ペーシュ・メルバのプレイングをおいていくよ！

場所を用意してくれて、ありがとう。
おともだちとおでかけなんて、緊張してしまうけれど。
さそってもらえて、うれしい。どうぞ、よろしくね。

……器、じょうずにつくれるかな。
みんなの器を見るのがたのしみ。

あっ、そ、それでね。
わたしからも、仮の草案を。

（告げて、そろりと紙片を机の上に広げた）

- - - - - - - - - - -
【99】
凌霄花
木苺、ブルーベリー

顔を晒していることにも、こうして”おともだち”とおでかけしたりすることにも慣れなくて
緊張して手が震えて、声も上擦ってしまうのが恥ずかしい

……わ、わ
みんな、じょうず

そのままでもおいしい桃をお菓子に変身させたら、どれだけおいしいものになるのかな
知らない食べ物がこのせかいにはまだいっぱいある
それだけで、なんだかどきどきする

甘く煮詰めた瑞々しい桃、つめたいアイスクリームとちょっぴりすっぱい木苺のソース
頬張ったなら、ひんやり、あまあま、ゆめみたい

あんまりおいしいものだから
表情まで思わずとろけてしまいそう
三人と目が合ったなら、慌てて顔を赤くして俯いた

……お、おいしくて、つい
- - - - - - - - - - -
（300、みんなの草案次第で調整していくつもり）