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樹上の村

街角保管室

街角の更新ログ

何となく残しておくと面白いかも知れないと思ったので記録しておくことにする。

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2019/10/6(2/4)

『蒼の楔』レイチェル=ヨハンナ=ベルンシュタイン(p3p000394)と『疾風蒼嵐』シャルレィス・スクァリオ(p3p000332)は咄嗟に返す言葉を失っていた。
 傍らのペリカとクレカの顔を見回して、何とも難しい顔をする他ない。
 謎の少女と我等が隊長は瓜二つと言ってもいい程にソックリだった。
「わたしはクレカ」
「まさか親戚……じゃないわよねぇ」
「そりゃあそうだわさ。親戚だって双子かって位似てる理由もないさね」
 よりにもよって名前まで。ふざけているのかとも思えたが、どうにもそんな様子はない。
 『旋律を知る者』リア・クォーツ(p3p004937)の問い掛けにペリカは苦笑している。
「……外の世界から来た」
「え、ちょっと……待って? それって」 「外の世界か。クレカ君、君の話は興味深いが――もう少し精緻な説明が必要だな」
 『天才になれなかった女』イーリン・ジョーンズ(p3p000854)が目を丸くした。一方で『イルミナティ』ラルフ・ザン・ネセサリー(p3p004095)はこの状況にむしろ喜色満面、知識欲からか興奮の色を隠せない。
 異世界の住人は旅人(ウォーカー)と呼ばれ、かの神殿へ招待される決まりとなっている。
 それは絶対の法則であり、例外など観測されていない。少なくとも知られている限りでは、彼女が言うような――『やって来た』なんて形で世界に受け入れられる筈がないのだ。
「可能性の奇跡――」
 不意に『風来の名門貴族』レイヴン・ミスト・ポルードイ(p3p000066)が口にした言葉にイレギュラーズが目を見開いた。
 こんな発現の仕方は寡聞にして聞き及ばず、当然ながら知られていない。
 だが、仮にクレカの言葉を信じるのであれば、そうとしか思えない。
 この場所が、次層とは別の横穴――余りにも不安定な異空間だとするならば、それは非正常の悪さという事か。
 元より前人未踏なのだ。『果ての迷宮』の深部等というものは。

 じゃあ――
「はぁ。やっと出てこれたよ」
「あー、よかったー! もうどうしようかと思ったもん」
 途方に暮れるイレギュラーズ達に更なる混乱を与えたのは、たった今現れた二人であった。
 二人は各々カストル、ポルックスと名乗った。
 クレカと同じ『果てのあわいに閉じ込められていた存在』だと言う。

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