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樹上の村

【RP】月明かりの下【1:1】(ヴィマラ君と)

月明かりに照らされた夜。
ツリーハウスはいつもと変わらずそこにあったが、家の主は少し浮ついた様子のよう。
まだ夜半に出歩くには少し肌寒い季節ながら、何かを待ちわびるように欄干からしきりに下を覗き込んでいた。

ちゃんと辿り着けるだろうか?迷ったりしないだろうか、という彼女の心配をよそに、ややあって一人の訪問客が現れた。

(ヴィマラ様との1:1のスレッドです。当事者以外の書き込みはご遠慮ください)

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へぇー、いい人もいるもんだねぇ
って、もうちょっと長い事ってことは、アレクちゃんも苦労してた時期が? ワタシもこっち着てからはしばらく野宿だったなぁ、まぁ外で寝ることが多い人生だけどね!

(少し開いてみていたが、コーヒーが来ると閉じて少し端にずらし)
センキュー! ワタシはコーヒー飲むときは甘いお菓子と一緒にブラック派さ!
(本の事を聞かれると、改めて自分の正面に置き)
あ、この本? 昔ヴィマルが呼んでた自伝? みたいなやつ、練達で買った奴みたいなんだけど、不遇な立場に生まれた主人公が、自分の才覚で世界中の人に認められる政治家になったって話でー……実は何冊か今日はヴィマルが持ってた本もってきててさ、アレクちゃん、良かったらいらないかなー?って、物語とか好きって聞いてたからさ……ワタシはもう何回も読んだし……読む意味もないしさ(そういい、本に視線を落としながら、表紙に手を置く、少し懐かしそうにしながら黙った後で、ハッとして、気を取り直し)
あ、いらねーならいいんだけどね! 幸い家(馬車)にもまだスペースはあるし!

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