PandoraPartyProject

ギルドスレッド

自由図書館

【1:1RPスレ】晴耕雨読

……とはよく言うけれど。
俺は雨の日も風の日も晴れの日でも、いつだって本を読んでいたい。

絵本でも良い。小説でもいい。科学読本や、地理の本だってとても興味深い。

自分がそれをする暇などはとても無いけれど、ガーデニングの教本などでも、挿絵を食い入るように見つめてしまうのだ。

……そうして司書の心の赴くままに多種多様な本を集めたのが、この自由図書館だ。
なるだけジャンルに偏りはないよう、取り揃えたつもりなのだけれど……今日ここに来る客も、ここの本に喜んでくれるだろうか?


(ゆっくり置きレス方式で。時期が来たらそっと終了予定)

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
(ぱらり、ぱらり。図書館のカウンターに座した青年が本を広げている。……今現在、誰も利用客が居ないからとサボっているのではない。これでも一応、真面目に『検品』しているのだ。だって、折角入荷した本や寄贈された本に、傷があっては困るから)

(カウンターには彼の読む本の他に、黒いうさぎのぬいぐるみと、『自由図書館司書 大地』と書かれたネームプレートが置かれている)

(空気はこの時期特有の湿気。外は……これから雨になるのか、それとも晴れるのか。如何とも判断し難い雲に覆われている。少なくとも、この首が痛むほどの悪天候ではない)

……よし、これも問題なさそうだ。次。

(彼はそう呟くと、『確認済』と書かれた箱に先程まで読んでいた本を入れ、『要検品』のボックスから、また新たに本を取り出し、読み始める。新たな客が来ない限りは、ずっとこの作業をしているつもりなのだろう)
(きょろきょろと辺りを見回す。時折歩いては立ち止まり。本の背表紙を確認するが「これじゃない……」とまた歩き出す。
狼の獣種の少女の頭の耳が次第に垂れ、元気がなくなってくる。)
ええと……困ったなあ……。こんなに広いなんて……。
大きい図書館だったらあるかなと思ったけど……。見つけられないのは想定外……。
えっとこれは……地図?地理のコーナーかな……。
どうしよう……。
(カーペットを踏み歩く音に気づき、そっと顔を上げる。本の内容を確かめている間に、いつの間にか客人が来ていたらしい。まずは遠目にその姿を確認する)

(白狼の耳尻尾に、ウェーブがかった長髪。小柄な女性……少なくとも、常連の利用客にそのような特徴を併せ持つ人物は居なかったはずだ。しかも何やら、しょんぼり、ウロウロしている……?)

(図書館という場所柄、ここの常連は静謐なる空間を好む者も多く、平素であれば司書たる青年も、それを乱さぬように務めるのだが……あのように明らかに困っている風であれば話は別だ。そっと席を立ち、その人の立つ『地理』のコーナーへ歩みを進め)

(相手は女性で、しかも自分より年下らしい。ならば威圧感を与えないように、柔らかい声音で)

……こんにちは。何かお探し、だろうか?

(狼の獣種の少女に、首から『自由図書館司書 大地』の名札を下げた青年が、こう問いかけてくることだろう)
(名札に目をやり)
あ……、うん……。えっと……司書さん?
司書かあ。ワタシのお師匠先生の偽名も『司書』だなあ。……じゃなくて。
あの……豊穣のご飯のレシピが載ってる本、ある?
えっとオツケモノって言うすごくしょっぱあいご飯のレシピが載ってると嬉しいんだけど……。
しょっぱいから……保存、効きそうで。ダンジョンにも持って行けそうだなあって。
あ……!えっとえっと……これは関係ないか。余計な事言っちゃったかもワタシ。

あと探してる本は一冊じゃないんだけど……。
(そんなに欲張ってあれこれ聞いていいものかためらっているようだ)
そう、俺は赤羽・大地。自由図書館の司書をやっている。

(彼女の言う『司書』……図書館司書としては興味深い呼び名だが、問うのは後だ。今は己の興味よりも彼女の問いに答える時間だ)

『司書』……だと、そのお師匠さんとダブってしまうだろうし。
『大地』でも、好きな風に呼んでくれ。

(フラーゴラの言にゆるく頷いて)

いいや、余計なことなんてないさ。
探してる本のジャンルと、その理由がわかるなら、俺としてもオススメを探しやすい。

レシピ集……は、意外と借りてく人が多いんだ。
だから最近、貸出カウンターの脇……この図書館の出入り口近くに纏めたんだ。
目立つようにポップをつけようかと思ったのが、後回しになってしまってたな……。すまない。

だけど……君には他にも、探しものがあるんだっけ。
だから、1番最後に見ていこうか?

