PandoraPartyProject

ギルドスレッド

スレッドの一部のみを抽出して表示しています。

樹上の村

【RP】小さな祝宴【1:1】(シラス君と)

「これでよし、と!」

ツリーハウスの食卓に並べられたのは、大小いくつかの料理。
普段は自分だけだから、と使っていないスペースのほうが多いこの食卓も、客が来る時は大忙しだ。
ファルカウを取り戻したことでどうにか再開した『フローラリア』から頂いたケーキも並べ、準備は万全。

「後はシラス君を待つだけ、だね!」

ハッキリと時間を約束したわけじゃないので、どうにもソワソワと窓から外を伺ってしまう。
そろそろ来る頃だろうか……ファミリアーには、見つけたら戻ってくるようにと伝えてあるのだけれど……

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
白い花……お祭り……
雨とクマの親子……
シラス君の話してくれたことをひとつずつ思い返す。
依然としてその情景は浮かばないけれど、それを『書いた』覚えはある。

「ああ、ううん、違うの……
 その……ちょっと待ってて」

笑顔で気を遣ってくれた彼を置いて席を立ち、寝室に向かう。
小さな書棚に並べらた本を一冊手にとり、ページを捲る。
これまで自分が日々つけてきた日記。楽しいことも、辛いことも、何でもないようなこともすべて。
兄さんに倣って、自分も付け始めた記録。
『書いた』覚えがあった場所に確かにそれはあった。

「クマの親子と……雨浮草……」

日記を片手に食卓に戻り、改めてシラス君の前に座り直す。

「ごめんね、お話中断しちゃって。
 ちょっと……ちゃんと確認しておきたくて」

もともと、今日来てもらった目的の半分はこれを伝えることだ。
それでも、それが本当のことなのかは自分でも確信できなかった。
したくなかったと言うべきかもしれない。

言えば心配させてしまうだろうか?
それとも、怒られるだろうか?悲しむだろうか?
今日が来るまで色々と考えた。できれば、悲しい思いだけはしてほしくなかった。
それでも、伝えないということだけは考えられなかった。
だって、消えてなくなっていくものは、2人でこれまで作ってきた大切なものなのだから。

意を決して彼を見つめ、言葉を紡ぐ。
できるだけ、不安を表に出さないように。

「あのね……私、記憶が消えていってるみたいなんだ」

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM