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樹上の村
2018/6/19(2/2)
「――さて、面倒事を片付けるとしよう」
「魔種、といったか。それともアレはキャリアーか?」
「どっちでも構わない。大した問題じゃないさ」
気楽なクリスチアンに梅泉は「ほう?」と視線をやる。
「どの道、君が斬るんだろう?」
「他力本願か。戯けが、わしを使い走るな」
「いいや。使い走るとも。だって君は間違いなく――『魔種を斬りたい』。
実際、魔種が来てるかどうかなんて知らないけどね。
何かにつけ、強そうな相手を仕留めたがるのが『ケンカクショウバイ』ってやつだろう?」
「――は」
鼻で笑った梅泉は成る程、反論の術がない。
腰の業物に触れて、ふと考える。
(この間ここに来た連中はどうしておるか――
……まぁ、愚問よな。連中もサーカスを斬るに違いない)
ならば、鈍る必要もない。多少の運動は健康の為にも必要だ。
折角寝かせた連中の前菜に――或いは食前酒に。
牛飲馬食のサーカスを逆に食らうも興というもの。
「――さて、面倒事を片付けるとしよう」
「魔種、といったか。それともアレはキャリアーか?」
「どっちでも構わない。大した問題じゃないさ」
気楽なクリスチアンに梅泉は「ほう?」と視線をやる。
「どの道、君が斬るんだろう?」
「他力本願か。戯けが、わしを使い走るな」
「いいや。使い走るとも。だって君は間違いなく――『魔種を斬りたい』。
実際、魔種が来てるかどうかなんて知らないけどね。
何かにつけ、強そうな相手を仕留めたがるのが『ケンカクショウバイ』ってやつだろう?」
「――は」
鼻で笑った梅泉は成る程、反論の術がない。
腰の業物に触れて、ふと考える。
(この間ここに来た連中はどうしておるか――
……まぁ、愚問よな。連中もサーカスを斬るに違いない)
ならば、鈍る必要もない。多少の運動は健康の為にも必要だ。
折角寝かせた連中の前菜に――或いは食前酒に。
牛飲馬食のサーカスを逆に食らうも興というもの。
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何となく残しておくと面白いかも知れないと思ったので記録しておくことにする。