ギルドスレッド
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樹上の村
自分とシラス君の分の冷製スープを器によそって手渡しつつ話かける。
「ふふ、私もシラス君と一緒に戦えてよかった。
何度も言ってきたけれど、私一人じゃあの結果は絶対に手繰り寄せられなかったもの。
みんながくれた勇気があってこそ、今回の結末にたどり着けたんだ、きっと」
少し思い返すように目を閉じてから、目移りしてる友人に「ほらほら、早く食べないと私が食べちゃうぞ」と笑いかける。
実際は、そんなに食べられないのだけれど。
「深緑の事件は、本当に思わぬことの連続だったよ。
最初は故郷が大変だから頑張らなきゃって思っていたら、兄さんが出てきて……
お手紙送ったの、覚えてる?あの時、思い切ってシラス君に相談してみて本当に良かった。
それから、シトリンクォーツにお話したことも。どれもみんな私に力をくれたもの」
ふっと、安堵するように息を吐いてから言葉を続ける。
「本当に、ありがとね。
……そのうえでね、もう一つだけ、お願いしたいことがあるんだ。
いつか原罪を乗り越えて、兄さんを無事に目覚めさせた時に……一緒に素敵な場所を紹介してほしいなって」
「ふふ、私もシラス君と一緒に戦えてよかった。
何度も言ってきたけれど、私一人じゃあの結果は絶対に手繰り寄せられなかったもの。
みんながくれた勇気があってこそ、今回の結末にたどり着けたんだ、きっと」
少し思い返すように目を閉じてから、目移りしてる友人に「ほらほら、早く食べないと私が食べちゃうぞ」と笑いかける。
実際は、そんなに食べられないのだけれど。
「深緑の事件は、本当に思わぬことの連続だったよ。
最初は故郷が大変だから頑張らなきゃって思っていたら、兄さんが出てきて……
お手紙送ったの、覚えてる?あの時、思い切ってシラス君に相談してみて本当に良かった。
それから、シトリンクォーツにお話したことも。どれもみんな私に力をくれたもの」
ふっと、安堵するように息を吐いてから言葉を続ける。
「本当に、ありがとね。
……そのうえでね、もう一つだけ、お願いしたいことがあるんだ。
いつか原罪を乗り越えて、兄さんを無事に目覚めさせた時に……一緒に素敵な場所を紹介してほしいなって」
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ツリーハウスの食卓に並べられたのは、大小いくつかの料理。
普段は自分だけだから、と使っていないスペースのほうが多いこの食卓も、客が来る時は大忙しだ。
ファルカウを取り戻したことでどうにか再開した『フローラリア』から頂いたケーキも並べ、準備は万全。
「後はシラス君を待つだけ、だね!」
ハッキリと時間を約束したわけじゃないので、どうにもソワソワと窓から外を伺ってしまう。
そろそろ来る頃だろうか……ファミリアーには、見つけたら戻ってくるようにと伝えてあるのだけれど……