PandoraPartyProject

ギルドスレッド

スレッドの一部のみを抽出して表示しています。

樹上の村

【RP】月明かりの下【1:1】(ヴィマラ君と)

月明かりに照らされた夜。
ツリーハウスはいつもと変わらずそこにあったが、家の主は少し浮ついた様子のよう。
まだ夜半に出歩くには少し肌寒い季節ながら、何かを待ちわびるように欄干からしきりに下を覗き込んでいた。

ちゃんと辿り着けるだろうか?迷ったりしないだろうか、という彼女の心配をよそに、ややあって一人の訪問客が現れた。

(ヴィマラ様との1:1のスレッドです。当事者以外の書き込みはご遠慮ください)

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
(コーヒーを少し飲み、息をつく)
…それから、街の方で私の故郷にさ「永遠の命に匹敵する宝を隠されてるらしい」なんて噂が流れてさ、その噂に乗せられた馬鹿な海賊に、故郷は滅ぼされて……ワタシはたまたま、他所に仕事に行ってて、無事だったんだけどさ……ヴィマルはそうじゃなかった
……ワタシもその時から死霊術は使えたから、そこにいた皆に聞きながら、一人一人、見つけて言ったんだ、でも、ヴィマルの死体も、魂も、見つからなかった
……やっと見つけた死体は、誰だか分らなかったけど、そこにいた誰のでもなかったし、体の大きさも、来てる服も、ヴィマルのだったから、ヴィマルだって私はそう思ったの

…それから、長い時間かけて、皆を弔って、旅に出たの、今までと同じように、仕事をしながら、楽しみながら……一人でやるのは何の後ろ盾もないから苦労したけど、それがみんなに対する一番の供養になると思ったし、ヴィマルにもさ、それでも私たちを助けてくれる人がいるって、教えてあげられると思ったんだ……

……でも、ヴィマルが魔種になって生きてるって聞いてさ、それは全部思い込みだったってわかったけど……でもさ、ワタシ―――
(そこで、アレクちゃんに同じように笑顔を向ける、目から零れる物には気づかないまま)
―――嬉しかった! 本当にうれしかったの!
だってあいつさ! 私たちといたって幸せになれないって知ってるくせに、離れられなかったんだよ? やっと、生まれ変わって自分のことだけ考えられるようになったんだって! ……ちょっとだけ寂しかったけど、本当にそう思ってた
……でも、再会したあいつは……ワタシの知ってるヴィマルのままだった
…友達想いなところも、いつもめんどくさそうなところも…全然笑わないところも
…ワタシはただ、笑っててほしかった、生きてる幸せってやつを、感じてほしかった!
なんで…なんで私と一緒に生まれたのに、お前ばっか苦しんでんだよ…
(そこまで言ってて、いつの間にか立ち上がってたことに気づいて座りなおす)
…そういえば質問に答えてなかったかも…無理はさ、よく分かんないや、でも、パパたちが死んだ時より、凄く戸惑ってたんだ、でもさ、今気づいたけどやっぱり私、悲しかったんだ……ヴィマルが死んだってことじゃなくてさ、ヴィマルが幸せじゃなさそうだったのが
…なんか、ごめんね?変なとこ見せて(そう言い、少し照れ臭そうに笑う、涙はもう、出てない

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM