ギルドスレッド
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樹上の村
「あはは、確かに昔はシラス君もっと好き嫌い激しかった気がするね。
こうして色々食べてくれるようになったのも、半分くらい私のおかげじゃない?なんて」
本当に自分のおかげかはわからないけれど、美味しそうに食べてくれればそれだけで嬉しいもの。
「そうそう。シラス君しか知らない場所も、私たちで見つけた場所も。
色んな場所があると思うけれど、兄さんにも見せてあげたいからさ」
緊張する、という言葉には「大丈夫だよ!」と続けて。
「兄さんなら大抵のことは興味深く楽しんでくれると思うから。
だって、私は兄さんの話を聞いて冒険に憧れたんだから。どんな場所でも楽しんでくれるよ」
それでも、引き受けてくれたことに安心して息を吐き、
「本当に、こんな結末になるとは思わなかったよ。
私、兄さんとはあの戦いが終わったらお別れだ……ってずっと思ってたもの。
それが、こうやって未来のことを話せるんだから……未だにね、夢の中にいるんじゃないかと思っちゃうくらい」
軽く頬をつねって笑ってみせる。
こうして色々食べてくれるようになったのも、半分くらい私のおかげじゃない?なんて」
本当に自分のおかげかはわからないけれど、美味しそうに食べてくれればそれだけで嬉しいもの。
「そうそう。シラス君しか知らない場所も、私たちで見つけた場所も。
色んな場所があると思うけれど、兄さんにも見せてあげたいからさ」
緊張する、という言葉には「大丈夫だよ!」と続けて。
「兄さんなら大抵のことは興味深く楽しんでくれると思うから。
だって、私は兄さんの話を聞いて冒険に憧れたんだから。どんな場所でも楽しんでくれるよ」
それでも、引き受けてくれたことに安心して息を吐き、
「本当に、こんな結末になるとは思わなかったよ。
私、兄さんとはあの戦いが終わったらお別れだ……ってずっと思ってたもの。
それが、こうやって未来のことを話せるんだから……未だにね、夢の中にいるんじゃないかと思っちゃうくらい」
軽く頬をつねって笑ってみせる。
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ツリーハウスの食卓に並べられたのは、大小いくつかの料理。
普段は自分だけだから、と使っていないスペースのほうが多いこの食卓も、客が来る時は大忙しだ。
ファルカウを取り戻したことでどうにか再開した『フローラリア』から頂いたケーキも並べ、準備は万全。
「後はシラス君を待つだけ、だね!」
ハッキリと時間を約束したわけじゃないので、どうにもソワソワと窓から外を伺ってしまう。
そろそろ来る頃だろうか……ファミリアーには、見つけたら戻ってくるようにと伝えてあるのだけれど……