PandoraPartyProject

ギルドスレッド

自由図書館

【1:1RPスレ】舞台の後の後日談

「はあ……今日も疲れたな……」

「仕事とはいえ、あんな事しなきゃいけないなんて」

「……まあ、仕事は仕事。無事に終わったんだから、良いだろ、うん」

図書館司書たる青年は、ため息とともに扉に手をかける。

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(さて、今日は何から作業をしたものか。……掃除の続きをしよう)

(掃除用具を手に、館内をゆっくり歩く。その背は、扉を向いていて。きっと、すぐも来訪者の顔に気づけない)
(今日は大地君か、なら紳士的に行かないと…紳士的……紳士的になんてできるか!!!なんだあの依頼は許せねぇ!!!!!!)
「お仕事、お疲れ様大地君。ねぇ、あの依頼はなあに?どうしてあの依頼に参加したの?何、ああいう事したかったの?恋愛してみたかったって事?どうして??おかしくない?大地君には番がいるし、俺もいるでしょ?何で欲張ったの?ダメでしょ大地君。俺達の事悲しませるような事しちゃあ」(音もなく彼の背後に忍び寄り抱きしめる。瞳はぐるぐるおめめかもしれない)
……えっ?(誰かが来た、と知覚するよりも先に、背後から回される手。振り向こうとしたがもう遅い)
わっ、ちょっ、離して、くださいっ……!

(何故、どうして、彼がここに?自分は何を聞かれている?何故、彼は怒っている?
わからない、何もわからない!)
「!!!」(離して、の言葉にパッと慌てて離れる。自分の暴走状態を知っているのは彼ではない)
「…っ!ご、ごめん。ちょっと報告書見たら我慢でき、いや、その、心が荒ぶって」(離れた彼は心なしかいつもより小さく見える。しょんぼりお耳としょんぼり尻尾が見えてるかもしれない。海種だけど)
えっ、あっ……大海、さん?
(普段全く聞くことがない声色、だから不意打ちされた直後は気づけなかったが。目の前にいるのは、間違いなく彼だ)

……えっと、あの。報告書って。何が……どういう……?
(ひとまず、落ち着いてもらおうと。書斎から冷えたボトルを持ってきた)
「ほ、ほんとごめんね。いきなりあんな…」(瞳もいつもの通りに戻り申し訳なさそうに眉も垂れている)
「あの、えっと…小芝居しないと出られないダンジョン……だったっけ?その、あれの報告書見てちょっとその」(言葉尻はどんどん小さくなっていく)
とにかく、これ飲んで。落ち着いてください
(水分勧めたのち)

……小芝居しないと進めないダンジョン?
……確かに、俺、最近そういうとこ行きましたけど。……いや、待って。報告書を読んだってことは。大海さんも、ローレットの人、だったんすか
(首を傾げる)
「ん、ああ。ありがとう。ごめんね?」(勧められれば大人しくそれを飲んで、ふぅと一息つく)

「え、ああ。うん、実はそうなんだよ。まだ依頼とかには行ってないんだけどね?」(へらりといつもより元気のない笑顔を見せて)
はあ……そうだったんですね。
(なるほど、ローレットの人間なら、報告書を読んで、自分があの……恥ずかしいダンジョンに行ったことを読んだと言うなら、頷ける。
仮にローレットに属していても、どの頻度で仕事を受けるかは個人の自由だろう。
だから自分が、逆に冒険者としての彼を知らないのは無理もない)

……いや、俺も仕事探しにローレットに行ったんですけどね。たまたま、知ってる顔が複数集まってて。
面白そうだなあって思って、受けてみたら……『コレ』だったんだよ。
仕事である以上は真面目に演じたけど……うん……とても恥ずかしくて、身内に、は……。