(エプロンのポケットから、メモと鉛筆を取り出し、さらっと書きつける)

ええっと、『豊穣料理・保存食のレシピ』。オーケー。
……他には何を探してる?

(一度に複数冊の本を探す客はそう珍しくないのだろう、顔色・声色を変えることなく問いかけてくる)
んっと……じゃあ大地さんで。
ふむふむ出入口のレシピ集も良さそう……。じゃあそれは後で。
んーと……。お肉は捌けるんだけど……お魚の捌き方の本……とか思ったけど……。探してる理由?ふむ。
お魚の捌き方は料理の幅を広げるためだったけど……厳密にはちょっと違うかも。
えっと好きな人に美味しいもの作ってあげたくて……。
前に聞いたらダンジョンで倒したモンスターを生のまま食べるって言ってたから……。
保存食で、あとボリュームがそれなりにあって……シンプルな単純な味がいいかも。
あとお酒は使わないレシピがいいな……。お酒得意じゃないらしいから。
保存食じゃなくても……モンスターを手軽に調理出来る方法が載っていてもいいのかも……。

……こんな感じでいいのかな?これで探せるのかな……。すごいね司書さんって。
ワタシの知ってる『司書』とはすごさのベクトルが違うって言うか。

あとあの……もう一種類探してるのがあるんだけど……。いいかな?欲張り過ぎかな……?
(話を聞くに、彼女の好きな人はダンジョンによく行く人物……冒険家等なのだろうか?
弁当を持参するに留まらず、ダンジョンで食材を現地調達してしまうあたり、かなり『手馴れている』ように思うが……その人物に少しでも美味しいものを、という気持ちは頷ける)

モンスターの肉を食う……のか。
自分で肉が捌けるのはすごいな……俺は肉屋で切ってくれてあるのをいつも買ってくるから、尊敬してしまうよ。
魚の方も覚えてしまえば、色んなモンスターにも応用が利くかもな。
魚の捌き方も、レシピのコーナーにあったと思うけど……。

(これもまた、後で他のレシピと一緒に探せばいいだろう)

ボリュームも……冒険者とか体を動かす人とかには、欲しいところだよな。
酒は好き好きあるし、仕方ないよなあ。……加熱すれば酒の風味が飛ぶようなやつなら、行けるかな……?

(それに、単純な味。少ない調味料で作れるものがあれば、出先……それこそダンジョン内でもぱぱっと作る事ができそうか?)

流石に、モンスターの調理法は、うちのレシピ集には無いけれど……でも、そういう文化のある地域についての記述……そういうのが参考になるかも。
3番の……民俗学のとこも、この後ちょっと見に行こう。

(言いながら、サラサラ、メモに書きつづる文字が増えていく)
『豊穣料理』『保存食』『ボリューム』『モンスターの調理法(民俗学?)』……いや、モンスターの図鑑も見てみてもいいかも……。となると4番の書架も……?

で、※酒は控える……っと。

(青年の手にしたメモは、このような文字が踊っていた)

あはは……ぶっちゃけアバウトな要望で本をさがしに来る人も多いから……これでもだいぶ絞り込めてるよ。助かる。
俺はまあ、半ば趣味で司書をやってるようなものだから。その『司書』さんにはきっと、及ばないさ。

(しかし『司書』……どうにも引っ掛ける響きだ。図書館ではないいつか、何処かで、そのような名乗りを自分も聞いただろうか……?)

それで、他に探してるもの……って?

(いや、話を彼女の捜し物に戻そう。嫌な顔一つせず、むしろ親身な様子で。彼女の要望をしっかり書き取ろうと、ペンを持ち直す)
お肉は前は捌けなかったんだけど……。えっと、うん。好きな人のために覚えたね……。あとウチのギルドでも取り扱うようになったよ。今度良ければ食べてみる……?

