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雪鳥の落し物
そうなの。故郷を発ったとき、右も左もわからなかったころ。
夜毎輝くそのひかりを頼りに、ずっとずっと歩いていたの。
(誰もが寝静まるそのうちに、目的も無く、ただ)
(ひかりさす方へ。其処に救いがあるのだと信じて)
(其れを口に出す事は憚られたから、甘い飲み物と一緒に飲み込んで)
あなたの贈り物、すてき。
そうして、みんなのことを助けていたんだね。
……えと、
(嗚呼、でも、其れならば)
(彼女の望み通りにしなければ。でも、でも)
(逡巡。徐々に、徐々に染まっていく頬)
(耳の先まで赤くなったころ。ちらりと雪鳥を伺い乍ら、そうっと唇をひらいて)
…………ぽ、ポー。
(ちいさく、ちいさく。呼ばう声は、彼女に届いただろうか)
夜毎輝くそのひかりを頼りに、ずっとずっと歩いていたの。
(誰もが寝静まるそのうちに、目的も無く、ただ)
(ひかりさす方へ。其処に救いがあるのだと信じて)
(其れを口に出す事は憚られたから、甘い飲み物と一緒に飲み込んで)
あなたの贈り物、すてき。
そうして、みんなのことを助けていたんだね。
……えと、
(嗚呼、でも、其れならば)
(彼女の望み通りにしなければ。でも、でも)
(逡巡。徐々に、徐々に染まっていく頬)
(耳の先まで赤くなったころ。ちらりと雪鳥を伺い乍ら、そうっと唇をひらいて)
…………ぽ、ポー。
(ちいさく、ちいさく。呼ばう声は、彼女に届いただろうか)
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とある旅人が故郷のカフェを再現したというお店。
屋根付きの縁側と、渋〜いお茶が人気だとか。
和菓子は勿論、普通にコーヒーやジュースも出てくる。
おやつ時を少し過ぎ、客足が落ち着いてきた頃。
店内の奥のテーブルには、白髪の少女が1人。
そわそわした様子で、誰かを待っているようだ。
* * *
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ノースポールとエーリカ・マルトリッツさんとの1:1スレ。
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気まぐれゆるゆる運行。