(そういえば、大海さん。
今『番』と言った?彼の前で、ダイヤの事を話した記憶はない。
ひょっとしたら自分が不在の間にダイヤが大海を見たのかもしれないが、そうならダイヤは、自分か赤羽にそのことを言う筈だ。
……僅かに、寒気を感じる)
「うん、あんまり表には出ないから大地君が知らなくても無理はないかな?」(そもそも大地や赤羽を追うのに忙しくて余所事所ではないのだが「ああいう依頼」に彼が踏み込むのなら冒険者としての仕事もした方がいいのだろうか)
「なるほど。それじゃあ望んであの状況にって言うより見知った顔がいたから受けた。の方が正しいのかな?」(それならば浮気ではないと思い立ち、彼にいつもの元気が戻ってくる)
(彼はいつもの笑みで大地を見つめている。穏やかに穏やかに)
(……邪推はやめよう。気になるなら後でダイヤに、大海を見たことがあるか聞けばよいのだ。
大海の名前までは知らないかもしれないが、顔だけならどこで合わせていてもおかしくはない。
……けれど、もし、そうではなかったのだとしたら?)

……まあ、はい。
報告書を見たなら、知ってると思うんですけど……なかなか面白いメンバーがいたんで、つい、興味、持っちゃって。

……まさかBLをやることになるとは、思わなかったですけどね……。
(苦笑交じりに、僅かな寒気を堪えた)
(ぴくりと苛立たし気に片眉が動いたような)
「ふふ、そうなんだ。結構女の子もいたのに災難だったねえ」(穏やかにと努めているけれどどうしても攻め立てるような言葉が出るような気がして、いつもよりも言葉少なになってしまう。もっと気の利いたことを言って、もっと話を広げてあげたいのだけれど。なかなかどうして嫉妬心という物は自由の利かない代物で)
まあでも、……女性陣は女性陣で、すごい泥沼劇だったんで……なかなか……見応え、ありましたよ。……演劇としては面白かったですけどね。
(きっと報告書だけでは伝わらないあの空気。鬼気。今でもぞくぞくする。……あの時の感情は恐怖もあったが、今感じている寒気と違って、不快感はなかった筈だ。
……どうして今は、こんなに寒い?)

……まあ、無事に終わったんだから、俺達としては別に良いんですけどね。ホント……四肢切断がどうとかいうプランが出たときはどうなることかと……。
(あれはあれで恥ずかしさこそあれど、大した問題ではない。……事実、必要に迫られて、合意の上の芝居なのだから、演技の上手い下手はさておき、そこを誰かに咎められる理由もない。笑い話の一つであるかのように、軽く言ってのけた)
「ふうん?なんだかんだ言いつつ楽しかったんだ。楽しめる依頼ならよかったねえ…」
「ねえ、それなら……大地君の手足ちょうだい?」(するりと腕に手を置き力を籠める。ぎちりと音がしたかもしれない)

「なんて、俺が言ったらどうなるのかなあ。ふふ、俺もその依頼参加してみたかったなあ」(演技とはいえ好きな人を手に入れられるのだきっととっても幸せな演技ができただろう)
まあ、はい……皆が真面目にやってる分、面白かったというかすごかったというか……。
(なんの気無しに掴まれた腕。しかしそこに込められた力は、)

いっ……!
(痛い、の言葉さえもろくに出てこない。つい、その手を振り払おうとしてしまう)
「ふふ、このまま引きちぎることが出来たら君は俺のものになるんだろうか?」(片腕の力で抵抗を封じる。掴まれた場所は青あざに爪が食い込んだ場所には血が滲んでいるかもしれない。もしもこのままほどくことが出来なかったら、本当に腕が奪われるのでは…?それほどの力が大地を襲う)
何、するんですか……!
や、めて、ください……!
たすけ、て……!
(赤羽、と言いかける口を無理やり閉じる。彼にばかり頼ってはいけない。
腕を引く程度では、きっとどうにもなるまい。身をよじり、身体を振るい、抵抗を続ける。
例え腕が傷つこうとも、まずは彼を引き剥がさなくては)
「助けて、赤羽とか?今日は彼ゆっくり眠ってるのかな。そっか、じゃあ…1人で頑張らないとね」(いつまでもいつまでももがく大地を深海の如き瞳が見つめている。腕の力は緩まず表情は変わらず大地を見つめている)
「どうして君は……」(そう呟いて腕の力を籠める。強く強く。哀れな弱者を甚振る強者の様に)
!?
(自らを『赤羽・大地』と名乗った事こそあれ、彼の前で『赤羽』の名を口にした事は無い。何故彼が、それを)

