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ギルドスレッド

自由図書館

【1:1】人気のない図書館で

ぽふぽふと、本棚の上に積もったホコリを落とす音。
それを箒で掃きとる音。そして、館内を回る靴音しか聞こえない。

それでも、自由図書館は今日も『開館中』なのだ。
これでも、一応。

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んん……(一通り、高いところのホコリは落としただろうか。大きく伸びをする)

……とりあえず、ちょっと水でも……(掃除に一旦区切りをつけて、小休止をしようという段だ)
(コンコンコン、と3回扉をノックして図書館へ足を踏み入れる)

よぅ、大地に赤羽。
……なんだ、掃除中だったのか?
(ノック音に振り返って)
おヤ、寂しい寂しい図書館ニ、今日初めてのお客さんだゾ、大地。

お前はいつも一言多いんだよ赤羽……あっ、クウハ。(来客の姿を見るなり、コツコツと歩み寄る)
ああ、さっきまで簡単な掃除をしてて、今一休みしようと思ってた所だ。クウハも何か飲む?
(貸出カウンター奥にある、『司書室』のドアを指して聞く)
ん、そうかい。
なら俺もなんか貰おうかね。
(歩み寄って来た大地の頭に手を伸ばし、頭をわしゃわしゃと撫でようと)
えっえっ(頭を撫でられることに軽く驚く。なんで?いや嬉しい方だけども)

ン、ンン(咳払いをすることで、平成を取り繕う)
えっと、俺はお茶にするけど……何がいい?
幻想の市場で売ってたオレンジやりんごのジュースとか、練達で買ったコーラとかもあるけど……。
いやァ、オマエは本当に可愛らしいな。
(大地の反応にくつくつと愉しげに喉を鳴らして)

特に拘りはないが、温かい茶を貰えると嬉しいな。
おいおいクウハ、そんなに大地で遊ぶんじゃねぇヨ。
俺だってイジり倒したくって仕方ねぇのによォ。
……俺、赤羽の玩具でもないんだけどなあ。

ん、最近肌寒いもんな。了解。
(そういうと一度奥に引っ込んで、急須と湯呑が乗った盆を持ってきた)

……えーっと、ここ、どうぞ。
(図書館内の一角、飲食可のスペースの椅子を引く)
遊んでるとは人聞き悪ィな。
いいコを愛でてやってるだけサ。
(意に介せずと言った調子で笑い)

おぅ、ありがとな。
しっかし、ホント……いや、なんでもねェや。
(引かれた椅子に腰掛け、足を組む)
フーン、猫背がちで目つき悪くって陰キャで一度本に夢中になったら全然俺の事無視しやがる大地クンが良いコ、ねェ。
(相手が掛けたのを見ながら、湯呑に茶を注いでいく。湯呑のうちの片方を差し出すと)

なんだ。赤羽もクウハも言いたいことあるならハッキリ言えよ。
(少しムスッとしたが、まあいつものことか、というふうに胸元に『自由図書館司書兼館長』のネームプレートがついたエプロンを外し、自身も座った)
何言ってんだ。コイツはいいコだろ。
だからこそ心配になんだけどな。

碌な死に方してねェ割には擦れた所がない。
馬鹿じゃねェ割にはどこか抜けてる。
付け入る隙があり過ぎる。
悪意がある奴からしたらいいカモだ。
危なっかしいんだよなァ。
(湯呑みを手に取り、口をつける)
……えっ……いや……。
そんなに……俺……いやでもそう……かなあ……。そうかも……。
(言い返すにも図星な点があったのか、お茶と一緒に言葉を飲み込む。焙じ茶のいい香りだ)

そうそウ、元の世界での話になるガ、いずれ俺がコイツを『食う』つもりのモ、気付かねぇでやがったからなァ。
バッカじゃねぇノ、そういう目的がなきャ、この赤羽が人助けなんてするかヨ。
(逆に赤羽は我が意を得たりといった風にウンウン頷いている)
ほーう?
その食うつもり奴が今は保護者か。
見てると護りたくなっちまうもんなァ。
うん、わかるゼ?
(机に頬杖をつき、赤羽をニヤニヤ眺めている…)

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