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樹上の村
2019/10/11(4/4)
……こんなの、分かるに決まってる。
直感を信じるべきだった。最初から嫌な予感はしていたのだ。
……だから、我ながら、私は莫迦だと罵りたい。
くるり、くるりと世界が回る。
驚く程簡単に、信じられない位に呆気無く。
私というキャンバスには、貴方という色が載ってしまったの。
私は可愛くないから。皆や――姉さんみたいには振る舞えないから。
だから、望んだりはしない。大それた事は考えない。
唯、ただ――貴方がたまに話をしてくれれば良かった。
名前を呼んで? 気が向いた時、傍にいて?
たまに頭を撫でたり、甘い意地悪をしてくれたらそれだけで良かったわ。
間違いないわ。
カノン・フル・フォーレは熱病のような恋をした。
森の深く、赤いはしかにかかったの――酷く素敵に浮かれていたの。
……こんなの、分かるに決まってる。
直感を信じるべきだった。最初から嫌な予感はしていたのだ。
……だから、我ながら、私は莫迦だと罵りたい。
くるり、くるりと世界が回る。
驚く程簡単に、信じられない位に呆気無く。
私というキャンバスには、貴方という色が載ってしまったの。
私は可愛くないから。皆や――姉さんみたいには振る舞えないから。
だから、望んだりはしない。大それた事は考えない。
唯、ただ――貴方がたまに話をしてくれれば良かった。
名前を呼んで? 気が向いた時、傍にいて?
たまに頭を撫でたり、甘い意地悪をしてくれたらそれだけで良かったわ。
間違いないわ。
カノン・フル・フォーレは熱病のような恋をした。
森の深く、赤いはしかにかかったの――酷く素敵に浮かれていたの。
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何となく残しておくと面白いかも知れないと思ったので記録しておくことにする。