(抵抗するのも忘れ、呆然と大海を見つめ返す。血のような赤い瞳が、水面のように揺らいでいる)
「?……ああ。そうか、赤羽は彼は君に何も話してないのか。そっか、それは悪いことをしたね」(力を緩め彼の腕に治癒の術をかける。腕にはきっと何も残らないだろう)

「大地君とは最初にあった時以来かな。でもね、ここに本を返しに来たんだよ。その時に赤羽に会ったんだ。彼とは色々な話をしたんだよ。だから君の事も、君の周りの事も良く知っているさ。ああ、いやになるほど良く知っているよ」(知りたくなかった存在も良く知っているよ。揺れる水面の淵に手を添える。優しく優しくまるで先ほどの彼とは別人のように優しく撫でる)
……そう、か。
(どうやら俺が眠っている時に、赤羽が彼の応対をしていたらしい。……赤羽が、大海色んなことを話したと言うなら、色々合点がいくけれど。)

……なんで、大海さん、こんなこと、したんですか。
なんであなたが、怒る必要があるんですか……?

(そうだ、今日の彼は最初に顔を合わせた時から様子がおかしかった。少なくとも、最初に自分に見せた表情とは、まるで別人のようだ)
「……怒る?はは。怒る、怒るかあ。俺は別に怒ってるわけじゃないよ。ただちょっと羨ましいなあとかそういう事を思っただけだよ」(嘘ではない。嘘ではないけれどそんなに穏やかな感情でもないので今日も誤魔化す。欲が行動に出てしまった後だから誤魔化されてくれるか分からないが)
……羨ましい?なんで……。

(何故彼が、その感情を抱く必要があるのかわからない。
自分がそれこそ絶世の美少年ではあればそういう人もいるかもしれないが、残念ながらそうではない。
自分が役者としてプロの道を歩んでいるわけでもない。
……だのに、俺が誰かと演じることを羨むなんて。
まるで、俺が誰かと『そういう仲』になるのを。……芝居とはいえ、拒んでいるようではないか)
「はは。なんでかなあ?なんでだろうね?」(好きだの。愛してるだの。彼には言ってはいけないのだ。俺の運命は彼でも彼の運命は俺じゃない)

「羨ましくて羨ましくて…暴走しちゃった結果、君を傷つけてごめんね?こんな事する予定じゃなかったんだけど…もっと落ち着いてから来た方がよかったね」(本心を隠すのは得意だ。だから大丈夫)
あ……いや……俺の方こそ。心配かけて、ごめんなさい。

(最初とはまるで違うしおらしい様子に、こちらもこれ以上は追求できない。こちらも、細い声で謝ってしまう。
……赤羽であれば『危うくブチ犯される所だったんだゾ、もっと怒れヨ』等と言うだろうか。……眠っている今は確かめようがないが)

えっとあの、さっき『番』って言ってたじゃないですか。
……じゃあ、ここの住人のことも、赤羽から聞いてます?
「ん?ふふ、ううん。いいよ…いいよって言うのもおかしいかな?…ありがとう、俺の事気にかけてくれて」(やはり彼は優しい。優しい彼ならまだ大丈夫。まだいくらでも騙せるし隠せる)

「うん、そうだね。赤羽からは色々と聞いてるよ。君たちの事も、番の事も、ここの淳仁の事も、ね」
そう、ですか。道理で、俺達の事を。
(悪い人では、きっと無いのだ。そう思った。……思い込んだ)

……まあ、落ち着いて考えたら、大海さんの言うとおり、ダイヤはいい顔、しないかもですね。
……いや、あいつなら笑い話にするかもわからないですけど。もし怒られたらちゃんと怒られよっと……。
仕事の張り紙も、今度からもうちょい慎重に読まなきゃですね……。