ふむふむお魚が捌ければ応用が……?確かに基礎が出来れば幅が広がるかも。

んーと……シンプルな味がいいって言うのは好きな人が複雑とか繊細な味がわかんないからだね……。だから具体的には丸焼肉ドーン……!みたいなのが喜ぶかも。けどこう……色んなバリエーション食べて欲しいって言うか……。

もう一冊は……戦闘の本。戦術とか、接近格闘術とか、騎兵の本みたいなの……あるかな?うーんすごくアバウトになっちゃった……。『強くなりたい』ってのが根っこにあるんだけど……。騎兵は騎兵隊とかにいるから……。ああそこの隊長が『司書さん』だよ。本の話より……戦術とかのお話し、お互いよくする。
好きこそものの上手なれ、だっけ。
いずれにせよ、覚えて実践したのはすごいな……。(忌憚なく感想を述べる)

確かに、捌いたばっかの肉を豪快にドーン……っていうのもいいけど。好きな人にはいろんな美味しいもの食べてほしいよな。気持ちはわかる。……肉かあ……。
(味を想像して、少しだけ唾液腺が刺激されたような気がする。すぐにそれは飲み込んだ。その間にも、メモには新しく『戦術本』の文字が書かれていた)

うーん……こっちは……軍事のコーナーが良いのかな。
あと一応、格闘技のコーナーも見てみよう。何かの参考になるかも……?

それにしても、そちらの司書さんは武闘派なんだなあ。俺は見ての通りの本の虫だから……なかなかその人のようにはいかないよ。
ふふふ。褒められちゃった嬉しいな……。手先の器用さは自信ある……。
まあ料理はワタシの勝手な……一方的なこだわりみたいなね。見た目も美味しそうなほうがきっと心が豊かになるでしょ……?

ふむ大地さんは武闘は得意ではない……?
そうだね……。『司書さん』……あー、えーと……。ワタシのお師匠先生でもあるんだけど。
(これからはその人を『お師匠先生』って言うね。と付け足し)
うん。戦うの得意だね……。本人一人でも強いけど……。皆をまとめ上げるのがすごく上手。だからチームとか部隊で戦うととってもとっても強いよ……。あととても世話焼き。
ああ、俺も誰かに上げるなら、少しだけでもいいモノを用意してあげたいしな。
(フラーゴラの言葉に、然りとばかりに頷いた)

ああ、俺は舞踏の方はからきしだ。
魔術の方なら……(『赤羽』の名を口にするか迷い、数秒黙ってから、言葉を続ける)魔術の方なら、幾らか『身内』から教わったんだけどさ。
あいつもまあ……纏めるのは得意っちゃあ得意だけど……性格がちょっと、な。

さて、じゃあそろそろ、書架の方に案内しよう。
レシピはまたここに戻ってから読むとして……まずはモンスター食の習慣がある地域の民俗学的な本を……そこを見てみようか?
何か参考になるかも。

(こっちだぞ、という風に、静かに身体の向きを変え、足を運ぼうとする)
あ、うん……。ありがとう。
(促されるままに大地に付いて行く。
時折自分の背のより高い位置の本棚を眺めているが、すぐ大地へ視線を戻す)
ふむふむモンスター食の習慣のある地域かあ……。
匂いの取り方とか……。あと見たことないのだと捌き方すらわからないから知れたらいいな。
あとこう、どうがんばっても食べちゃ駄目な毒のある危険生物とかも載ってたらいいなあ……。

魔術かあ……。大地さんのお師匠先生は性格に難あり……?
そうだな……俺も検品した時にちょこっと読んだだけだけど、海洋なんかは海に面してるから、魚系のモンスターの事も、結構記述があった気がするよ。


……まあ、俺の師匠は師匠というか、同居人というか。
きみの師匠は人望もあるのかもしれないけど、アイツはなんというか……傲慢、天の邪鬼、皮肉屋の三本柱……?
俺はもう慣れたけど、難有りっちゃ難有りかなあ。

まあでも、元の世界では俺、本当にただの一般人だったし。そんな俺をそれなりに戦えるまでには鍛えてくれたし。感謝もしてるよ。

(等と話しているうちに、自分達が最初に目指した書架はすぐそこだ)
ふむふむ……。海のほうはあんまり行ったことないねえ……。
ので結構知らないこと多いね……。

そうだねえ、ワタシのお師匠先生は連絡マメだから……そういうとこも相まって皆着いて来てくれるね。
同居人さん……?
むむ……。それはお喋りするのも慣れるまで難しそうだね……。
そういう態度取っちゃうってのは……他人があんまり好きじゃないのかな?

