ペーシュ・メルバのプレイングをおいていくよ！

（暫く羞恥のあまり轟沈していたが、ややあって）
（むくりと起き上がれば、書き直した草案をすすすと卓の中心に差し出すのであった）

（照れ混じりの微笑みばかりは、隠す事が出来なかったけれど）

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【99】
凌霄花
木苺、ブルーベリー

空を凌ぐ花を選んだのは
眩いばかりの日々を与えてくれる彼らに、とても似合いだと思ったから

顔を晒していることも
”おともだち”とおでかけにも慣れなくて
緊張して手が震えて、声も上擦ってしまうのが恥ずかしい

……わ、わ
みんなじょうず

知らない食べ物はまだまだいっぱい
それだけのことなのに、胸がどきどきする

甘く煮詰めた瑞々しい桃
つめたいアイスクリームに甘酸っぱい木苺のソース
頬張ったなら、ひんやり、あまあま、ゆめみたい

あんまりおいしいものだから
表情まで思わずとろけてしまいそう
微笑み混じりの四人の視線に、慌てて顔を赤くして俯いた

う、うん
あまいもの、すき
それから、……み、みんなのことも
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（300）