(自分を運命と呼んだ番を裏切る気はないが、あらぬ誤解を生む行為は避けるべきだ。小さく反省した)
「俺は大地君とも仲良くなりたいんだけど、先に赤羽と仲良くなっちゃってね」(苦笑する。いつか本性がバレたとしても突き放されない様に仮面は完璧に)

「手酷いお仕置きされちゃうかもね?運命の人は大切にしないとダメだよ」(反省している大地の頭を撫でる。撫でられているので良くは見えないがきっと困ったような顔をしているはずだ)
あはは……あいつ、口も性格も最悪でしょう?
災難でしたね。赤羽も俺も起きてる時だったら、もうちょい色々言ってやれたんですけど。最近はそういう時間も少なくて。

……ですね。俺が、守ると決めたんだから。ちゃんとしないと。
(頭に大海の手があるというのに、その目は彼を見ておらず。今頃どこかに出ているダイヤ、彼の事を思っている)
「ふふ、全然?それなりに優しかったよ。まあ口は悪かったけどね。そうなの?2人で1つって言うより1人1人になってきているのかな?」

「……大地君は本当に人を大切にできるんだね。羨ましいよ。でもマナー違反だよ?」(愛すると決めたあの存在が鬱陶しくなる。アレを殺めればとそんな思いが噴出してくる。俺は彼を彼の周りを愛すると決めたのだ。そう深く深く心に刻み込む)
……まあ、そうですね。
でも俺も、赤羽にばっか、頼っちゃいられませんから……。

(だから、と一度息を吸って、吐いて)
……はい。俺を思ってくれる彼を裏切れないし、そうしたくありませんから。
「ふふ、そっか。強くなろうとしてるんだ、偉いね。大地君」(彼に頼られなくなった赤羽ママはどうなるのだろう。ふと疑問が沸くけれど、それはまた赤羽ママに会った時に…)

「うん。運命の人は大事に大事にしてね。じゃないとどうにもできない敵に奪われてしまうからね」(大地の頭から手を離す)
「さて、痛い事もしちゃったけど俺が言いたかったのは浮気はダメだよって事。お芝居でもね?大切な人悲しませるなら俺が奪っちゃうかもよ?」(依頼でもお芝居でもなんでも俺は君に好きだと言えないのに…)
はい。いつか、『赤羽・大地』が『赤羽』と『大地』に切り離された時。
それでも、ちゃんと生きていかないと行けませんから。それこそ、大切なものを壊されないように、強くならないと。

……いや、ほんと。俺達の問題なのに、大海さんにまで心配かけちゃって、本当にごめんなさい。
腕も、もう、痛くないので……大丈夫です…が。
「いいね。かっこいい決意だ。たくさん苦しい事もあるだろうけど、きっと大地君なら強くて大切な人も守れる人になれるよ」

「ふふ、なんていうのかな。俺にとって君「たち」は初めての大切にしたい人だからついお節介?っていうのしちゃうんだよね。……ん、そか。よかった」(苦笑する大海。けれど彼はずっと笑ったままで瞳を見せようとはしない)
はい。……ありがとうございます、大海さん。
俺、これからも頑張ります。
(まっすぐ、大海の方を見ている。紅玉のような瞳は、全く揺らいでいない)
「君は眩しいね。応援してるよ」(2度目ましての大地に好印象を抱いて貰えただろうか。それなら例え自分の心が傷だらけになろうとも仮面を被る意味は嘘をつく意味はあるのだ)(また彼の頭を撫でる。どうか君の決意が揺らぐ事がありませんように)
……はい。
(改めて、力強く頷いた。今の言葉を偽りにしてはならないと強く思う)

