ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
樹上の村
2019/6/4(1/2)
天義聖銃士隊
●
テーモスよ。使途の使命がわたしに委ねられたのは、真の正義を彼らに得させるためであり、流転の理に基づくものである。
強欲を捨て去り清廉と謹厳をもちなさい。
かの川を恐れるな。
流転の果て、忘却の彼方に永遠の生命は存在する。
そのことが自ずから祝福に満ちた尊厳を、あなたに与えることになる。
――アラト書テーモスへの手紙 第一章二節
●
白亜の都フォン・ルーベルグの中心には、数々の歴史ある聖堂が建ち並んでいる。
その一つ。サン・サヴァラン大聖堂は一般信徒の立ち入りが禁じられた、文字通りの聖域であった。
天義聖銃士隊(セイクリッド・マスケティア)に護られる大礼拝堂に踏み入ることが出来るのは、特別な儀式でもない限り通常は司教以上の聖職者に限られている。
そんな大礼拝堂での貴重な説法を聞き終えて。司祭達は己が使命を果たすため、次々と退室する。
最後の一人を見送ったアストリア枢機卿は、大礼拝堂に鎮座するレーテー石をひと撫ですると、通路へと軽やかに飛び降りた。
さて。肩で風を切り向かう先。
――首都のハズレに、カルドルーチェの丘と呼ばれる広場がある。
木々に囲まれた静かな場所で景観も良いと言えば良いのだが。もっとも目立つものが古い墓地ということもあり、あまり人気のある場所ではない。
天義聖銃士隊
●
テーモスよ。使途の使命がわたしに委ねられたのは、真の正義を彼らに得させるためであり、流転の理に基づくものである。
強欲を捨て去り清廉と謹厳をもちなさい。
かの川を恐れるな。
流転の果て、忘却の彼方に永遠の生命は存在する。
そのことが自ずから祝福に満ちた尊厳を、あなたに与えることになる。
――アラト書テーモスへの手紙 第一章二節
●
白亜の都フォン・ルーベルグの中心には、数々の歴史ある聖堂が建ち並んでいる。
その一つ。サン・サヴァラン大聖堂は一般信徒の立ち入りが禁じられた、文字通りの聖域であった。
天義聖銃士隊(セイクリッド・マスケティア)に護られる大礼拝堂に踏み入ることが出来るのは、特別な儀式でもない限り通常は司教以上の聖職者に限られている。
そんな大礼拝堂での貴重な説法を聞き終えて。司祭達は己が使命を果たすため、次々と退室する。
最後の一人を見送ったアストリア枢機卿は、大礼拝堂に鎮座するレーテー石をひと撫ですると、通路へと軽やかに飛び降りた。
さて。肩で風を切り向かう先。
――首都のハズレに、カルドルーチェの丘と呼ばれる広場がある。
木々に囲まれた静かな場所で景観も良いと言えば良いのだが。もっとも目立つものが古い墓地ということもあり、あまり人気のある場所ではない。
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
何となく残しておくと面白いかも知れないと思ったので記録しておくことにする。