜ。
そうそうっ、野菜。後たまねぎとかはいってたかも。こっちにもあるのかなたまねぎ。
とろとろのジャガイモ美味しいよね。多分再現できると…‥思う。わぁ、懐かしいなぁ(わくわくと音が聞こえてきそうなほど楽しげに)
ちょっと垂らすだけだけどね。あ、あるんだ。さすが喫茶店。はぁい(場所をよけて暖める様子を眺める)
こんな風に保存してるのね。
実は裏メニューにパフェがあってな。月に1度出るか出ねえかって頻度なんだが。そういうわけで少しだけ冷凍して置いてあるのさ。あとはコーヒーに生クリームを浮かべたいって客もいたりするんだが……。まあその辺は保存性が悪いからな。時間にも金にも余裕のあるやつ用ってところだ。(他の客にバラすんじゃねえぞ、と口元に指を当てる)
裏メニューって好奇心くすぐられる響きよね。パフェは大好物なんだけど、頼んじゃっていいの?知っちゃったからには、食べなきゃって(悪戯っ子のようにくすっと笑って見せて)
ね~、暑いとこおいてるとすぐダメになっちゃうもんね。内緒なのはりょ~かいっ。約束は守れる方よ、いちおうね。(口元に指をあててウィンク)
(いたずらっぽく笑う依夜に、少しだけ余計なことを教えたかと思って苦笑する)忙しくない時にな。作ってるヒマがねえし、何よりバレる。
……さて、量としては溶け出した分で充分だろ。ちとまだ冷たいかもしれんがな。(拾い上げた生クリームをシチューに円を描くようにかける)こんな感じか?
見つかっちゃったら裏の意味がないもんね。りょ~かいっ、無くなっちゃったら私も困っちゃうから。
他にも裏メニューってあったりするのかな。(目をらんらんと輝かせる)
うんうん、そんな感じっ。本当に上に飾るくらいの感じで大丈夫だったと思うよ。
かけ方はぎざぎざ~ってしたり、ぐる~ってしたりお店によって違ったはずっ!味見タイム、かな。
(手を膝に、行儀よく待っている)
そこら辺に決まりはなさそうか。ラテアートよろしく、何かしらの絵でも掛けるようになれば猫舌連中にも優しいかねえ。とりあえず味見は任せたぜ。(召し上がれ、と依夜の目の前に皿を置く)
他の裏メニューっつーと、パスタグラタンだとかの時間と手間のかかる物が多いな。……ああ、嬢ちゃんの好きそうなのだと、質の良い氷がある時限定で氷を削って作るかき氷なんてのがあるな。シロップを掛け回して食うんだ。(くるくると手を回す動作は、削っているときのものかそれともシロップを掛ける動作か)
あ、いいねいいねそういうのっ。猫の足跡とかかわいいんじゃないっ? うん、任された。いっただきま~す。(言葉とともに、目の前の皿からシチューをすくい口元へと。さらに深まったこくには目を細めて)美味しいっ! すっごくおいしいっ! 野菜もいっぱい入ったら絶対美味しいと思うよ。
パスタグラタン、こういう寒い日にはいいよね……!
あ、かき氷! 昔夏祭り行ったときにいっぱい食べたなあ……。こんなところで懐かしい味に会えるなんて感激かも。絶対今度たのもう。(まだ見ぬかき氷を妄想し)
(じっと依夜を見つめる)……アンタ、ホントよく食うな。幽霊だったってのが信じられねえぐらいだぜ。手を伸ばせば触れるわけだし。なんか幽霊っぽいことできんのか?
そんなに注目されてるとちょっと照れちゃうよ。えへへ、乙女的にほら甘いものは別腹だからっ。ね、ね。(ひらひらと顔の前で手を振り笑って)
幽霊っぽいこと、っていうと浮いたりと、後そうそう、私は騒霊だもん。こういうことができたり。(ゆらゆらと依夜の周りに人魂が浮かび上がる。それと同時に、テーブルに備え付けられたスプーンが数本浮かび上がって並んで。)どう?(自分が手にしたスプーンの柄で木琴よろしく叩いて見せる)
こりゃあ……すげえな。(目を丸くして驚く)
触れずに物を動かせるのか。騒霊って言っても騒がしいだけだと思ってたんだが、見直したぜ。うまくやりゃあ一人で楽団の真似事だってできるんじゃねえか?
(驚いた様子を見て得意げに胸を張る。えっへんと小さく口で言ってから)
すごいでしょ、すごいでしょっ、そうそれが私の力なの。
ってひど~い、騒がしいから騒霊じゃないもん。多少うるさいかもしれないけどそれだけじゃないんだもん。ポルターガイストっていうらしいよね。
(指の周りを円形に並んだスプーンがくるくると回って)
やろうと思えば多分、できるよ。ただ数が増えるとあんまりうまく制御できないんだ。
4個や5個くらいまでならなんとか。あ、でも重いのも無理っ!
すげぇんだが……やたらと制限が多いな。(次々と並び立てられる制限に苦笑する)
なんならその力で配膳でも手伝って貰おうかとも考えたが、考えが甘かったか。
まあでも、今回は味見でだいぶ助かったからな。何か欲しいモンとかあるか? メニューに加えられるかはまた別だが、できるもんなら作ってやるぜ。
万能無限なんて、夢のまた夢だからね。も少し自由にやれたらいいんだけど。
ん、配膳? トレー一個くらいなら全然できちゃうよ。下げるときは持ってく時ほどは気にしなくていいからもっと数増やせるだろうし。洗い物なんかも洗いながら拭くくらいまでならなんとかっ。(ますます胸を張って)
ほんと?ほんとっ?えへへ、じゃぁねえ、それじゃあねえ。タルトが食べたいなっ、フルーツいっぱいのやつ。
へえ、そんなにできるのかい。なら、困ったときにはまた嬢ちゃんに頼むとしよう。
で、希望はフルーツタルトか。またこの時期に難しいモンを言うなあ。今だとリンゴがまだ余ってたな。(材料などをあったか頭のなかで考え始める)まあメニュー化は難しそうだが、作れねえこたねえな。ただ、時間が掛かるぜ?
任せといてよ。こないだみたいに混んだときは大変そうだったもん。あ、その場合は色々やりかたとか場所とか教えてほしいけどっ。
冬だもんね~、さすがになかなか難しいかな。おお、リンゴ! おいしいよね、いいよね。うん、待つのは嫌いじゃないからいいよ。楽しみに待ってるからっ。(嬉しそうに笑ってタルトに思いをはせる)
なんなら軽く給仕の研修でも受けとくか? 一通り教えておいた方がわかりやすいだろ、多分。
あいよ。そんじゃあタルトは今度来たときまでには作って置くわ。(からんころん、とドアベルが鳴る)……さて、試作もそこそこにして通常営業に戻るかね。ご注文は?
研修あるのは嬉しいね。それじゃ、おねがいしてみよっかなぁ。どうせなら手伝えた方がいいし、試作品情報もいち早くもらえちゃいそうだし!(眼鏡の向こうで目が輝いている)
わぁい、約束だからねっ。楽しみにしてるよ~っ。それじゃ、いつもの……と苦めのチョコレートで。
アンタまだ食うのかよ……。(呆れたように苦笑しながら、いつもの砂糖菓子の茶葉を蒸らし始める。コーヒーと、ほのかに香るビーフシチューの匂いに甘い砂糖のような香りが店の中に漂った)
ま、これからも頼りにさせて貰うぜ、嬢ちゃん。
――――このスレッドは終了しました――――

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