……あ、その。そういやあ大海さん。今日はわざわざ、このためだけに、ここに?
(まさか大海が、例の依頼の件で嫉妬しているとは全く思っていない様子だ)
「ん、まあそうだね。うん、うん。俺心配性だから番さんとの仲が悪くなるんじゃないかなって。そう思ったら居てもたってもいられなくてね…」(苦笑して頬をかく。どこからどう見てもお節介だったかな?と心配するお兄さんだ)
あはは……たかだか俺なんかのために、すいません。
……あっそうだ。ちょっとだけ、待っててください。
(わざわざ足労をかけた大海を手ぶらで返すわけには行かない。自室の方へと向かう)
はあ〜〜〜。しんど…(顔を両手で隠してそう呟く。やはり欲をさらけ出せる赤羽の方が遥かに傷は浅いし、笑える気がする)
ダイヤちゃんとやらの解像度が上がればまた変わるだろうか。うーん、もう帰っていいかな?(もう既にぼろぼろである。ヤンデレだからって傷つかない訳では無いのだ。言いたいこと言ったし(本音の1%も言えてないが)、ふらっと居なくなっても構わないんじゃなかろうか)
……帰ろ。これ以上ここにいると本気で彼の腕だの足だの引きちぎりそう(クルリと踵を返し扉へと歩みを進める。優しくていかにも光な大地くんには悪いが大海の心のHPはもはやマイナスだ。逃げても許してくれ)
(紙袋を手に、戒壇を駆け下りてくる。見ればちょうど彼が、踵を返そうとしていたところで)

大海さん!

(今なら間に合うだろうか。大地にしては珍しく、大きく声を張った)
(大声で呼ばれ歩みを止めてしまう。大海の顔はしまったって顔だ。赤羽が見たら爆笑するに違いない。気づかなかったフリして帰りたいが歩みを止めてしまった。だって好きな人名前呼ばれたんだもの。仕方ない。)
(振り向き大地の方を見る。困ったように笑って、手を顔の前に。ごめんねのポーズだ。ここ迄すれば、なにか急用ができたと思うのではないだろうか)
(相手のポーズを見て、どうやらここを去るつもりらしいと勘付く)
あっ……もう帰る感じです?
じゃあこれだけ!

(相手の時間をこれ以上奪ってはならない。小走りで駆け寄って、紙袋を大海へと向けた)
えっと、これ。……豊穣の方のお菓子です。口に合うか、わからないですけど。よかったら。
「ごめんね、急用が出来ちゃって。…お菓子?いいの、みんなで食べたりする分なんじゃあ…」(走ってきた大地の姿に癒されながら逃げられなかった後悔に頭を悩ませつつ会話を続ける。彼はいつだって好きな人には弱いのだ)
いやその、俺、豊穣の方にもよく出入りしてて、そこの人から貰ったんですけどね。
いつもなら3人で食べるんですけど……いかんせん貰いすぎちゃって。

(だから遠慮することはないのだ、という風にそっと紙袋を差し出した)
「……それなら、遠慮せずに貰おうかな?ありがとう大地くん」(一度断ったもののそう言われてしまえば、受け取らぬ訳にはいかない。紙袋を受け取り嬉しそうに笑った)
(彼の笑顔を見て、大地も安心したように微笑んだ。けれど、急用があるという彼を、このままここに縛ってはいけない)

じゃ、大海さん。また、遊びに来てください。
(親しげに別れの言葉を告げると、小さく手を振った)
うん、またね(紛れもない本心だ。どれだけ傷ついてもどれだけ叶わない恋だとしてもいつだって彼の近くにいたいのだ。例え隣りにいられなくても)
「今度が俺もおすすめのお菓子持ってくるよ」(にっこり笑顔で手を振って彼は扉の向こう側へ)
はい、俺もまた、いい本、集めておきますんで。
また、読みに来てください!
(その姿が見えなくなるまで、手を振り見送った)

(もしここまでのやり取りを赤羽が聞いていたなら、こう呟くことだろう)
『馬鹿だナ、大地も大海モ。……二人揃って大馬鹿に改名しちまエ』

(……尤も、今日の赤羽は眠りの淵。この声は大海にも。……大地にすらも、きっと届かない)

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