ふむふむそっか……。色々あるんだねえ……。
(広い図書館だ、と思う。大地に会えて良かった。
一人で探していたら日が暮れていたと思う。)
そっかあ……きみの師匠さんはとても、素晴らしい人なんだなあ。
俺も見習いたいと思うし……アイツには爪の垢を煎じて飲ませてやりたいくらいだ。

(フラーゴラの問には、緩く首を振って)

……いや、あいつは人間好きだよ。下手したら俺よりも。
好きだからこそ、リアクションを楽しんだり、意地悪したり。……そういう困ったやつなんだ

(ため息をついてから、指で背表紙をなぞっていき。ある一点の所で、ぴたりとそれが止まる。傷つかないよう、ゆっくりそれを引き出して)

ん、多分これだ。後で座ってゆっくり読むとしよう。借りて帰ってもいいけど。

次は……生物学……モンスター図鑑のあるコーナーに行こうか。
(爪の垢を煎じてと言う大地を見て)
大地さんが遠い目をしている……。
人間が好き……?ふむ?
……。んー、あれかなあ……。
小さな男の子が好きな女の子にいじわるしちゃう感じ……?素直じゃない……。
ワタシは好きな人だったら……好き好きってやるとか……。とびきり優しくしちゃうけど。

ん。モンスター図鑑行こう……。ありがとう……。
借りることになるかな……?
えっと……インクを使わない……鉛筆でのメモはOK?
読み切れるかも心配なとこある。
(広い図書館。行き先がわからないのでどうしても大地を追いかける形になる。
歩くたび獣種らしい耳や尻尾がゆらゆら揺れる)
あー……そうそう。そんなふうに思ってくれれば。
気に入った人間ほど、どういうリアクションをするか見たいんだろうな。
……その点で言えば、俺も多少は、彼に好かれている……と、思いたい。

ああ、どうぞ借りてってくれ。メモも勿論いいぞ。
ここの常連さんも、テーブルに本を広げながら書き取りや勉強をしていく人もいるし。
(自分は勝手を知っているが、彼女はそうは行かない。動きはキビキビと、しかし客を置き去りにしないよう歩幅を調整する)

ん、こっちだ。
(目当ての本棚を見つけ、そこに入っていく。見れば植物図鑑や動物図鑑などが並んでいる)
あ。図鑑いっぱい……。図鑑楽しいよね……。
絵がいっぱい入ってるから……見やすくて。
重くて大きいのがたまにキズだけど……。

ふむふむふむ……。なるほどねえ。難解な人でも習性がわかればすごく愛おしくなる時あるねえ……。

なるほど勉強かあ……。
お勉強してる人多いと……自分もしなきゃって気になるかも。
ふむ。検討してみようかな……。今度そういうのするのいいかも……。

(興味や好奇心が強く、すぐ何かに視線を奪われて大地と距離が出来てしまう。
大地が待ってくれるので慌てて早歩きで追いかける。
静かな図書館だ。うるさく走り回らないように気をつけて)
(目視でも彼女の様子を確かめる。無事、はぐれさせることなく案内できたようだ)

ああ、図鑑は俺も好きだよ。
知ってるつもりのものでも、想定外の生態があったりとか、単純に見た目の面白いやつのページとかは、何回も見ちゃうし。

……まあ、人間の扱い方っていうか、取扱説明書は流石にないんだけどな。こればっかりは、俺も自分で覚えるしかないや。

(言いながら、またも指で、図鑑のコーナーの背表紙を追う。混沌昆虫図鑑、混沌動物図鑑、混沌植物図鑑……)

ん、これかな?
(よっと、と引き出して中をパラパラめくる。モンスターの挿絵が大きく、かつ丁寧に描かれたものだ)
ぴったりの見つかったかな……?ありがとうね……。

絵とか写真とかってすごいよねえ。こんな生き物いるのかな?って思って実際会ったら本当だったとかあるねえ……。
(中身をざっくり見て)
ん、食べていいやつも、毒があってヤバイやつも注釈ついてるし……多分これで合ってると思う。

