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樹上の村
2018/9/20(2/2)
そんなやり取りを隅の席から聞いていたローレットギルドの傭兵ことエディ・ワイルダー。
若い者達が率先して自治に協力する事は喜ばしい事だが、異常繁殖と聞いてエディは漠然としたモノを感じていた。
生物学的な事は、彼も門外漢だから難しい事は分からない。ただ、その手の事は学者なり情報屋なり、専門家達が事前に何かしらの予兆や原因を察知してくる事も多いのだが。今回はまさしく、突然降って湧いた様な話だった。
「湧いて増えるのは、せめて蠍だけにして欲しいものだ」
ただでさえ国内の状況が不安定なのだから、これ以上良からぬ事が起こらなければいいのだが。
混沌世界はその名の通り、時に予想もし得ない状況を引き起こす。
エディの直感に根拠は無かったが、どうしてか胸がざわつく時――何かが起きた事は少なくない。
……ローレットに戻ったら情報屋達に相談してみるか。彼はそう思いつつ、女将と男性らによる喧騒を後にした。
そう、唯の杞憂であれば何の問題もないのだ。しかし、そうでなければまた何か――
そんなやり取りを隅の席から聞いていたローレットギルドの傭兵ことエディ・ワイルダー。
若い者達が率先して自治に協力する事は喜ばしい事だが、異常繁殖と聞いてエディは漠然としたモノを感じていた。
生物学的な事は、彼も門外漢だから難しい事は分からない。ただ、その手の事は学者なり情報屋なり、専門家達が事前に何かしらの予兆や原因を察知してくる事も多いのだが。今回はまさしく、突然降って湧いた様な話だった。
「湧いて増えるのは、せめて蠍だけにして欲しいものだ」
ただでさえ国内の状況が不安定なのだから、これ以上良からぬ事が起こらなければいいのだが。
混沌世界はその名の通り、時に予想もし得ない状況を引き起こす。
エディの直感に根拠は無かったが、どうしてか胸がざわつく時――何かが起きた事は少なくない。
……ローレットに戻ったら情報屋達に相談してみるか。彼はそう思いつつ、女将と男性らによる喧騒を後にした。
そう、唯の杞憂であれば何の問題もないのだ。しかし、そうでなければまた何か――
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何となく残しておくと面白いかも知れないと思ったので記録しておくことにする。