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樹上の村

街角保管室

街角の更新ログ

何となく残しておくと面白いかも知れないと思ったので記録しておくことにする。

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2019/10/6(4/4)

「それで、結局――汝(あなた)達は我(わたし)達に一体どうして欲しいのかしら」
「その質問を待ってた。僕達はね、君達に『沢山の世界を救って欲しい』んだ」
 カストルの――双子達の手に、数冊の本が現れる。
「本……なのか? 図書館と言ったし」
「これは鍵……ああ、本に見えてるならいいんだ」
『夢終わらせる者』エクスマリア=カリブルヌス(p3p000787) に応じたカストルが微笑む。
「良かったよ。これは君達が外の世界へアクセスする為の重要アイテム」
 本――ライブノベルと呼ぶらしい――を読めば、意識が異世界へ投影される。
 ひょっとして「見るだけ?」と、イレギュラーズの問いに双子は首を振る。
 投影された意識は、その世界へ『直接的に干渉が可能』らしい。
 感覚的には正にそこに居る事になる。さながら転移したかのように。
「だから君達にとっては『死んでも死なない』ってぐらいじゃないかな」
 なんて物騒なことを付け加えて。
「けれど一つだけ気をつけて」
 双子は続けた。
「あなたたちには夢みたいなものかもしれないけれど、そこで起きる出来事は『全部が本当の事』だから」
 ライブノベルの中は、なんらかの『問題』を抱えているらしい。
 イレギュラーズはそこへアクセスして『問題を解消』してやることになる。
「もちろん、これはちゃんとした取引でもある。君等の世界にも良いことがあるんだ」
 小世界の救済は本来混沌での出来事に干渉しないが、この――境界図書館が確かに『混沌に突き刺さっている』のが重要だという。行動はあくまで図書館に発端を為す――つまり、イレギュラーズの起点は混沌である。混沌での出来事ならば、特異運命座標の属性は決して損なわれないという訳だ。
「だからこれは君達にも僕達にも。どちらにとっても有益なことなんだ。
 だって、図書館に収録される物語は――ハッピーエンドがいいだろう?」
 なるほど――そいつは途方もない。
 双子は何故、多くの世界を救ってほしいのか――一言も触れてはいないけれど。


※果ての迷宮十層の先に次元の揺らぎ――『境界図書館』なる領域が観測されています……
 果ての迷宮十層突破により、種族『秘宝種(レガシーゼロ)』が解放されました!

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