(丁寧に図鑑を抱えて)

ああ、知ってるつもりになってたことを、ちゃんと教えてくれたりもするからな。調べるのはやっぱ大事だよ。

さて、あとは……戦術とかのやつ……だったな(ポケットからメモを取り出し、確認する)
ん。助かる……。種類似てるけど……食べちゃダメっての乗ってるみたいだね。

戦術のはどうしよう……?すごくふわっとした希望だったけども……
ん、それなんだけど……。
陣形とか隊列とかくださいそういうのが知りたいなら軍事のコーナー。

型とか、受け止め方とか、柔軟な動きとか。そういうのをお求めなら、スポーツの……の中でもよりプロフェッショナルな。武闘のコーナーに案内しようと思うけど。どっちが必要かな?
ふむ……?陣形のは……たまにだし……。大きな戦の時にしかつかわないから……。
まずは後者の受け身とかなのかな?スポーツ寄りのほうで……。
個を強くして貢献したいかなまずは……。
ん、わかったよ。だったらこっちだ。7番の本棚。
(迷いなくのしかしけして速歩きにならないように、目的の本棚に歩いていく)
ああ、こっちだぞ。ここを曲がれば、すぐだ。
(その言葉通り、目的の本棚まではそう遠くは無かっただろう。)

柔道とか……ボクシングとか……空手?
とにかく、色々あるけれど……。

(剣術などであれば、フェンシング等の教本もあるが。どうだろう、と彼女に目配せ一つ)
そうだな……。接近格闘術だと……柔道とか空手のほうが近いかな?
フェンシングは……ワタシじゃないなあ……。
(思い焦がれるクローク姿を頭に浮かべ)
剣道とかのほうかな……?
軍隊のCQBとか……CQCとかそういうのあるかな?シラットとかそんな感じ?
(流石は司書だなと感心しつつ。大地の自分の家のようだと空想するがまさか住んではいないだろう。後でそれとなく聞いてみよう)
軍隊の……そういう体術的なのは、流石に置いて無いかなあ。
……今度、その手のものも取り寄せておこう。

柔道とか空手とか、そっち系統は豊穣からも集めてきたけど……。

(一応、これと、これ。表紙を見せる。)
いいの……?ありがとう……。そんなことも出来るんだね。

えっとじゃあ豊穣の武術の本と……柔道の本で
(2冊を指差す)
ん、贔屓にしてる本屋さんがあるから、そこにいつも注文してるんだよ。
特に幻想、練達、豊穣あたりはよく回ってくるから……。

まあ、俺の趣味の本だけ買ってくことも多いんだけどなあ
(口だけでなく手も動かして、指定された2冊をそっと引き出した)

ん、じゃあカウンターの方に戻るか。
レシピ集があるのはそっちの方向だし……読むなら、テーブルもちょうどあるし。
うん、ありがとう……。じゃあ行こうか……。
あ。えっと……会員登録?とかいるのかな……?
ここでは初めて借りる。

ふふ。それはちょっとわかるな……。
ワタシのギルドも商売繁盛するような品起きたいけど……結構趣味入るから……。
趣味と実益を兼ねてるって言うの?
会員票……みたいなのは作らないけれど、貸し出し表と、本の裏表紙捲ったとこに、貸し出しカードが入ってるから……あとでそこに名前を書いてもらえるかな。
詳しい手続きはまたその時に言うよ。

(そう言う間に、カウンターにあっという間にたどり着き、これまでピックアップしてきた本を一旦そこに置いた)

そうそう……本も好きだけど、最近ちょっと文房具とかも気になっちゃってさ。
うちにもちょこっとだけ置いてるんだよ。
カードに記入する方式だね……。わかった。

ふむ、文房具……?どんな?
(そういえば最近知り合った人が文房具屋さんだなと思い出しつつ)
んっと、季節の花を閉じた栞とか、光るインクとか、そういうのが多いかなあ。

ああ、そうそう、レシピレシピ……っと。
(『作り置きレシピ』『今話題の豊穣グルメ』『アウトドアグルメ』など、何冊かピックアップしていく)
へえ……?素敵だねえ。それも興味あるけども……。じ、時間が足りない……。
うーんまた今度見たいなあ……。返却しに来た時にでも?

