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ギルドスレッド

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水面にて。

散歩道

家を持たぬ艶蕗は、暇な時はその辺りをそぞろ歩く。
書籍の類を持っている場合はその辺に適当に座って読む。
ともかく屋外に居る事が多い。

宿代をケチるため。大小様々な悪さをしているので一所に長居するのは少々のリスクを伴うため。そこかしこにいる地縛霊や浮遊霊の類との語らいを無聊の慰めとするため。及び現世の住人とは全く違う視点と立場を持つ彼らの知見を独自の情報網の糧とするため。一人でじっとしているとどうにも暗くなってしまうから。など、と、理由は色々とある。
何にせよ、艶蕗はよく散歩をしている。
昼夜を問わず。国も地方も問わず。水辺なら河童の姿で、それ以外はたいてい人の姿で。

行き会うこともあるだろう。


・RPスレッド
・基本的には艶蕗が一人で上述の様なあれこれをしているだけです。
・もしも気が向いたなら、行き会って話しかけてやって下さい。

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私もそれ以上のことは知りません。
ただ、なにか普通ではない様子でしたので声をかけさせていただきました。
(自殺なら止めようかと思っただけ、と緩く首を振った。
虚空を撫でる指先にじっと目を細めて)

……浄土であれば、きっと浄土の中にも地獄はあるのでしょう。
ただ、私は思うのです。『我々に任せてしまえばよかったではないですか。』と。
争いも虚しさも我々に任せてしまえば宜しかったではありませんか。
なぜ、人に預けたはずの『領域』に踏み込むのですかと。
(そして艶蕗の最期を聞き、目を伏せた)
……ごめんなさい。一度体験した方に告げるにはあまりに傲慢でした。
ただ我々は、貴方達が満たされぬのが口惜しいのです。その為の道具ですから。

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