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雪鳥の落し物
(ヒトは誰しも痛みを抱えているものなのだと、特異運命座標に選ばれてから、徐々に学んできた)
(痛み故に誰かを傷付けること、啀み合うこともあるのだと)
(故に影は大きく驚かなかった。其れよりも)
(彼女が其れでも尚零してくれた欠片たちを、ひとつとて零してはならないのだと。そう、思った)
あなたの傷は、未だ熱を持って疼くのかもしれない。
でも…………騎士さまと、たいせつなひとが。
再び血が噴き出してしまうことがないように、きちんと塞いでくれた。
(思い出すたびに、傷痕は痛みを齎すのかもしれない)
(でも、そう。其の度優しく塞いでくれるひとがいる)
(何より、其処から目を逸らさないと、彼女自身が決めたのだから)
痛みと向き合うこと。それは……みんなができることじゃ、ない。
こうして、わたしに話してくれること。
それが、とてもたいへんなことなんだって、……わかるから。
(だから。だから、話してくれて。こうして聞かせてくれて、ありがとう、と)
(初めて出会った頃よりも。幾分、少女らしさを湛えた微笑みを浮かべて)
(痛み故に誰かを傷付けること、啀み合うこともあるのだと)
(故に影は大きく驚かなかった。其れよりも)
(彼女が其れでも尚零してくれた欠片たちを、ひとつとて零してはならないのだと。そう、思った)
あなたの傷は、未だ熱を持って疼くのかもしれない。
でも…………騎士さまと、たいせつなひとが。
再び血が噴き出してしまうことがないように、きちんと塞いでくれた。
(思い出すたびに、傷痕は痛みを齎すのかもしれない)
(でも、そう。其の度優しく塞いでくれるひとがいる)
(何より、其処から目を逸らさないと、彼女自身が決めたのだから)
痛みと向き合うこと。それは……みんなができることじゃ、ない。
こうして、わたしに話してくれること。
それが、とてもたいへんなことなんだって、……わかるから。
(だから。だから、話してくれて。こうして聞かせてくれて、ありがとう、と)
(初めて出会った頃よりも。幾分、少女らしさを湛えた微笑みを浮かべて)
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とある旅人が故郷のカフェを再現したというお店。
屋根付きの縁側と、渋〜いお茶が人気だとか。
和菓子は勿論、普通にコーヒーやジュースも出てくる。
おやつ時を少し過ぎ、客足が落ち着いてきた頃。
店内の奥のテーブルには、白髪の少女が1人。
そわそわした様子で、誰かを待っているようだ。
* * *
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ノースポールとエーリカ・マルトリッツさんとの1:1スレ。
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気まぐれゆるゆる運行。