あ、豊穣グルメやアウトドアグルメ良さそう……。
ああ、また今度時間がある時にじっくりと見てくれればいいよ。

(そう言って、レシピのページを一部見せる)

あったあった。この漬け物……とかは、たくさん作ってもそこそこ日持ちするし、たくさん汗を書いたあとの塩分補給にもいいと思うな。おにぎりの具にしても美味いよ。

他にも色々載ってるけど……ここで全部内容を言ってしまうと、読む楽しみが失せてしまうかも。
ふーむ……。大地さんって豊穣のレシピ詳しいのかな……?
オツケモノってこれかあ……。
おにぎりも持ち運びに向いてそう。ふむふむ。

ん。じゃあ持ち帰って読む時の楽しみにする……。
大地さんはここに勤めてるって感じかな……?
あ、えーと……すごく馴染んでるから図書館で暮らしてるように見えちゃって……。
ん、ああ。詳しいってほどでもないよ。豊穣には好きでよく通ってるけど……。
……強いて言うなら、故郷の文化が、再現性東京と豊穣を足したり引いたりしたような感じかな。

(フラーゴラの疑問にも、嫌な顔ひとつせず応える)
ん?ああ、勤めているというか……ここは私立図書館兼、俺の住居って感じだよ。
だからその、『図書館で暮らしているのか』と言われれば、実際その通りだ。
住居スペースは2階にあるんだけどさ。

……じゃ、貸出の手続き、サクッとやってしまおうか。

(そう言って、自身も貸出カウンターに就いた)
へえ……。再現性東京と豊穣を……?面白そう。行ってみたいかも。
……異世界渡航、かあ。
(思う所があるようで少しだけぼうっと考え込んだ)

えっ、あっ、住んでたの……??そーなんだ……?!
まさかとは思ったけど、まさかのだった……。

あ、うん。色々ありがとうね……。すごいお世話になっちゃった。
……司書さんってチップ、いるかな?
そう、まさかの住人なんだよ。
本好きにとっちゃあ、ここは天国そのものだけども。
(少しだけおどけて笑って見せる)

……実はここ、俺以外にも何人か住んでたりするんだけど。
基本的に日中は、俺以外の『人間』は居ないんだよ。
図書館の利用客は別にして、さ。
(言いながら、台帳などにサラサラ必要事項を書いていく。そしてフラーゴラに、空欄を指差し)

えっと、後はこことここと、これに君の名前を書いてくれれば大丈夫だ。
ん、チップは要らないよ。それはまあ、今度ここの文房具を買う時にでも取っておいてくれ。
なるほどワタシにとってのお宝に囲まれて暮らしてるみたいなものかなあ……。
(大地に指示された空欄に自分の名前を書き込みながら)

『人間』はいない……?えっと……?
夜はもっと住人さん達がいるのかな……。

ん。じゃあお金は文房具買うとき用にしまっておくね。
そうだな、ここは俺にとっちゃ宝の山でもある……し、大事な家でもある。

最初は俺しかいなかったけど、色々あって住人もちょっと増えてさ。
今は二人共仕事だの勉強だので出払ってるけど、夜には他の住人も帰ってくるよ。

……よし、これで手続きは完了だ。
本を持ち帰る用の紙袋もあるけど、使うか?
ふむ……?なんだか楽しそう……。

あ、そっか袋持って来なかった……。
えっと使っていい……?
ん、今度君が来た時に彼女らがいたら紹介するよ。

ああ、勿論構わないよ。
一度に十冊くらい借りてく人も、たまーにいるし。
(本を一冊一冊、紙袋に折り曲がらぬように入れていく)

ん、これで大丈夫。
今日は天気もいいし、この袋も少しの雨くらいだったら平気なやつだけど。気をつけて帰ってな。
(そう言って、そっと袋を手渡す)
(住人さん女の子なんだ、と思いながら)

ん。ありがとう……。じゃあ次は本、返却の時に会えるかな?
今日はありがとう……すごく助かった……。
じゃあね……。
(そう言って図書館を後にした)
うん、力になれたなら何よりだ。
ああ、どうか、本とともに良き一日を。

(そう言い、去りゆく背中を送り出す。今日送り出した本が、彼女の助けとなることを願った)

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM