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樹上の村

街角保管室

街角の更新ログ

何となく残しておくと面白いかも知れないと思ったので記録しておくことにする。

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2019/7/26(3/4)

 口にしなかったその続きの言葉さえ、何となく理解したのだろう。レオンは苦笑して言った。
「さっきも言っただろ。旅人に外套を脱がせるにはどうすればいいかと思って、考えた。
 考えて、考えて、考えてよ――ようやく分かったんだよ。
 土台、旅人(バカ)の意見なんて聞いてるから上手く行かないんだって」
「……」
 ざんげは自分を指差し、小首を傾げた。
「そう、大バカ」
「レオンは私を罵りに来たでごぜーますか」
「半分はな」
 幾分か不満そうなざんげをかわしてレオンは大きく伸びをした。
 青い空に入道雲。初夏の日差しは眩しく、神殿の景色は遠い日に――出会ったその頃にも似ていた。
 だから――レオンはもう一分の迷いも無く彼女に言った。
「旅人(バカ)が何を言ったって、もう知るか。
 オマエがどれだけ神託(がいとう)にしがみ付いたって、全部吹っ飛ばしてやる。
 オマエは神託を守る女なんだろう? オマエは混沌の破滅を防ぐ為にここに居るんだろう。
 いいさ。好きにしな。だが、もうオマエの意見は聞かねーよ。その仕事は俺が全部終わらせてやる」
「……それは、どーゆー……」
「何で今か、何で来たかって聞いたよな。
『ギルド・ローレット』。それが答えだよ。
 今日、エウレカのおっさんに手伝って貰って冒険者ギルドを始めた。
 掘っ立て小屋にボロい看板をぶら下げた素寒貧のギルドさ。
 無名、無力、胡散臭い――超弱小の冒険者ギルド。構成員二名。俺とおっさんだけ」
 レオンは不思議そうな顔をしたままのざんげに一方的に続けた。

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