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樹上の村
2018/7/2(3/3)
「――結論から言えば、ルクレツィアの玩具(サーカス)は『あの』幻想で敗退した。
有り体に言ってしまえばそれは殆ど特異運命座標(かれら)の力と言えるだろう。
彼等と神託の力関係は未知数だが、僕達と彼等は相容れない。
世界が悪足掻きを始めたなら、そろそろその時は見えてきた――と言えるだろう。
僕達も大いに――大いに。この世界の全てを終焉の色に染め変えなければならない」
「嫌だにゃ。息をするのもめんどくさいにゃー……」
「君はそう言うと思ったけどね。だから君は君の好きな『あそこ』にしよう」
「てー事は俺は、『あっち』か」
カロンに応じたイノリにバルナバスが笑う。獰猛に。
「ならば、私は『あちら』だろうね」
「アタシはどう見ても『あそこ』よね」
ルストが鼻を鳴らし、アルバニアが頷いた。
七罪は全てを欲する。
終焉の望むのは些細なサーカスの芸等如き無い。この世界全てを各地を罪の色に染め、侵食する――
やがて来る最後の日の為に、それを為す為に産まれ落ちたのだから。
「細かい事はそれぞれに任せるけどね。今夜がその始まりである事は間違いない」
イノリは高らかに言った。
――罪の音色(いのり)を奏でよう。世界の懺悔を聞く為に。
「――結論から言えば、ルクレツィアの玩具(サーカス)は『あの』幻想で敗退した。
有り体に言ってしまえばそれは殆ど特異運命座標(かれら)の力と言えるだろう。
彼等と神託の力関係は未知数だが、僕達と彼等は相容れない。
世界が悪足掻きを始めたなら、そろそろその時は見えてきた――と言えるだろう。
僕達も大いに――大いに。この世界の全てを終焉の色に染め変えなければならない」
「嫌だにゃ。息をするのもめんどくさいにゃー……」
「君はそう言うと思ったけどね。だから君は君の好きな『あそこ』にしよう」
「てー事は俺は、『あっち』か」
カロンに応じたイノリにバルナバスが笑う。獰猛に。
「ならば、私は『あちら』だろうね」
「アタシはどう見ても『あそこ』よね」
ルストが鼻を鳴らし、アルバニアが頷いた。
七罪は全てを欲する。
終焉の望むのは些細なサーカスの芸等如き無い。この世界全てを各地を罪の色に染め、侵食する――
やがて来る最後の日の為に、それを為す為に産まれ落ちたのだから。
「細かい事はそれぞれに任せるけどね。今夜がその始まりである事は間違いない」
イノリは高らかに言った。
――罪の音色(いのり)を奏でよう。世界の懺悔を聞く為に。
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何となく残しておくと面白いかも知れないと思ったので記録しておくことにする。