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【仮プレ】創世の物語

俺はこの本(せかい)の国について考えてみるか

春の国は全ての始まりの場所、旅人とそれを迎える住民の国
他の国からやって来た旅人はここに集まり、他の国の情報を交換して、そしてそれぞれ望むところへ旅立っていく
春の国からやって来た旅人は、他の国にも新しい風を運んでくる

夏の国は雨と太陽に恵まれた国
山と海に囲まれた、大自然に抱かれた大地
観光名所も多いが、それ以上に未開の地も多い
他の国から癒しを求めてやって来て、そのまま住み着いてしまう者も多いらしい
だが、手付かずの自然は時に予想外の自体を巻き起こすだろう
例えば、大海原に潜む巨大な快魚とか、甲羅自体が巨大な山になっている亀とか
生きている台風とか、蛍のような光を放つ妖精とか


秋の国は恵み豊かな大地
町中を歩けばとにかく美味しそうな匂いが漂ってくるだろう
土壌は豊かで、暮らすにも、遊ぶにも良い所だ
秋の国には商人や農夫が多く、農夫が作った作物を商人が買い取っては、他の国まで売り歩いているらしい
それを狙う化け物や賊も多く現れるようだ

冬の国は厳しくも美しい国
元は古代文明で栄えた大国らしいが、その面影は吹雪と共に少しずつ崩れようとしてる
それを守るために、凍てつかせぬように皆で身を寄せあい、強く生きている
だけど余所者には冷たく、あまり客なんかも訪れないようだ
皆の結束が強い分、掟そのものも厳しい
それを破ると、きっとよくない事が起こるだろう
旅人にとっても、国民にとっても

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