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樹上の村

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街角の更新ログ

何となく残しておくと面白いかも知れないと思ったので記録しておくことにする。

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<楽園の金林檎(イミテーション)>

 太陽のゆりかご。大海原のバージンロード。
 三角定規の大行列がエクストプラズムを演奏すれば、ビスクドールを有する教会司祭の美しい流線型が星屑の迷子を迎えに来るだろう。
 ああ意味など無い。意味など必要ない。意味などあってはたまらない。
 ここは夢の園。現実を捨てた楽園。
 ケミカルの綿毛がユートピアのイミテーションを産出し、持ちきれぬエンドルフィンを神殿の大通りに花びらとして蒔くのだ。
 最終列に並ぶ君の影は星屑の呼び声をもってファストパスチケットを得るだろう。
 意味など無い。意味などあってはたまらないのだ。
 現実を捨てこちらへ来い。
 夢の中で生命を終え、夢幻のパレードに加われ。
 ユートピアは眠る者を拒まないが目覚める者を許さない。
 享楽は無限に続く。ゆめゆめ顧みるな。君の肉体に意味は無い。
 意味などあってはたまらない。
「パパ……」
 巨大な蓮の花びらが開き、創世の色をした瞳が薄く開いた。
 夜のような手がはえいずる芽のように沸き立っては掛け布団を払い、折れた手が順々に階段を作る。
 銀のトレーを手に現われた『パパ』は、階段を上って暖かいミルクと干肉を挟んだパンを少女へ差し出した。
「パパ……もうどこへも行かない?」
 ネメシスの神父服を纏った『パパ』は頷いて、トレーを少女に差し出した。
 差し出したまま、固まったように動かない。
 テレビノイズが走るかのように、『パパ』の身体と顔がかすんでいった。

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